当サイトの記事は編集部が法令・警察庁や都道府県警察などの公的機関の情報、業界団体の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に合宿免許・車校探しのサービスへの案内(広告)を含みます。
願書や履歴書を書く時、『車校って、正式には何て書けばいいの?』と手が止まった方もいるはずです。自動車学校と教習所、どっちが正しいのか迷いますよね。
結論から言うと、車校の正式名称は法律では「自動車教習所」です。そして免許を取りに通う所の多くは、公安委員会が指定した「指定自動車教習所」なんです。この記事では、名前の違いと、英語での言い方までお伝えします。
車校の正式名称は「自動車教習所」
道路交通法では、運転の技能と知識を教える施設を「自動車教習所」と呼びます。そのうち公安委員会が基準に合うと認めた所が「指定自動車教習所」です。車校や自動車学校は、どちらも法律の言葉ではありません。
車校は、自動車学校を略した呼び方です。地域によってよく使われる言い方で、法律の中には出てきません。
道路交通法では、自動車教習所を「免許を受けようとする者に対し、自動車の運転に関する技能及び知識について教習を行う施設」としています。少し硬い言い方ですが、要は運転を教える所ということですね。
自動車学校は法律の言葉ではない
『自動車学校の方が正式っぽい』と思う方も多いかもしれません。実は、自動車学校は法令の言葉ではなく、各校が名前に付けている呼び方なんです。
東京の指定自動車教習所の業界団体も、教習所・自動車学校・ドライビングスクールといった名前による違いは「異なる部分はありません」と説明しています。
| 呼び方 | 法律の言葉か | よく見る場所 |
|---|---|---|
| 指定自動車教習所 | はい(道路交通法) | 警察の案内、法令の説明 |
| 自動車教習所 | はい(道路交通法) | 法令の説明、校名 |
| 自動車学校 | いいえ | 校名に多い |
| 教習所 | いいえ(略した呼び方) | 全国の会話 |
| 車校・自車校・自学 | いいえ(地域の略し方) | 地元の会話 |
車校の呼び方が地域でどう違うかは、車校は方言?呼び方の違いで詳しく紹介しています。
「公認」と「指定」は同じ意味?
教習所の看板でよく見る「公認」は、法律の言葉ではありません。道路交通法で使われているのは「指定」です。「公認」と書いてある所は、多くの場合「公安委員会の指定を受けている」という意味で使われています。
教習所の名前の前に「公認」と付いているのを見たことがありますよね。『公認じゃない教習所もあるの?』と気になるところです。
東京の業界団体は、「公認」は法律上の用語ではなく、道路交通法では「指定」という言葉が使われていると説明しています。
指定を受けている所の見分け方
指定を受けているかどうかは、案内やホームページの表示で確かめられます。
- 「公安委員会指定」という表示があるか
- 「公認」という表示があるか
- 都道府県警察の指定自動車教習所の一覧に載っているか
- 仮免の技能の検定を教習所の中で受けられるか

例えば警視庁は、都内の指定自動車教習所の一覧をホームページに載せています。東京の業界団体によると、令和8年4月1日現在、東京都公安委員会の指定を受けている教習所は44か所です。
指定・届出・それ以外の違いは「技能試験が免除されるか」
いちばん大きな違いは、卒業したあと試験場で技能試験を受けなくていいかどうかです。指定自動車教習所を卒業すれば、本免の技能試験は免除されます。指定を受けていない所では、試験場で技能試験も受けることになります。
ここが大事なところです。名前が似ていても、教習所には仕組みの違う種類があります。
道路交通法では、自動車教習所は公安委員会に届け出ることが「できる」とされています。届け出は任意なんです。そして届け出た教習所の中から、職員や設備の基準に合う所が指定自動車教習所に指定されます。

3つの種類を表で比べる
| 種類 | 何か | 卒業後の技能試験 |
|---|---|---|
| 指定自動車教習所 | 届け出た教習所のうち、公安委員会が基準に合うと指定した所 | 卒業証明書があれば、卒業検定の日から1年以内は免除 |
| 届出教習所(指定ではない) | 公安委員会に届け出た教習所 | 仮免を取ったうえで公安委員会の検査に合格すれば、検査の日から1年以内は免除 |
| 届け出ていない施設 | 練習の場所など | 試験場で技能試験を受ける |
届出教習所の検査がどこでどう行われるかの運用は、都道府県によって違う可能性があります。通う前に、その教習所と住所地の警察の案内で確かめておきましょう。
試験場に行く回数も変わる
東京の業界団体は、指定教習所の卒業生が試験場に行くのは最低1回、指定を受けていない教習所は検定ごとに最低3回通う必要があると説明しています。
指定自動車教習所なら、仮免の技能の検定(修了検定)も卒業の検定も、教習所の中で受けられます。卒業したあと試験場で受けるのは、本免の学科試験と適性試験です。仮免の学科試験をどこで受けるかは、都道府県によって違います。
- 卒業すれば本免の技能試験が免除される
- 教習の時限数や期限が法令で決まっている
- 検定を教習所の中で受けられる
- 試験場で仮免と本免の技能試験も受ける
- 教習時限数の決まりがない
- 試験場に何度も足を運ぶことになる
東京都の消費生活センターは、指定を受けていない所は料金が安いことが多い一方で、試験場で技能試験と学科試験をすべて受けることになると注意を呼びかけています。入校したあとで知って困った、という相談もあったそうです。
料金の安さだけで申し込んで、あとから指定を受けていない所だと分かるケースです。仮免も本免も試験場で技能試験を受けることになり、思ったより時間がかかります。申し込む前に「公安委員会指定」の表示を確かめておきましょう。
車校は英語で何と言う?
一般的な言い方は「driving school」です。指定自動車教習所をはっきり言いたい時は「designated driving school」と言います。警視庁の英語の資料でもこの言い方が使われています。
留学生の友達に説明したい時や、英語の授業で話す時に『車校って英語で何?』と迷いますよね。
警視庁の英語の案内では、指定自動車教習所のコースを「designated driving school courses」、卒業証明書を「driving school course Completion Certificate」と書いています。
| 日本語 | 英語での言い方 |
|---|---|
| 車校・教習所・自動車学校 | driving school |
| 指定自動車教習所 | designated driving school |
| 卒業証明書 | driving school course Completion Certificate |
英語での言い方の例
例えば、友達に予定を話す時はこんな言い方ができます。
「I’m going to driving school after class today.」(今日は授業のあと車校に行くんだ)
日本の指定自動車教習所の仕組みを説明したい時は、「designated driving school」と言ってから、卒業すると試験場の技能試験が免除されると補足すると伝わりやすいです。
車校の正式名称についてよくある相談
よく読まれている相談は「公認と非公認、どちらに通うべき?」「指定じゃない教習所ってどこ?」「教習所と試験場の学科試験は同じレベル?」の3つです。どれも、指定自動車教習所の仕組みが分かると答えが見えてきます。
Yahoo!知恵袋に寄せられた教習所の名前や種類の相談から、よく読まれているものを選んで要約しました。
相談1:非公認と公認の教習所、どちらに通う方がいい?
指定を受けていない教習所と、公認の教習所のどちらに通うか迷っている、という相談です。
初めて免許を取るなら、指定自動車教習所に通うのが一般的です。東京の業界団体も、初めて免許を取る人には指定自動車教習所をすすめています。
指定を受けていない所を選ぶ時は、試験場で技能試験を受ける回数が増えることや、受かるまでの期間が読みにくいことを知ったうえで決めてみてください。
相談2:大半の教習所が指定ですよね?指定じゃない教習所ってどこなんですか?
通っている人の多くは指定教習所なのに、指定を受けていない教習所はどんな所なのか、という相談です。
全指連という業界団体は、毎年新しく免許を取る人のほとんどが指定自動車教習所を卒業していると説明しています。だからこそ、指定を受けていない所を見かける機会は少ないんですよね。
指定を受けていない所は、届出教習所や練習の施設などです。名前だけでは見分けにくいので、「公安委員会指定」の表示や警察の一覧で確かめるのが確実です。
相談3:教習所の学科試験と、公安委員会の学科試験は同じレベル?
卒業検定に合格して、あとは本免の学科試験だけという段階で、教習所で受けた学科の試験と試験場の試験の難しさは同じなのか、という相談です。
本免の学科試験は、試験場で公安委員会が行う試験です。文章問題90問とイラスト問題5問を50分で解き、90点以上で合格です。
教習所の中で受ける学科の模擬テスト(効果測定)は、教習所ごとに問題の作り方が違います。同じとは限らないので、教則の中身を理由ごと覚えておくと本番でも慌てずに済みますよ。
書類やメールでの正しい書き方
書類には、通った教習所の正式な校名をそのまま書くのが基本です。校名に「自動車学校」と付いていればその名前で、一般的な言い方を書く欄なら「自動車教習所」と書いておけば間違いがありません。
『履歴書に車校と書いたら失礼かな』と心配する方もいますよね。車校は会話の言葉なので、書類では使わない方が無難です。
| 書く場面 | 書き方の例 |
|---|---|
| 履歴書の資格欄 | 取った免許の名前を書く(教習所名は書かなくてよい) |
| 学校への届け | 通う教習所の正式な校名 |
| バイト先への連絡 | 「自動車教習所に通うため」 |
| 英語の書類 | driving school または designated driving school |
届けやメールの書き方の例
例えば、学校に休みの届けを出す時はこんな書き方が伝わります。
「自動車教習所の卒業検定を受けるため、○月○日の午後を欠席させてください」
アルバイト先に連絡する時は、こんな書き方もできます。
「来月から自動車教習所に通い始めます。教習の予約に合わせて、平日の夕方のシフトを相談させてください」
- 入校の時にもらった案内や教習原簿の表紙を見る
- 教習所のホームページの名前を確かめる
- 分からない時は受付で正式な校名を聞く
これから車校を選ぶ人へ
名前の違いが分かったら、次はどこに通うかを考える番です。指定自動車教習所かどうかに加えて、通いやすさや予約の取りやすさ、合宿免許という選び方もあります。自分の予定に合う方法を比べてみてください。
車校・合宿免許さがし(PR)
自分に合う車校を探すなら、通いと合宿の両方から
家や学校からの通いやすさ、予約の取りやすさ、まとまった休みで集中して取る合宿免許など、車校の選び方はいくつかあります。地域や日程から車校を探して、自分に合う通い方を比べてみてください。
無料車校・合宿免許を探す教習の内容・料金・日程は各教習所の案内でご確認ください。
具体的な比べ方は、車校の選び方で紹介しています。
よくある質問
車校の正式名称は何ですか?
道路交通法では「自動車教習所」と呼ばれ、公安委員会が指定した所は「指定自動車教習所」です。車校は自動車学校を略した地域の呼び方で、法律の言葉ではありません。
車校と教習所は違うものですか?
同じ場所を指しています。車校、教習所、自動車学校という名前の違いで、教わる内容や検定は変わりません。違いが出るのは、公安委員会の指定を受けているかどうかです。
自動車学校と教習所の違いは何ですか?
名前の違いだけで、中身に違いはありません。自動車学校は各校の名前に多い呼び方で、法律では自動車教習所と呼ばれます。
車校は英語で何と言いますか?
一般的には「driving school」です。指定自動車教習所をはっきり言いたい時は「designated driving school」と言い、警視庁の英語の資料でもこの言い方が使われています。
指定を受けていない教習所に通うとどうなりますか?
卒業しても技能試験は免除されず、試験場で仮免と本免の技能試験も受けることになります。届出教習所で仮免を取って公安委員会の検査に合格した場合は、本免の技能試験が免除される仕組みもあります。
まとめ
- 車校の正式名称は、法律では「自動車教習所」
- 公安委員会が指定した所が「指定自動車教習所」で、「公認」は法律の言葉ではない
- 指定自動車教習所を卒業すれば、卒業検定の日から1年以内は本免の技能試験が免除される
- 自動車学校・教習所・車校は名前が違うだけで中身は同じ
- 英語では driving school、指定自動車教習所は designated driving school
車校で免許を取るまでの流れ全体は、車校とは?でまとめています。





コメント