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入校日の案内に「適性検査」と書いてあって、『テストみたいに落とされるのかな』と心配になっていませんか。初めて聞く言葉だと、身構えてしまいますよね。
結論から言うと、車校の適性検査には「免許を受けるための適性を確かめる検査」と「運転のくせを知るための検査」の2種類があります。前者は視力などの基準、後者は性格診断のようなもので、合否を決めるものではありません。
この記事を読めば、当日の内容と結果の受け止め方、落ちる心配がある所とない所が分かります。
車校の適性検査とは?2つの検査をまとめた呼び方
車校の適性検査とは、入校の時に受ける2つの検査をまとめた呼び方です。1つは視力や色の見分けなど、免許を受けるための条件を確かめる検査。もう1つは、性格や判断のくせを知って教習に生かすための運転適性検査です。
車校(自車校とも呼ばれます)の案内では、どちらも「適性検査」とひとまとめに書かれていることが多いです。だから『結局なにを調べられるの?』と分かりにくいんですよね。
まずは2つの検査を並べて見てみましょう。
| 比べること | 視力などの適性の確認 | 運転適性検査(性格診断) |
|---|---|---|
| 何を見るか | 視力、色の見分け、聞こえ方など | 性格や判断のくせ、動作の特徴 |
| 決まりの元 | 道路交通法施行規則の適性試験の基準 | 警察庁の教習の標準 |
| 合否 | 基準に届かないと教習や免許に進めない | 合否はない |
| 結果の使い道 | 入校の条件や運転の条件を確かめる | 一人ひとりに合った教習に生かす |
『性格で落とされたらどうしよう』と思っていた方は、ここで少しほっとできるはずです。合否が関わるのは、視力などの確認の方だけなんです。
法令の「適性試験」とのつながり
道路交通法では、運転免許試験は「適性」「技能」「知識」について行うとされています。このうちの「適性」が、視力や色の見分けなどを確かめる試験です。
車校の入校日に視力などを測るのは、この基準に届いているかを先に確かめておくためです。仮免許をもらう時にも、学科試験と一緒に適性試験を受けます。
運転適性検査は警察庁の教習の標準で決まっている
もう1つの運転適性検査について、警察庁の教習の標準は「入所直後の教習生に対し、性格等に関する運転適性検査を行わせ、教習生個々の特性に応じた技能教習を行わせること」と定めています。
つまり、教習を始める前に自分のくせを知り、それに合った教え方をしてもらうための検査です。車校がなんとなく行っているものではなく、教習の流れの中に組み込まれているんですね。
「適性テスト」「運転適性検査」「性格診断」など、呼び方は車校ごとにさまざまです。名前が違っても、ここで紹介した2種類のどちらかに当てはまると考えておけば大丈夫です。
「免許の適性」と「運転のくせ」を目的と結果の使い方で分けてみる
2つの検査は、目的も結果の使い方もまったく違います。視力などの確認は「運転してよい状態か」を見るもの、運転適性検査は「どう運転しがちか」を知るもの。分けて考えると、結果に振り回されなくなります。
適性検査の結果が気になって検索する方は、たいてい性格診断の方の結果で悩んでいます。ただ、2つをごちゃまぜにすると『運転に向いていないと言われた』と受け取ってしまいがちなんです。
そこで、目的と結果の使い方で分けた表を作りました。
| 見方 | 視力などの適性の確認 | 運転適性検査(性格診断) |
|---|---|---|
| 目的 | 安全に運転するための見え方や聞こえ方があるか | 自分の運転のくせを先に知る |
| 結果の出方 | 基準に届いているかどうか | 項目ごとの傾向やランク |
| 結果を見る人 | 車校、仮免や本免の時は試験場 | 自分と教官 |
| 結果を受けて変わること | メガネなどを使う、受け直す | 教官の声かけや練習のポイント |
| あとで使う場面 | 仮免許や本免許の適性試験 | 第二段階の学科での振り返り |

結果を使うのは「自分」と「教官」
運転適性検査の結果は、合格か不合格かを決める材料ではありません。教官が教え方を考える手がかりと、自分が気をつける所を知る手がかりになります。
例えば、判断が速い代わりに確認が抜けやすい傾向が出た人なら、教官は確認の声かけを多めにするかもしれません。慎重すぎる傾向が出た人なら、「もう少し早めに動いて大丈夫ですよ」と背中を押してもらえることもあります。
第二段階でもう一度出てくる
教習の標準の学科(二)には、「適性検査結果に基づく行動分析」という項目があります。入校日に受けた検査の結果を、第二段階の学科でもう一度振り返るんです。
入校日に結果をもらったら、なくさずに取っておきましょう。路上に出たあとに見返すと、『ここに書いてあったのはこういうことか』と腑に落ちることもあります。
- 基準に届かないと先に進めない
- メガネやコンタクトで届けば大丈夫
- 仮免許や本免許の時にもまた確かめる
- ランクの高い低いで合否は決まらない
- 結果だけで運転の上手下手は決まらない
- 他の人の結果と比べる必要はない
自車校の適性検査は何する?当日の内容と受け方
当日は、受付のあとに視力などの確認と運転適性検査を受けるのが一般的です。視力などの確認は指示どおりに受け、運転適性検査は深く考えずに直感で答えれば大丈夫です。
『自車校の適性検査って、具体的に何するの?』という声もよく聞きます。内容は車校によって少しずつ違いますが、大まかな中身は次のとおりです。
視力などの確認の内容
道路交通法施行規則では、普通仮免許の適性の基準を次のように定めています。入校の時の確認も、この基準をもとに行われることが多いです。
| 確かめること | 普通仮免許・普通免許の基準 |
|---|---|
| 視力 | 両眼で0.7以上、かつ一眼でそれぞれ0.3以上(メガネやコンタクトでの矯正視力を含む) |
| 色の見分け | 赤色・青色・黄色の識別ができること |
| 聴力 | 10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること(補聴器を使った聴力を含む) |
一眼の視力が0.3に届かない人や、一眼が見えない人は、もう一方の眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上あれば基準を満たします。ちなみに、遠近感を測る深視力の検査は大型や中型などの免許が対象で、普通仮免許では行われません。
体の動きについての基準もあり、心配なことがある人は、入校前に車校へ相談しておくと安心です。視力検査のくわしい中身は車校の視力検査の基準は?で紹介しています。
運転適性検査(性格診断)の内容
運転適性検査は、質問に答える形や、決められた時間で簡単な作業をこなす形などで行われます。どんな検査を使うかは車校によって違います。
質問はたとえば「急いでいる時、ついイライラしてしまうか」のように、ふだんの考え方や行動を聞くものです。正解・不正解はないので、思ったとおりに答えるのがいちばんです。
当日の受け方の流れ
- 受付で手続きをすませ、案内された部屋に入る
- メガネやコンタクトを使う人は、つけた状態で視力などの確認を受ける
- 運転適性検査の説明を聞き、時間内に答える
- 結果は後日か、学科や教習の中で返してもらう
結果がいつ返ってくるかは車校によってまちまちです。その日のうちに説明がある所もあれば、何日かあとに教習の中で渡される所もあります。
- ふだん使っているメガネやコンタクトを持った
- 運転適性検査は直感で答えると決めておいた
- 筆記用具を入れた
- 入校日の流れを車校の案内で確かめた
入校日全体の流れは車校の入校式は何する?で、申し込みの手順は車校の申し込み方法で紹介しています。

車校の適性検査の結果の見方|性格診断のランクはどう受け止める?
運転適性検査の結果は、数字やアルファベットのランクで出ることが多いです。ランクが低くても「運転してはいけない」という意味ではありません。どの項目で何に気をつければいいかを読むのがコツです。
結果の紙に「E」や「3のc」と書いてあると、『これって悪いの?』と気になりますよね。実は、結果の表し方は検査の種類によって違うので、同じ「C」でも意味が同じとは限らないんです。
だからこそ、他の人の結果と比べるより、自分の結果についている説明を読むのがいちばんの近道です。
結果を読む時の3つの順番
- 総合の評価より先に、項目ごとの説明を読む
- 「気をつけたいこと」と書かれた項目に印をつける
- 印をつけた項目を、教習でどう意識するかを1行で書いておく
例えば「せっかちな傾向」が出たなら、「交差点では一呼吸おいて確認する」と書いておく。こんなふうに、行動の言葉に直しておくと教習で思い出しやすくなります。
結果の出方別の受け止め方
| 結果の出方 | よくある受け止め方 | おすすめの受け止め方 |
|---|---|---|
| 総合のランクが低い | 運転に向いていないのかも | 気をつける項目が多いだけ。項目ごとの説明を読む |
| 総合のランクが高い | もう安心だ | 自信を持ちつつ、慣れた頃の油断に気をつける |
| 特定の項目だけ目立つ | 性格を否定された気がする | その項目だけ、教習で意識する行動を決める |
| 意味がよく分からない | 調べても出てこない | 教官や受付に「この項目はどう気をつければいいですか」と聞く |
ランクの意味が分からない時は、ためらわずに聞いてしまいましょう。例えば、こんな聞き方があります。
「適性検査で、判断の項目が低めに出ました。教習ではどんなことを意識すればいいですか」
教官にとっても、教習生が自分のくせを気にしているのは教えやすい材料です。遠慮しなくて大丈夫ですよ。
結果は教習の中でどう生かされる?
教習の標準には、運転適性検査の結果をもとに「教習生個々の特性に応じた技能教習」を行うと書かれています。どこまで細かく反映するかは車校や教官によって違いますが、教え方の手がかりにはなっています。
自分の結果を知っておくと、教官のアドバイスの意味もつかみやすくなります。『だから確認を何度も言われるのか』と分かれば、指摘も前向きに受け止めやすいですよね。
結果のランクだけを見て落ち込み、項目ごとの説明を読まずにしまってしまうことです。せっかくの「自分の取扱説明書」がもったいないので、気をつける項目だけでもメモしておきましょう。
車校の適性検査で落ちることはある?
運転適性検査(性格診断)で落ちることはありません。落ちる可能性があるのは、視力や色の見分けなどの基準に届かなかった場合です。その場合も、メガネなどで基準に届けば先に進めます。
『車校の適性検査で落ちる人っているの?』という不安は、とても多いです。ここは2つの検査で答えが分かれるので、表で確かめておきましょう。
| 検査 | 落ちることはあるか | 届かなかった時の動き方 |
|---|---|---|
| 運転適性検査(性格診断) | ない | 結果を教習の参考にする |
| 視力 | 基準に届かないことはある | メガネやコンタクトで測り直す、車校に相談する |
| 色の見分け | 基準に届かないことはある | 車校に相談する |
| 聞こえ方など | 基準に届かないことはある | 車校や運転免許センターの相談窓口に聞く |
視力が届かなかった時
入校の時の視力の確認で基準に届かなくても、メガネやコンタクトを使って届けば大丈夫です。施行規則の視力は、矯正視力を含むとされています。
例として東京指定自動車教習所協会は、入校資格の視力を「片眼で0.3、両眼で0.7以上(コンタクト又は眼鏡使用可)」とし、教習所によって多少違うとしています。ギリギリの人は、入校前に眼鏡店などで測っておくと当日あわてずにすみます。
体のことで心配がある時
体のことで免許に条件が付くかもしれない時は、運転免許センターの運転適性相談を受けてから教習を進める流れがあります(例として富山県警察の指導要領)。心配な時は、申し込みの前に車校へ相談してみてください。
仮免許の時にもう一度ある
入校日の確認を通っても、仮免許をもらう時には適性試験をもう一度受けます。施行規則では、適性試験と学科試験を技能試験より先に行い、どちらかに届かないと他の試験は行わないとされています。
さらに、仮免許の有効期間は「適性試験を受けた日から起算して6か月」です。入校日から時間がたって視力が変わったかもと思ったら、早めに測っておきましょう。
- 入校前に眼鏡店などで今の視力を測っておく
- 使うメガネやコンタクトを入校日に持っていく
- 視力が変わったと感じたら、仮免の前に測り直す
- 体のことで心配があれば、申し込み前に車校へ相談する
車校の適性検査についてよくある相談
よく読まれている相談は「最低ランクだったら運転をやめるべきか」「ランクが高いのはいいことか」「結果で教官の指導は変わるか」の3つです。どれも、結果を自分の注意点として使えば十分という答えになります。
Yahoo!知恵袋に寄せられた車校の適性検査の相談から、よく読まれているものを選んで要約しました。
相談1:最低ランクのEだった。車に乗るのはやめた方がいい?
入校日の適性検査で、いちばん下のランクが出てしまった。運転すること自体をあきらめた方がいいのか、という相談です。とても多く読まれていました。
結論から言うと、運転適性検査のランクで教習や免許が止められることはありません。この検査は合否を決めるためではなく、気をつける所を知るためのものです。
ランクが低かった人は、気をつける項目が多かったということ。項目ごとの説明を読み、教習で意識する行動を1つずつ決めていけば大丈夫です。
相談2:「5A」と出た。これはいい結果?
数字とアルファベットの組み合わせで結果が出て、平均より上なのか知りたい、という相談です。「3のc」と出た人からも似た質問がありました。
ランクの意味は検査の種類によって違うので、他の人の書き込みと比べても答えは出にくいです。結果の紙の説明を読むか、教官に聞くのが確実です。
ランクが高かった人も、油断は禁物です。慣れてきた頃に確認が雑になるのは誰にでも起こることなので、項目ごとの注意点は同じように読んでおきましょう。
相談3:結果を見て、教官は指導の仕方を変える?
自分は神経質でくよくよしやすいと結果に出た。教官はそれを見て教え方を変えるのか、という相談です。
警察庁の教習の標準では、運転適性検査の結果をもとに一人ひとりの特性に合わせた技能教習を行うとされています。どこまで反映するかは教官によりますが、結果は教え方の手がかりになっています。
気になる所があれば、自分から「緊張しやすいので、ゆっくり説明してもらえると助かります」と伝えてもかまいません。伝えておくと、お互いに教習が進めやすくなります。
相談4:自己中心的な傾向が高いと出てショックだった
「運転には十分注意してください」と書かれていて、性格を否定された気がした、という相談です。
ここが大事なところです。検査の言葉は「運転の時にこうなりやすいかも」という傾向を伝えるもので、人柄を評価しているわけではありません。
例えば「合流で譲るのが苦手かも」と言いかえて、教習で譲る場面を意識してみてください。結果を行動に直せば、検査はちゃんと役に立ちます。
これから車校を選ぶ人へ
適性検査は入校日に受けるので、まだ車校を決めていない人もいるはずです。『入校日の流れや検査の説明が丁寧な所がいいな』と思ったら、申し込み前に問い合わせてみるのも1つの方法です。
通いやすい近くの車校で探すのも、短い期間でまとめて取れる合宿免許を考えるのも、どちらもよい選び方です。車校や合宿免許の探し方を知っておくと、選択肢が広がりますよ。
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よくある質問
車校の適性検査とは何ですか?
入校の時に受ける2つの検査をまとめた呼び方です。視力や色の見分けなど免許を受けるための条件を確かめる検査と、性格や判断のくせを知って教習に生かす運転適性検査があります。
車校の適性検査に落ちることはありますか?
運転適性検査(性格診断)で落ちることはありません。視力などの基準に届かない場合は先に進めないことがありますが、メガネやコンタクトで基準に届けば大丈夫です。
車校の性格診断の結果が悪いと、免許は取れませんか?
運転適性検査の結果で免許が取れなくなることはありません。結果は教官が教え方を考える手がかりと、自分が気をつける所を知る手がかりとして使われます。
自車校の適性検査の内容は、どこの車校でも同じですか?
視力などの確認は施行規則の基準をもとにしますが、運転適性検査にどんな検査を使うかは車校によって違います。結果の表し方も検査ごとに違うので、結果の紙の説明を読んでみてください。
適性検査の結果はいつ使いますか?
教習の中で教官が参考にするほか、第二段階の学科に「適性検査結果に基づく行動分析」という項目があり、そこで振り返ります。結果の紙はなくさずに取っておきましょう。
まとめ
- 車校の適性検査は「視力などの適性の確認」と「運転適性検査(性格診断)」の2種類
- 合否が関わるのは視力や色の見分けなどの基準だけ
- 普通仮免許の視力は両眼0.7以上、かつ一眼それぞれ0.3以上(矯正視力を含む)
- 性格診断のランクは、項目ごとの説明を読んで行動に直すのがコツ
- 結果は第二段階の学科でも振り返るので、取っておく
車校で免許を取るまでの全体の流れは車校とは?でまとめています。





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