当サイトの記事は編集部が法令・警察庁や都道府県警察などの公的機関の情報、業界団体の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に合宿免許・車校探しのサービスへの案内(広告)を含みます。
車校に通い始めてから『補習でお金がかかるって聞いたけど、いくら増えるの?』と不安になること、ありますよね。みきわめや検定でつまずいて、延長料金が気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、車校の追加料金は「規定の時限を超えた補習」と「再検定」が中心です。料金を「最初の見積もりに入る物」「延びた時だけかかる物」「プランで変わる物」の3つに分けて見ると、どこが増えるのかが分かります。
この記事を読めば、追加料金の仕組みと、増やさないための通い方が分かります。
車校の追加料金とは?かかる場面を知っておく
車校の追加料金は、規定の時限数を超えて技能教習を受けた時(補習)や、検定に落ちて受け直す時(再検定)にかかるのが主なパターンです。どちらも、上達のペースは人それぞれなので、誰にでも起こりうることです。
『補習になったら恥ずかしい…』と思う方もいますよね。でも実は、補習は規則の中にあらかじめ組み込まれている仕組みなんです。
時限数は「延長する」ことが決まっている
道路交通法施行規則の別表では、技能教習の1時限は50分で、時限数は技能の修得状況に応じて延長するものとされています。
つまり、規定の時限数は「最低これだけ」という基準です。上達に合わせて時限が増えるのは、規則どおりの流れなんです。
| 免許の種類 | 規定の技能教習 | 内訳 |
|---|---|---|
| AT限定の普通免許 | 31時限 | 第一段階12・第二段階19 |
| 普通免許(MT) | 35時限 | 第一段階12・第二段階23 |
追加料金がかかりやすい4つの場面
追加料金が出やすいのは、次のような場面です。
- みきわめで「良好」にならず、技能教習を追加で受ける時
- 修了検定や卒業検定に落ちて、補習と再検定を受ける時
- 仮免の学科試験に落ちて、もう一度受ける時
- 予約をキャンセルしたり、当日休んだりした時
規則では、段階の最後に教習の効果を確かめ、成績が良好な人だけが次に進むことになっています。良好にならなかった時は、もう一度技能教習を受けて練習します。
検定に落ちた時も、規則では1時限以上の技能教習を受けてからでないと次の検定は受けられません。この補習と再検定の料金が、追加料金の中心になります。
補習代はいくら?
車校の補習代や再検定の料金は、車校によって違います。指定教習所の料金表示のルールでは、追加の技能教習は「1時限あたり○○円」、再検定は「1回あたり○○円」のように表示することになっています。
料金表や入校の時の書類に書かれているので、まずはそこを見てみてください。
仮免の学科試験に落ちた時
仮免の学科試験に落ちた時は、もう一度受け直します。受け直しにかかる料金は、車校や都道府県によって違います。
例として香川県警・長野県警の案内では、教習所の修了者の仮免の手数料は試験1,800円と交付1,100円です。金額は都道府県で違うので、お住まいの所の案内で確かめてみてください。
もう一つ気をつけたいのが期限です。修了検定に合格してもらえる修了証明書は、道路交通法で修了検定の日から3か月を過ぎると、仮免の技能試験の免除が受けられなくなります。学科で何度もつまずかないよう、早めに準備しておきましょう。
見積もり確認表:料金を3つに分けて見る
車校の料金は「最初の見積もりに入る物」「延びた時だけかかる物」「プランで変わる物」の3つに分けて見ると、追加料金の正体がはっきりします。料金表をこの3つに書き分けてみましょう。
『料金表を見ても、どこまでが含まれているのか分からない』という声はよく聞きますよね。手がかりになるのが、指定教習所の料金表示のルールです。
指定自動車教習所は、公正取引委員会と消費者庁長官の認定を受けた「表示に関する公正競争規約」に従っています。規約では、教習料金に含めない料金を種類ごとに分けて表示することになっています。

| 分け方 | 主な中身 | 料金表での書かれ方 | 確かめたいこと |
|---|---|---|---|
| 最初の見積もりに入る物 | 規定の時限ぶんの技能・学科、1回目の検定など | コース別の教習料金 | どこまで含まれているか |
| 延びた時だけかかる物 | 追加の技能教習(補習)、再検定、仮免学科の再受験 | 「1時限あたり」「1回あたり」 | 1回ごとの料金 |
| プランで変わる物 | 回数にかかわらず一定額で受けられるプラン、短期集中のコース | コースやプランごと | 対象の範囲と条件 |
| その他 | 冬の暖房費、予約のキャンセル料金など | 項目・期間・金額 | いつからかかるか |
最初の見積もりに入る物
規約では、教習料金を「教習を修了し、卒業するために必要な料金」としています。法令で決まった時限数を基準にしたもので、合宿の場合は宿泊の費用も含めた料金です。
ここに、1回目の検定料や教材の費用が含まれているかを見ておきましょう。
延びた時だけかかる物
規約では「教習生ごとの事情により必要となる料金」と呼ばれています。例として、追加の技能教習や、再度の技能検定・仮免学科試験の料金が挙げられています。
ここが、いわゆる車校の延長料金です。何時限延びるかは人によって違うので、1時限あたりの金額を知っておくことが大事なんです。
キャンセル料金も見落としやすい
規約では、冬の暖房費や予約のキャンセル料金のような「その他の事情により必要となる料金」も、項目と適用期間、金額を表示することになっています。
『体調が悪くて当日休んだら、お金がかかった』ということも。何日前までなら料金がかからないかを先に知っておくと、余計な出費を防げます。くわしくは車校のキャンセル料はいつから?で紹介しています。
プランで変わる物
規約では「教習生の任意の選択による料金」と呼ばれています。追加教習や再検定の回数にかかわらず受けられる一定額の料金や、短期集中のコースがこれにあたります。
自分で選ぶ料金なので、入るかどうかは中身を見て決められます。
料金表の「教習料金」だけを見て、追加料金の欄やキャンセル料金の欄を見ていなかったパターンです。東京都消費生活総合センターにも、実技の料金を思った以上に請求されたという相談が寄せられています。
車校の安心パックは入ったほうがいい?
安心パックのような一定額のプランは、補習や再検定が何回になっても追加料金がかからない、または一定の範囲まで追加料金がかからない仕組みです。入るかどうかは、対象の範囲と自分の予定で決めましょう。
『車校の安心パックって入るべき?』と迷う方もいますよね。名前は車校によって違いますが、規約では追加教習や再検定の回数にかかわらず受けられる一定額の料金として扱われています。
安心パックで確かめたいこと
- 補習の何時限まで、再検定の何回までが対象か
- 仮免の学科試験の再受験も対象に入るか
- キャンセル料金や季節の費用は対象外か
- 教習期限を過ぎた時の扱いはどうなるか
- 途中でやめた時に、プランの料金は戻るか
向く人・向かない人
- 運転が初めてで、どのくらい延びるか見当がつかない
- 追加のお金を気にせずに練習したい
- 予算の上限を先に決めておきたい
- 家族の車で運転に慣れていて延びにくい見込みがある
- 対象の範囲が狭く、自分の不安と合っていない
- プランの料金と追加料金の差が小さい
『どうせ延びるから入っておこう』と決める前に、プランの料金と、追加の時限を何時限受けたら同じくらいになるかを比べてみてください。
例えば、窓口でこう聞いてみるのも一つの方法です。
「このプランは、補習が何時限まで、再検定が何回までついていますか?期限を過ぎたらどうなりますか?」
合宿の延泊と追加料金
合宿で補習や再検定が増えると、予定の日数より長く泊まる「延泊」になることがあります。延泊の宿泊費や食事代がどう扱われるかは、申し込む前に確かめておきましょう。
『合宿で落ちたら、帰れなくなるの?』という不安を持つ方も多いですよね。合宿は教習と宿泊がセットなので、延びた時の扱いも一緒に考えておく必要があるんです。
合宿の料金の表示
規約では、合宿(宿泊教習)のチラシや広告には、教習料金に日数分の宿泊料金を含めることになっています。宿泊の日数、食事代の有無と回数、往復の交通費が含まれるかも表示の決まりがあります。
短期集中や最短のコースを表示する時は、その日数で卒業するための条件と、期間内に卒業できない時の扱いをあわせて書くことになっています。
車校の延泊で確かめたいこと
| 確かめること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 延泊になった時の宿泊費 | 「予定より延びた時、宿泊費はかかりますか?」 |
| 延泊中の食事 | 「延泊の間の食事はどうなりますか?」 |
| 補習・再検定の料金 | 「合宿でも補習は1時限ごとに料金がかかりますか?」 |
| 一度帰る場合の交通費 | 「予定が合わない時に一度帰ることはできますか?」 |

延長料金を抑えるための通い方
延長料金を抑えるコツは、間を空けずに通うこと、教習の前後で振り返ること、期限から逆算して予約を入れることの3つです。特別な練習より、続けて通えるかが大きく効いてきます。
『延長料金をできるだけ抑えたい』というのは、みんな思うことですよね。上達のペースは人それぞれですが、通い方で変えられる部分もあるんです。
- 入校の時に、卒業までの予約の見通しを立てる
- 技能教習の間をできるだけ空けずに予約を入れる
- 教習の後に、指導員に言われたことをメモする
- 次の教習の前に、メモを読み返して手順を頭の中でなぞる
- 不安な所は、教習の始めに指導員に伝えておく

間を空けない予約の入れ方
規則では、第一段階の技能教習は1日2時限まで、第二段階は1日3時限まで(3時限を続けて受けるのは不可)とされています。1日にたくさん乗るより、間を空けずに通うほうが感覚を忘れにくいです。
文部科学省と警察庁の連絡文書では、指定教習所は例年1月から3月が繁忙期で、予約を取りづらくなると説明されています。混む時期は予約が先まで埋まりやすいので、入校の時期も考えておきましょう。
期限を過ぎると、費用が大きく変わる
普通免許の教習は、規則で9か月以内に修了することになっています。卒業検定も、教習を終えた日から3か月を過ぎると受けられません。
期限を過ぎると、受けた教習が無駄になってしまうこともあります。期限のことは車校の期限は9か月で紹介しています。
補習を前向きにとらえる
補習は「練習の時間が増えた」と考えることもできます。補習の時は、どこを直せばいいかを指導員に具体的に聞いてみてください。
補習を減らす練習の工夫は車校の補習とは?でくわしく紹介しています。
転校すると、補習の扱いが変わることもあります。例として富山県警の指導要領では、検定に落ちて補習を終えている人が転校した場合、新しい教習所で改めて補習を行うとされています。
車校の割引と「高い」と感じた時の考え方
車校の割引には、年齢や学生などの条件がついていることが多いです。規約では条件をあわせて表示することになっているので、自分が対象かを確かめましょう。
『車校って高い…』と感じる方も多いですよね。車校の値段は、規則で決まった時限数の教習と検定をまとめて受けるための料金なんです。
指定教習所として指定されるには、道路交通法で管理者や技能検定員、教習指導員、設備などの基準に合うことが求められます。そのうえで、卒業すれば試験場での技能試験が免除される仕組みです。
車校の割引を見る時のポイント
規約では、料金に年齢の制限や学生限定、持っている免許、AT限定といった条件がある時は、その条件をあわせて書くことになっています。
『学生割引って書いてあったけど、自分は対象?』と思った時は、条件の欄を確かめてみてください。「先着」や「期間限定」と書かれている時は、募集期間や定員も表示される決まりです。
料金全体の見方は車校の値段はいくら?で紹介しています。お金の用意が心配な方は車校のローン・分割払いも読んでみてください。
通い方を見直すのも一つの方法
追加料金や全体の値段が気になる時は、通い方や時期を見直すのも一つの方法です。近くの車校を比べたり、まとまった休みに合宿で取ったりすると、選べる道が広がります。
通いも合宿も、自分の予定と予算に合えばどちらもいい選び方です。候補を探したい方は、下の案内も参考にしてみてください。
車校・合宿免許さがし(PR)
自分に合う車校を探すなら、通いと合宿の両方から
家や学校からの通いやすさ、予約の取りやすさ、まとまった休みで集中して取る合宿免許など、車校の選び方はいくつかあります。地域や日程から車校を探して、自分に合う通い方を比べてみてください。
無料車校・合宿免許を探す教習の内容・料金・日程は各教習所の案内でご確認ください。
追加料金でよくある相談
よく見かけるのは「みきわめに落ちて最短で取れなかった」「技能教習を何回も延長して恥ずかしい」「追加料金がどれくらいかかるか知りたい」の3つです。落ち込まずに、次の一歩を考えてみましょう。
車校の追加料金について、知恵袋などでよく見かける相談を取り上げます。似た状況の方は参考にしてみてください。
相談1:みきわめに落ちて、最短で取れなかった
みきわめで良好をもらえず、最短での合格ができなかったという相談です。ネットで調べると、みきわめに落ちる人は多いのかも気になっているようでした。
先ほど紹介したように、規則では成績が良好な人だけが次に進む仕組みです。良好にならなかったのは、もう少し練習が必要な所があるというサインなんです。
補習では、どこが足りなかったのかを指導員に聞いて、そこを重点的に練習してみてください。みきわめの中身は車校のみきわめとは?で紹介しています。
相談2:技能教習を何回も延長するのは恥ずかしい?
第一段階で技能教習を何回か延長していて、恥ずかしいと感じているという相談です。
『自分だけ遅れている気がする…』と思いますよね。でも、時限数は修得状況に応じて延長すると規則で決まっています。延長は特別なことではありません。
延長の時間は、苦手な所を集中して練習できる時間でもあります。指導員には「今日はここを重点的に練習したいです」と伝えてみてください。
相談3:追加料金はどれくらいかかる?
検定料や技能の料金など、追加料金がどれくらいかかるのかを知りたいという相談です。
追加料金の金額は車校によって違います。料金表で「1時限あたり」「1回あたり」の料金を見て、自分が何時限延びたらいくらになるかを計算してみてください。
不安な方は、入校前に見積もり確認表の3つの分け方で、料金表を書き分けておくと安心です。
例えば、こんなふうに考えてみてください。「補習が2時限、再検定が1回増えたら、1時限あたりの料金×2と1回あたりの料金×1」です。少し多めに見積もった金額を予算に入れておくと、実際に延びた時も慌てずにすみます。
相談4:延長料金がない車校はある?
延長料金がかからない車校はあるのか、という相談です。
一定額で補習や再検定を受けられるプランを用意している車校もあります。ただ、対象の範囲や条件は車校ごとに違うので、先ほどのチェックリストで中身を確かめてみてください。
よくある質問
車校の追加料金はいつ払うのですか?
払うタイミングは車校によって違います。補習のたびに払うのか、まとめて払うのかを入校の時に聞いておきましょう。
車校の補習代は、どの車校でも同じですか?
車校によって違います。料金表示のルールでは「1時限あたり」の料金で表示することになっているので、候補の車校の料金表で比べてみてください。
車校の延長料金は、安心パックに入っていればかかりませんか?
プランの対象の範囲によります。補習や再検定の何回までが対象か、期限を過ぎた時の扱いはどうかを確かめておきましょう。
合宿で延泊になったら、宿泊費は追加でかかりますか?
合宿の申し込み先や車校によって扱いが違います。延泊の時の宿泊費や食事の扱いを、申し込む前に確かめておきましょう。
追加料金のことで車校と話がまとまらない時はどうすればいいですか?
まずは車校のスタッフに相談してみてください。それでも解決しない時は、消費者ホットライン「188」で近くの消費生活センターにつながります。
まとめ
- 車校の追加料金は、補習と再検定が中心。時限数は上達に応じて延長すると規則で決まっている
- 料金は「最初の見積もりに入る物」「延びた時だけかかる物」「プランで変わる物」の3つに分けて見る
- 安心パックは、対象の範囲と期限を過ぎた時の扱いを確かめてから選ぶ
- 合宿は、延泊の宿泊費と食事の扱いを申し込む前に聞いておく
- 延長料金を抑えるには、間を空けずに通い、教習の前後で振り返る
追加料金は、仕組みが分かれば必要以上に怖がることはありません。料金表を一度じっくり見て、安心して練習に集中してみてください。





コメント