車校の第二段階とは?技能・学科の内容と流れ

車校の第二段階の技能と学科の内容と流れを紹介する記事のアイキャッチ。教習車の運転席から見た一般道路

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仮免が取れて、『ここからの車校の第二段階って何をするの?』『あと何回乗れば卒業なの?』と気になっている方も多いはずです。いよいよ路上に出ると思うと、うれしさと不安が半分ずつですよね。

結論から言うと、第二段階は「一般の道路を走りながら、自分で判断して運転できる力をつける」期間です。技能はATで19時限、MTで23時限、学科は16時限が法令の基準で、最後にみきわめと卒業検定があります。

この記事を読むと、第二段階の中身と順番、期限内に終えるための通い方が分かります。

目次

車校の第二段階とは?何時間かかる?

先に結論

第二段階は、法令では「応用走行」と呼ばれる段階です。技能は一般の道路が中心になり、学科は学科(二)を16時限受けます。1時限は50分で、上達の様子によって時限が延びることもあります。

車校(自車校とも呼ばれます)の教習は、第一段階と第二段階に分かれています。第一段階が教習所の中のコース、第二段階が一般の道路という分け方ですね。

道路交通法施行規則では、第二段階の技能を「応用走行」と書いています。普通免許の応用走行は、シミュレーター教習などを除いて「道路において行うこと」とされているんです。

車校の2段階は何時間?時限数の基準

『2段階って何時間乗るの?』という疑問は、時間ではなく「時限」で数えると分かりやすいです。道路交通法施行規則の別表第四にある基準をまとめました。

区分AT限定MT
第二段階の技能(応用走行)19時限23時限
第二段階の学科(学科(二))16時限16時限
1時限の長さ50分50分
1日に受けられる技能3時限まで3時限まで

1日の上限は同じ規則の第33条にある基準です。3時限受ける日は、3時限続けて受けることはできません。

ただし、複数教習やシミュレーターの教習を2時限受ける日は、この「続けて受けない」決まりの例外になっています。表の時限数は最短の基準なので、ここから延びることもあると考えておきましょう。

MTの第二段階について

令和7年4月1日から、MTの教習はAT車を中心に行う方式に変わりました。警察庁の教習の標準では、第二段階でMT車を使う教習は4時限以上5時限未満(みきわめを含む)で、残りはAT車で行います。経過措置で以前の方式の車校もあるので、通う車校の時間割で確かめてみてください。

車校全体の流れは車校とは?自動車学校で免許を取る流れでまとめています。

第二段階の技能の内容は?何を習うのか

先に結論

第二段階の技能は、警察庁の「教習の標準」で15の項目(AT車で行う部分)に分かれています。路上の基本から始まり、自主経路、危険予測、高速道路、特別項目へと進みます。

時間割に「技能 二段階 7」のような番号が並ぶと、『何番まであるの?』と不安になりますよね。実は、車校の第二段階の技能は、警察庁の通達で項目名が決まっているんです。

下の表は、その15項目をこの記事でまとまりごとに並べ直したものです。車校の2段階の技能で何をやるのか、全体像をつかむのに使ってみてください。

まとまり教習の標準の項目名どんな練習か
路上に出る準備1 路上運転に当たっての注意と路上運転前の準備路上で気をつけることと、出発前の確認
道路を流れに乗って走る2 交通の流れに合わせた走行/3 適切な通行位置/4 進路変更周りの車に合わせた速度、走る位置、車線の移り方
ルールに従う5 信号、標識・標示等に従った運転/6 交差点の通行/7 歩行者等の保護信号や標識の読み取り、右左折、歩行者や自転車への配慮
状況に合わせる8 道路及び交通の状況に合わせた運転/9 駐・停車狭い道や混んだ道、止める場所の選び方
車庫入れ・止まる10 方向変換及び縦列駐車/11 急ブレーキ方向変換と縦列駐車、急ブレーキの体験
自分で考えて走る12 自主経路設定/13 危険を予測した運転自分で決めた道順を走る、危険の予測
応用の場面14 高速道路での運転/15 特別項目高速道路の合流や車線変更、地域に合わせた走行

MTの場合は、これに加えてMT車でクラッチやギアの操作、坂道発進、踏切、方向変換などを練習します。最後の項目25が、第二段階のみきわめ(教習効果の確認)です。

自主経路・危険予測・高速は特別な教習

第二段階の技能の内容で、気になる人が多いのが自主経路と高速道路です。教習の基準を細かく決めた国家公安委員会の規則では、普通免許の危険予測と高速はそれぞれ1時限行うことになっています。

自主経路は、目的地をもとに自分で道順を考えて走る教習です。詳しくは車校の自主経路とは?で紹介しています。

高速道路の教習は、実際の高速道路を走る車校と、シミュレーターで受ける車校があります。どちらになるかは車校の高速教習とは?で詳しくまとめました。

特別項目は、山道や雪道、都市高速道路など、地域に合わせて選ばれる教習です。教習の標準では「1時限を超えて行わせないこと」とされています。

時間割を見る時に確かめること
  • 第二段階の技能が何番まであるかを数える
  • 自主経路と高速の前に受ける学科を確かめる
  • 複数教習やシミュレーターの枠がどこにあるかを見る
  • MTの人はMT車の教習がどの時期に入るかを聞く

第二段階を3つの時期に分けると流れがつかめる

先に結論

第二段階の流れは、「路上の基本」「応用(自主経路・高速・危険予測)」「みきわめ・卒検」の3つの時期に分けると、いまどこにいるかが分かりやすくなります。

『いま何時限目で、あとどれくらい?』と迷った時は、項目の番号より「時期」で見るのがおすすめです。下の表は、この記事で独自に分けた時系列の目安です。

時期主な中身前にそろえておくことつまずきやすい所
1. 路上の基本路上に出る準備、流れに乗った走行、進路変更、交差点、歩行者の保護、駐停車、方向変換と縦列駐車第一段階のみきわめ、修了検定、仮免左に寄りすぎる、右折のタイミング、合図の時期
2. 応用自主経路、危険を予測した運転、高速道路、急ブレーキ、特別項目経路の設計や高速道路の学科道順を間違える、合流で速度が出ない
3. みきわめ・卒検第二段階のみきわめ、卒業検定技能と学科をすべて受け終える緊張で確認が抜ける、方向変換や縦列駐車
車校の第二段階を路上の基本・応用・みきわめと卒検の3つの時期に分けた図解

項目の順番や、どの時限で何をやるかは車校ごとに違います。表の区切りは目安として見てくださいね。

時期1:路上の基本は「流れに乗る」練習

最初の時期は、一般の道路で周りの車に合わせて走る練習が中心です。場内では余裕があった操作も、路上では信号や歩行者が次々に出てくるので、最初は忙しく感じるはずです。

例えばこんなやり取りがよくあります。

「もう少し右に寄っていいよ」
「場内ではずっとキープレフトって言われてたので…」

場内の感覚のまま左に寄りすぎるのは、路上の最初によくあることなんです。初めての路上で気をつけることは車校の路上教習にまとめています。

路上の基本の時期に、もう一度確かめておきたいのが合図の時期です。場内では距離が短いので、つい合図が遅れがちなんですよね。

行動合図を出す時期決まりの元
右折・左折・転回曲がる地点から30メートル手前道路交通法施行令
進路変更進路を変える約3秒前道路交通法施行令
徐行・停止・後退その行動をしようとする時道路交通法施行令

合図は、行動が終わるまで出し続けて、終わったら戻します。技能試験の採点基準でも、合図をしない・遅い・戻さないといった「合図不履行等」は減点の対象です。

『交差点の手前で合図を出したら、手前の脇道に入ると思われない?』と迷うこともありますよね。そんな時は、出すタイミングを教官に一度聞いておくと、次から迷わずに済みます。

時期2:応用は「自分で決める」練習

二つめの時期は、教官の指示を待つのではなく、自分で判断する場面が増えます。教習の標準の目標にも「自主的に走行経路を設定し、他の交通に気配りをしながら主体的な運転ができる」と書かれています。

自主経路と危険予測は、ほかの教習生と一緒に乗る複数教習で行われることもあります。教習の標準では、複数教習は駐停車・急ブレーキ・自主経路・危険予測・高速・特別項目に限られています。

時期3:みきわめ・卒検は「総まとめ」

最後の時期は、第二段階のみきわめと卒業検定です。施行規則では、応用走行の最後に教習効果を確かめ、成績が良好な人だけが教習を修了するとされています。

みきわめで見られるのは、それまでの路上の運転全体です。急ブレーキ・高速・特別項目はみきわめを行わない項目なので、ふだんの路上の運転と、方向変換・縦列駐車を見直しておくと安心です。

教習車の運転席から見た一般道路の交差点の写真

第二段階の学科と技能の順番

先に結論

第二段階の学科(二)は16時限です。自主経路は「経路の設計」、高速道路の技能は「高速道路での運転」の学科を受けてからになるので、学科を後回しにすると技能が進まなくなります。

『技能の予約ばかり気にしていたら、学科が足りなくて進めなかった』という声はよく聞きます。実は、第二段階では学科と技能の順番がつながっているんです。

学科(二)で習う主な項目

警察庁の教習の標準では、学科(二)は17の項目に分かれています。主なものをまとめました。

学科(二)の項目関係する技能
危険予測ディスカッション危険を予測した運転
応急救護処置技能ではなく、学科の中で練習
経路の設計自主経路設定
高速道路での運転高速道路での運転
悪条件下での運転、死角と運転路上の運転全体

応急救護処置は、学科(二)の中で3時限行うと規則で決められています。医師や看護師、救急救命士、救急隊員、日赤救急法指導員などは免除になる場合があります。

心肺蘇生など応急救護の中身は車校の応急救護とは?で紹介しています。

学科と技能の順番の例
  1. 学科(二)の「経路の設計」を受ける
  2. 技能の自主経路設定を受ける
  3. 学科(二)の「高速道路での運転」を受ける
  4. 路上の基本の教習と危険予測の教習を終える
  5. 技能の高速道路の教習を受ける

教習の標準では、高速道路の教習は学科の「高速道路での運転」を受け、路上の基本の教習、方向変換や急ブレーキ、危険予測を終えた後に行うとされています。順番の細かい組み方は車校によって違うので、受付や教官に聞いておきましょう。

第二段階の学科と技能のつながりを、経路の設計から自主経路、高速の学科から高速教習の順で示した図解

車校の第二段階でよくある相談

先に結論

第二段階の相談で多いのは「期限に間に合うか」「あと何回乗るか」「学校で習った内容は免除になるか」の3つです。どれも、通う車校の教習原簿と予約の状況で答えが変わります。

知恵袋などでよく見る相談を、テーマごとにまとめて答えますね。

相談1:このペースだと期限をオーバーしそう

第二段階の乗車ペースが遅く、期限を過ぎてしまわないか心配という相談は、とても多く読まれています。『あと少しなのに、間に合わなかったらどうしよう』と焦りますよね。

確かめておきたい期限は3つあります。

期限中身決まりの元
教習期限普通免許の教習は9か月以内に修了道路交通法施行規則
仮免の有効期間適性試験を受けた日から6か月道路交通法
卒業検定の受検期限教習を修了した日から3か月以内道路交通法施行規則

第二段階の路上の教習は、仮免が有効な間に受ける必要があります。期限が近い時は、まず残りの時限数を数え、1日3時限までの上限で何日必要かを車校の受付と一緒に確かめてみてください。

期限の考え方は車校の期限は9か月で詳しく紹介しています。

相談2:第二段階は、あと何回車校に行けばいい?

技能が8回目まで終わったけれど、あと何回行けばいいかという相談もあります。答えは、残りの技能の時限数と学科の残りで決まります。

ATなら技能は19時限、MTなら23時限が最短の基準です。ここから受け終えた時限を引くと、残りの最短の数が分かります。みきわめや卒業検定の結果によっては、時限が延びることもあります。

相談3:学校で受けた救命講習で、応急救護は免除になる?

学校で救命講習を受けたことがあり、応急救護が免除になるかという相談も目にします。規則で免除の対象として挙がっているのは、医師や看護師、救急救命士、救急隊員、日赤救急法指導員などです。

学校の講習が当てはまるかどうかは、この記事では確かめられていません。修了証などを持っていれば、入校時に車校へ見せて聞いてみるのが確実な方法です。

相談の読み方

知恵袋の回答は、通っている車校のやり方をもとにした話が多いです。時限の順番や予約の方法は車校によって違うので、自分の車校の案内と合わせて読むようにしましょう。

第二段階を期限内に終えるための通い方

先に結論

第二段階を長引かせないコツは、「学科を先に進める」「複数教習とシミュレーターの枠を早めに押さえる」「期限から逆算して予約する」の3つです。

第二段階は1日3時限まで受けられるので、第一段階より進めやすくなります。ただ、自主経路や高速、危険予測のように人数がそろわないと受けられない枠もあるんですよね。

『路上は順調なのに、最後の数時限の予約が取れない』という状態になると、期限ぎりぎりで焦ってしまいます。

よくある失敗
  • 学科(二)を後回しにして、自主経路や高速の技能に進めない
  • 複数教習の枠を最後まで残し、予約が取れなくなる
  • 仮免の有効期間を確かめず、期限の近さに気づくのが遅れる

予約の組み方のコツ

時期ごとに、意識しておきたいことを表にしました。

時期予約で意識すること次の一歩
第二段階に入った直後学科(二)をなるべく早く受ける経路の設計と高速の学科の日を確かめる
路上の基本の途中複数教習やシミュレーターの枠を探す受付で空いている日を聞く
終わりが見えてきた頃みきわめと卒業検定の日を決める卒検の予約方法を聞いておく

予約が取りにくい時の工夫は車校の予約が取れない時は?で紹介しています。

MTの人が気をつけること

MTの第二段階は、AT車の教習とMT車の教習が混ざります。MT車の時限は第二段階の中で4時限以上5時限未満なので、間が空くとクラッチの感覚を忘れやすいんです。

『久しぶりのMT車でエンストしたらどうしよう』と不安な方は、MT車の時限をなるべく続けて予約してみてください。坂道発進や踏切の手順を、前の日に頭の中でなぞっておくのも効きます。

MTとATの教習の違いは車校はATとMTどっち?で詳しく紹介しています。

第二段階の最後は卒業検定

みきわめで良好をもらうと、卒業検定に進みます。卒業検定は、教習を修了した日から3か月以内に受ける決まりです。

道路交通法施行規則では、普通免許の技能試験の項目は、道路での走行、交差点の通行、横断歩道の通過、方向変換または縦列駐車です。卒業検定はこの技能試験の例に準じて行われます。

合格すると卒業証明書がもらえます。卒業証明書は、技能検定を受けた日から1年以内なら、試験場での技能試験が免除になります。卒業検定の中身は車校の卒業検定とは?で詳しく紹介しています。

予定が詰まって平日に通いにくい方や、これから車校を選び直す方もいますよね。通い方や時期を見直したい人、まとめて取りたい人は、車校や合宿免許の探し方も知っておくと選択肢が広がります。

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よくある質問

車校の第二段階は何時間ですか?

道路交通法施行規則の基準では、技能はATで19時限、MTで23時限です。学科(二)は16時限で、1時限は50分です。上達の様子によって技能の時限が延びることもあります。

第二段階の技能は1日に何時限まで受けられますか?

第二段階の技能は1日3時限までです。3時限受ける日は続けて受けることはできませんが、複数教習やシミュレーターを2時限受ける日は例外になります。

第二段階に入ったら、すぐに路上に出ますか?

普通免許の第二段階は、シミュレーターなどを除いて道路で行う決まりです。最初は路上に出る前の注意と準備から始まるので、いきなり難しい道を走るわけではありません。

自主経路や高速道路の教習はいつ受けますか?

自主経路は学科の「経路の設計」、高速道路の教習は学科の「高速道路での運転」を受けた後に行います。具体的な時期は車校の時間割で確かめてみてください。

第二段階のみきわめで良好をもらえなかったらどうなりますか?

追加の技能教習を受けてから、もう一度教習効果の確認を受ける流れになります。どこを直せばいいかを教官に聞いておくと、次の時限で練習しやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 車校の第二段階は法令でいう「応用走行」で、一般の道路が中心
  • 技能はAT19時限・MT23時限、学科(二)は16時限、1時限50分
  • 技能は路上の基本から自主経路・危険予測・高速・特別項目へ進む
  • 自主経路と高速は、関係する学科を先に受けておく必要がある
  • 教習期限9か月・仮免6か月・卒検は修了から3か月の3つの期限を確かめる
車校ガイド

車校ガイド 編集部

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