車校の流れ|入校から卒業・免許取得までの順番

車校の流れを入校から本免までの6つの関門で説明する記事のアイキャッチ。自動車学校のコースと机の上のテキスト

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これから車校に申し込む人も、通い始めたばかりの人も、『結局どの順番で何をするの?』と迷いますよね。説明会で聞いた話も、一度にたくさん出てくると覚えきれないものです。

結論から言うと、車校の流れは「入校、第一段階、仮免、第二段階、卒業、本免」の6つの関門を順に越えていくだけです。この記事を読めば、今どこにいて次に何があるのかが、ひと目で分かるようになります。

目次

車校の流れは6つの関門で考えるとシンプルです

先に結論

車校(自車校とも呼ばれます)の流れは、入校して場内で基本を習い、仮免を取って路上に出て、卒業検定に受かったら試験場で本免を受ける順番です。関門は6つで、前の関門を越えないと次へ進めない仕組みになっています。

『学科と技能、どっちを先にやるの?』という声をよく聞きます。実は、車校の流れは学科と技能が別々に進むのではなく、段階ごとにセットで進んでいくんです。

まずは全体の地図を見てみてください。

関門どこで主にやること越えるための条件
1 入校車校申し込み、書類の確認、適性検査入校の手続きを終える
2 第一段階車校の場内コース技能教習と学科(一)みきわめで良好をもらう
3 仮免車校(学科は県による)修了検定、仮免の学科試験両方に合格して仮免許を受ける
4 第二段階路上と車校路上の技能教習と学科(二)みきわめで良好をもらう
5 卒業車校卒業検定合格して卒業証明書を受け取る
6 本免運転免許試験場適性試験と本免の学科試験合格して免許証を受け取る
入校から本免までの6つの関門を順番に並べた車校の流れの図解

学科と技能は「同じ段階の中で並行」して進む

第一段階では、場内の技能教習と学科(一)を同じ時期に受けていきます。第二段階も同じで、路上の技能教習と学科(二)を並べて進めます。

ただし、道路交通法施行規則では、第二段階の技能(応用走行)は学科(一)を終えた人だけが受けられることになっています。だから第一段階の学科を後回しにしすぎると、技能が終わっても次へ進めないことがあるんです。

1日に受けられる技能には上限がある

道路交通法施行規則では、1日の技能教習は第一段階で2時限、第二段階で3時限までと決まっています。3時限受ける日も、3時限を続けて受けることはできません(複数教習やシミュレーターを2時限受ける場合などは例外です)。

1時限は50分です。『早く終わらせたいから1日中乗りたい』と思っても、規則で上限があることは覚えておきましょう。

「車校の免許」は2回に分けて手に入る

車校で取る免許は、まず仮免許、次に本免許(普通免許)の2回に分かれています。車校の免許というと卒業した時にもらえるイメージがありますが、免許証そのものは試験場で受け取るんです。

補足

ここで説明する流れは、公安委員会の指定を受けた指定自動車教習所に通う場合です。指定を受けていない教習所では、仮免・本免とも試験場で技能試験を受ける流れになります。

関門1・2 入校と第一段階では何をする?

先に結論

入校では本籍入りの住民票の写しなどで本人と必要事項の確認を受け、適性検査を受けます。第一段階は場内コースで基本の操作を覚え、最後のみきわめで良好をもらえれば仮免の関門に進めます。

入校の日は緊張しますよね。ただ、この日にやることは手続きと検査、説明が中心なので、運転の腕はまだ問われません。

入校の日にやること

やること中身準備しておくこと
書類の確認住民票の写しや本人確認書類で必要事項を確かめる本籍が載った住民票の写しを用意
視力などの確認普通免許の基準に届くかを見るメガネ・コンタクトを持っていく
運転適性検査性格などの傾向を見る検査特になし(そのまま答える)
説明・写真など予約の取り方や教習の進め方の説明筆記用具

住民票は「本籍入り」が必要になります。道路交通法施行規則で、免許の申請には戸籍の表示(本籍)が載った住民票の写しを付けると決まっているからです。

運転適性検査は、警察庁の教習の標準で、入所したばかりの人に受けてもらう決まりになっています。合否を決めるものではなく、その人に合った教え方をするための検査です。

持ち物は車校によって違うので、車校の持ち物リストで一度確かめておくと安心です。

第一段階の技能教習

第一段階は、車校の中の場内コースで運転の基本を覚える段階です。道路交通法施行規則では、技能教習はAT・MTとも12時限が基準になっています。

内容は、乗り降りや姿勢、発進と停止から始まり、カーブやクランク、坂道などへ進みます。12時限は最短の数で、うまくいかない所があれば時限は延長されます。

『延長になったら恥ずかしい…』と思う方もいるはずです。そう感じるのは自然です。ただ、時限が延びるのは規則で決まった仕組みで、何度か乗れば感覚がつかめてくる人も多いんです。

第一段階の学科と効果測定

学科(一)は10時限です。標識や交差点の通り方など、路上に出る前に知っておく交通ルールを学びます。

仮免の学科試験の前には、効果測定と呼ばれる模擬テストを受ける車校が多いです。効果測定は車校が独自に行うものなので、問題の数や合格の目安は通う車校の案内で確かめてみてください。

第一段階の最後はみきわめ

技能教習の最後の時限で、教習の成果を確かめる「みきわめ」があります。規則では、ここで成績が良好だった人だけが次へ進めます。

さらに、普通免許の第二段階の技能はみきわめの翌日以降に受ける決まりです。みきわめの日にそのまま第二段階へ、とはならないので覚えておきましょう。

詳しい中身は車校の第一段階の内容と仮免までの流れでも説明しています。

第一段階で止まらないためのチェック
  • 学科(一)を技能と並行して受けているかを確かめる
  • 次の技能の予約を、乗った日のうちに入れておく
  • 苦手な操作を教官に聞いてメモに残す
  • 効果測定の受け方と時期を受付で確かめる

関門3 仮免はどうやって取る?

先に結論

仮免は、車校の修了検定(技能)に合格し、その後に適性試験と仮免の学科試験に合格すると交付されます。修了検定に受かってから3か月以内に学科まで合格する必要があります。

仮免は、第一段階の終わりにある大きな山ですよね。ここは「技能の検定」と「学科の試験」の2つに分かれていると考えると分かりやすいです。

修了検定(技能)

修了検定は、場内コースを走って技能を確かめる検定です。採点は100点からの減点式で、AT車で行う項目は70点以上が合格の目安になります。

MTで取る場合は、AT車の項目で70点以上、MT車の項目で60点以上が必要です。これは令和7年4月の見直しで、技能の試験や検定をAT車中心に行う形に変わったためです。

修了検定に合格すると、車校から修了証明書が出ます。道路交通法では、修了検定の日から3か月以内なら、仮免の技能試験が免除される仕組みです。

仮免の学科試験と適性試験

技能が免除になったら、残りは適性試験と学科試験です。仮免の学科は文章問題50問の〇×式で、時間は30分、合格は9割以上です。

学科試験を車校の中で受けるか、運転免許センターで受けるかは都道府県によって違います。通う車校の案内で確かめておきましょう。

合格すると仮免許が交付されます。仮免許の有効期間は、道路交通法で適性試験を受けた日から6か月と決まっています。

よくある失敗

修了検定に受かったあと、学科の勉強を後回しにして3か月の期限が近づいてしまうことがあります。修了証明書の期限が切れると技能試験の免除が使えなくなるので、検定に受かったら早めに学科まで終わらせましょう。

修了検定に落ちたら?

規則では、不合格だった人は1時限以上の技能教習(補習)を受けてから次の修了検定を受けます。落ちた所を補習で練習してから再挑戦する、という流れです。

当日の流れや準備は車校の修了検定の内容と合格基準と車校の仮免試験の問題と当日の流れにまとめています。

関門4 第二段階では路上に出て何を習う?

先に結論

第二段階は仮免許を持って路上に出る段階です。技能はAT19時限・MT23時限、学科(二)は16時限が基準で、高速道路や危険予測、自分で道を決める自主経路などを習います。

第一段階を終えて路上教習に進む前の教習車の運転席の写真

仮免を取ったら、いよいよ路上です。『いきなり道路を走るなんて怖い』と感じる方も多いはずです。

ただ、第二段階の最初は交通の流れに合わせて走る、通行する位置を守るといった基本から始まります。教官が隣に乗って教えてくれるので、一つずつ慣れていけば大丈夫です。

第二段階で習う主な項目

種類主な中身ポイント
路上の基本交通の流れに合わせた走行、進路変更、交差点第二段階の大部分を占める
場内での課題方向変換、縦列駐車、急ブレーキ卒業検定でも出る課題がある
自主経路目的地までの道を自分で決めて走る学科の「経路の設計」を受けてから
危険予測危険を予測した運転と話し合い技能・学科でそれぞれ1時限
高速道路高速道路での運転実車かシミュレーターかは車校による
学科(二)応急救護、悪条件下の運転など応急救護は3時限

MTの場合も、第二段階の大部分はAT車で教習し、MT車を使う教習は4時限以上5時限未満が警察庁の教習の標準です。第二段階でずっとMT車に乗るわけではないので、そのつもりで予定を立てておきましょう。

第二段階もみきわめで締めくくる

第二段階の最後にもみきわめがあります。規則では、ここで良好だった人だけが教習を修了し、卒業検定に進めます。

高速教習の進み方や自主経路の決め方は、車校の第二段階の技能と学科で詳しく説明しています。

第二段階の進め方
  1. 仮免許を受け取ったら、路上の技能を早めに予約する
  2. 学科(二)を技能と並行して受ける
  3. 応急救護や高速道路の学科を受けて、関係する技能へ進む
  4. 自主経路と危険予測の教習を受ける
  5. みきわめで良好をもらい、卒業検定を予約する

関門5・6 卒業検定から本免まではどう進む?

先に結論

卒業検定は、教習を全部終えた日から3か月以内に受けます。合格すると卒業証明書が出て、そこから1年以内に試験場で本免の学科試験に合格すれば、免許証を受け取れます。

卒業検定まで来れば、ゴールはもう目の前です。ここからは車校の中の最後の関門と、試験場での手続きに分かれます。

卒業検定

卒業検定は、路上を走る検定と、方向変換か縦列駐車の課題でできています。実施の仕方と合格の基準は、本免の技能試験の例に準ずると規則で決まっています。

本免の技能の合格基準は、AT・MTの項目それぞれで70点以上です。修了検定と同じく、不合格なら1時限以上の補習を受けてから再挑戦します。

卒業検定を受けられるのは、教習を修了した日から3か月を過ぎていない人です。みきわめのあと間を空けすぎないようにしておきましょう。

詳しくは車校の卒業検定の内容と合格基準で説明しています。

卒業証明書と本免の学科試験

卒業検定に受かると卒業証明書がもらえます。道路交通法では、卒業検定の日から1年以内なら、試験場での本免の技能試験が免除されます。

あとは住所地の運転免許試験場(センター)で、適性試験と学科試験を受けます。本免の学科は文章問題90問とイラスト問題5問で、時間は50分、90点以上で合格です。

本免の日に確かめたいこと例として警視庁の案内では
受け付ける日平日のみ(土日祝と年末年始は休み)
学科試験の申し込み完全予約制
持っていくもの本籍入りの住民票の写し、本人確認書類、申請用写真、卒業証明書
手数料4,250円(受験料1,900円と免許証交付料2,350円)

手数料や受付の時間は都道府県ごとに違います。お住まいの都道府県の警察の案内で確かめておきましょう。

教習の期限、修了証明書、仮免許、卒業証明書の4つの期限を並べた図解

18歳になる前に卒業した場合

令和8年4月から、普通免許の試験は17歳6か月から受けられるようになりました。ただし免許証の交付は18歳からです。

警視庁の案内では、18歳未満で合格した人には成績証明書が出て、18歳になってから免許証の交付を受けます。高校生で通う方は、誕生日と卒業の時期をあわせて考えておくと安心です。

卒業から本免までの細かい手続きは車校の卒業後の流れと本免試験の受け方にまとめています。

ここまで読んで、『自分の予定だと、この流れを通いでこなせるかな』と気になった方もいるかもしれません。平日に通う時間が取りにくい人や、長い休みにまとめて取りたい人は、合宿免許や、通いやすい車校の探し方も知っておくと選択肢が広がります。

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「この流れで合ってる?」車校の流れのよくある相談

先に結論

流れの相談で多いのは、順番の確認、学科と技能を同時に進めていいか、1日にどれくらい受けられるかの3つです。どれも規則で決まっている部分と、車校ごとに違う部分を分けて考えると答えが出ます。

実際に通う前や通い始めの人から、よく出る相談をまとめました。同じことで迷っている方は参考にしてみてください。

相談1 学科を全部終えてから技能、という順番で合ってる?

「学科を済ませてから技能を済ませて、修了検定、仮免、第二段階…という順番ですよね?」という相談がありました。大きな順番は合っていますが、一つだけ違う所があります。

学科と技能は「学科が全部終わってから技能」ではなく、同じ段階の中で並行して受けるものです。第一段階なら、学科(一)と場内の技能を同じ時期に進めていきます。

正しい順番を書き出すと、次のようになります。

車校の流れ(指定教習所の場合)
  1. 入校の手続きと適性検査
  2. 第一段階の技能と学科(一)を並行して受ける
  3. みきわめで良好をもらい、修了検定に合格する
  4. 適性試験と仮免の学科試験に合格して仮免許を受ける
  5. 第二段階の技能と学科(二)を並行して受ける
  6. みきわめで良好をもらい、卒業検定に合格する
  7. 試験場で適性試験と本免の学科試験に合格し、免許証を受け取る

相談2 学科と技能は同時進行?1日に受けられる量に制限は?

閲覧の多かった相談が、「学科と技能は同時進行で行うの?」「一日に受けられる時間に制限はある?」というものです。答えは、同時進行で進めてよく、技能には1日の上限があります。

技能は、第一段階で1日2時限、第二段階で1日3時限までです。学科を何時限まで受けられるかや、1日にどう組み合わせるかは、車校の時間割と案内で確かめてみてください。

受付で聞く時は、こんな聞き方が伝わりやすいです。

「今日技能を2時限受けたあと、学科も受けて大丈夫ですか?」
「はい、学科なら時間割に空きがあれば受けられますよ」

相談3 「みきわめ」って何?落ちたらどうなる?

「流れに『みきわめ、修了検定、仮免』と書いてあるけど、みきわめって何?」という相談もありました。みきわめは、検定の前に、その段階の教習の成果が十分かを確かめる時限のことです。

規則では、良好と判断された人だけが次に進めます。良好がもらえなかった時は、補習で苦手な所を練習してからもう一度みきわめを受けるのが一般的な流れです。

『自分だけ遅れている』と落ち込む必要はありません。どこが足りなかったかを教官に聞いて、次の時限で直すことに集中してみてください。

補足

入校してすぐに検定がある、という書き方を見かけることがありますが、入校時に受けるのは適性検査です。運転の検定は、第一段階の終わり(修了検定)と第二段階の終わり(卒業検定)の2回です。

よくある質問

車校の流れは、どの車校でも同じですか?

指定自動車教習所なら、入校から第一段階、仮免、第二段階、卒業、本免という大きな流れは同じです。時限数や1日の上限、検定の受け方は道路交通法施行規則で決まっています。予約の取り方や効果測定のやり方、時間割は車校によって違います。

自車校の流れで、仮免の学科試験はどこで受けますか?

車校の中で受ける都道府県と、運転免許センターで受ける都道府県があります。どちらになるかは、通う車校の案内で確かめておきましょう。

車校を卒業したら、その日に免許をもらえますか?

車校では卒業証明書が出るだけで、免許証は試験場で受け取ります。卒業検定の日から1年以内に試験場で適性試験と学科試験に合格すると、免許証が交付されます。

第一段階が終わったら、すぐ路上に出られますか?

すぐには出られません。みきわめで良好をもらったあと、修了検定と仮免の学科試験に合格して仮免許を受けてから路上に出ます。第二段階の技能はみきわめの翌日以降に受ける決まりです。

流れの途中で期限はありますか?

あります。普通免許の教習は9か月以内に終える決まりがあり、修了証明書は3か月、仮免許は6か月、卒業証明書は1年の期限があります。詳しくは期限の記事で説明しています。

まとめ

この記事の要点
  • 車校の流れは入校、第一段階、仮免、第二段階、卒業、本免の6つの関門で考える
  • 学科と技能は同じ段階の中で並行して進め、技能には1日の上限がある
  • 第一段階・第二段階とも、最後のみきわめで良好をもらうと次へ進める
  • 修了証明書は3か月、仮免許は6か月、卒業証明書は1年の期限がある
  • 免許証は車校ではなく、試験場で本免の学科に合格して受け取る

教習全体の期限については車校の期限と期限切れを防ぐ通い方で説明しています。車校そのものの全体像は車校とは?免許を取る流れ・期間・費用の全体像もあわせて読んでみてください。

車校ガイド

車校ガイド 編集部

車校(自動車学校・指定自動車教習所)の選び方や申し込み・入校準備から、学科・技能教習、効果測定・検定、卒業後の本免試験までを、これから通う人と通っている人が落ち着いて準備できるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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