車校のシュミレーター教習とは?模擬運転で習うことと実車との違い

車校のシミュレーター教習で使う運転席そっくりの装置と画面のアイキャッチ

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技能の予約表に「模擬」や「シュミレーター」と書いてあって、『ゲームみたいなもの?何か練習しておくべき?』と迷っていませんか。

結論から言うと、車校のシュミレーター教習は、運転席そっくりの装置で画面を見ながら運転を習う技能教習です。使える場面と時限数は規則で決まっていて、ほとんどは実車の教習なので、ここで完璧にできなくても心配いりません。

この記事を読むと、模擬運転で何を習うのか、実車とどう違うのかが分かります。

目次

車校の模擬とは?シュミレーター教習の正体

先に結論

車校で「模擬」と呼ばれるのは、模擬運転装置や運転シミュレーターを使う技能教習です。どちらも国が指定した装置で、道路交通法施行規則に決まりがあります。

ネットでは「シュミレーター」「シュミレーション」と書かれることも多いですが、正しくはシミュレーターです。車校(自車校とも呼ばれます)の予約画面では「模擬」「シミュ」と略されることもありますね。

道路交通法施行規則では、装置が2種類に分けられています。名前が似ているので、表で見比べてみましょう。

規則での呼び方どんな装置か主に使う場面
模擬運転装置内閣総理大臣の指定する装置第一段階の基本操作
運転シミュレーター模擬運転装置のうち、道路での教習と同じ効果があると国家公安委員会の基準に合うもの第二段階の危ない場面や高速

つまり、運転シミュレーターは模擬運転装置の中でも、道路で練習するのと同じ効果があると認められたものなんです。車校によっては、模擬運転装置を「トレーチャー」と呼ぶこともあります。

「模擬」がテストの意味のこともある

もう一つややこしいのが、学科の模擬テストも「模擬」と呼ばれることです。卒業検定の前に『模擬受けた?』と聞かれて焦った、という相談が知恵袋にもありました。

学科の模擬テストは、車校が独自に行う効果測定のことが多いです。模擬運転とはまったく別物なので、気になる方は車校の効果測定とはを見てみてください。

模擬運転で習うことは3つに分けられる

ここでの結論

車校の模擬運転は「基本操作」「危ない場面の練習」「高速の代わり」の3つに分けると分かりやすいです。どれも時限数の上限が決まっています。

『シミュレーターで何をするのか、まったく想像できない…』という方も多いはずです。実は、使う場面はかなり限られているんです。

基本操作:第一段階の最初に組まれることが多い

模擬運転装置で行う教習は、規則で別表第二の第1号、つまり操作の練習に限るとされています。ハンドルやペダル、レバーの使い方を、実車に乗る前に体で知る時間です。

普通免許のAT限定なら、第一段階で1時限まで。MTを含む普通免許は、第一段階で1時限、第二段階で1時限までと決まっています。

危ない場面の練習:実車では試せないことを体験する

運転シミュレーターでは、急ブレーキ、危険を予測した運転、地域の特性に合わせた走行を練習できます。危険予測は、人の運転を見て学ぶ観察教習の部分だけです。

例えば、雨や霧、雪の日の運転です。知恵袋にも『ゲリラ豪雨、霧、雪のどれがいちばん難しい?』という相談がありました。実車ではわざと作れない天気を、画面の中なら体験できるんですね。

高速の代わり:近くに高速道路がない車校など

高速道路での運転は、実車で行うのが原則です。ただ、警察庁の教習の標準では、車校が高速道路から離れている時などはシミュレーターで行うとされています。

教習の標準に書かれている、シミュレーターで行う場合は次のとおりです。

  • 車校が高速自動車国道などから離れた地域にある時
  • 通行止めや混雑、教習車の不具合などで実車の教習をしない時
  • そのほか、実車での教習が難しい時

シミュレーターで行う時も、1人当たりおおむね15キロメートル以上を走るとされています。また、業界の公正競争規約では、高速道路の教習が実車かシミュレーターかを車校の中やチラシに表示することになっています。

『高速が実車じゃないと損なの?』と気になる方もいますよね。どちらも国の決まりに沿った教習なので、心配はいりません。

車校選びで気になる人は、案内の表示を見ておくと分かりますよ。詳しい条件は車校の高速教習とはで紹介しています。

分け方使う装置普通免許の上限出典
基本操作模擬運転装置第一段階1時限(MTは第二段階も1時限)道路交通法施行規則
危ない場面の練習運転シミュレーター合計4時限まで(高速を含む)教習の基準の細目に関する規則
高速の代わり運転シミュレーター1人当たりおおむね15キロメートル以上走る警察庁の教習の標準

運転シミュレーターの上限は、施行規則では第二段階で3時限まで、教習の基準の規則では合計4時限までと書かれています。細かい数え方は車校の教習計画によるので、教習原簿で確かめておくと安心です。

車校の模擬運転を基本操作・危ない場面の練習・高速の代わりの3つに分けた図解

実車とシミュレーターはどこが違う?

ここでの結論

シミュレーターは「危ない場面を安全に試せる」のが強みで、「体にかかる感覚」は実車に及びません。違いを知っておくと、うまくいかなくても落ち込まずにすみます。

知恵袋には『シミュレーターでアクセルの感覚がよく分からなかった』という相談がありました。これはよくあることなんです。

画面の中の車は、体に揺れや加速の感覚がほとんど伝わりません。だから、実車に乗った時に「あれ、思ったより進む」と感じる人も多いんです。

シミュレーターの強み
  • 急な飛び出しなど危ない場面を何度も試せる
  • 雨や霧、雪などの天気を選べる
  • 失敗してもけがや事故にならない
実車との違い
  • 加速やブレーキの体の感覚が伝わりにくい
  • 画面を見続けるので酔うことがある
  • 周りを振り返って見る動きがしにくい
比べること実車の教習シミュレーター教習
体に伝わる感覚加速や揺れがそのまま伝わるほとんど伝わらない
危ない場面安全のため試せないことが多い何度でも試せる
天気その日の天気しだい装置で設定できる
一緒に受ける人数教習生1人が基本指導員1人に3人以下
続けて受けられるか決まりの範囲で続けられる2時限続けて行わない

何人で、1日に何時限まで受けられる?

警察庁の教習の標準では、運転シミュレーターの教習は指導員1人につき教習生3人以下とされています。何人かで並んで受けたり、人の運転を画面で見たりする車校もあります。

1日に受けられる技能は、第一段階が2時限まで、第二段階が3時限までです。施行規則では3時限を続けて行わないとされていますが、シミュレーターか複数教習を2時限行う時は例外になります。

段階1日の技能の上限シミュレーターでの例外
第一段階2時限までなし
第二段階3時限まで2時限分を行う時は3時限続けて受けられる

酔いやすい人は早めに伝える

画面を見ていると気分が悪くなる人もいます。警察庁の教習の標準では、危険を予測した運転で続けるのが難しい人は、実車など別の方法で行えるとされています。

がまんしないで

気分が悪くなったら、無理に続けずに指導員に伝えてください。酔いやすい自覚がある人は、始まる前にひと言伝えておくと安心です。

よくある相談:初めての模擬で不安な人へ

ここでの結論

知恵袋では「事前に何かやっておくべき?」「持ち物は?」「メガネを忘れた」という相談が多く見られました。準備はふだんの技能と同じで大丈夫です。

AT模擬の前に何かやっておかないとまずい?

いちばん閲覧の多かった相談は、『入校してすぐで、AT模擬の前に何もしていないけど大丈夫?』というものでした。結論から言うと、心配いりません。

模擬運転装置の教習は、まさに初めての人が操作を知るための時間です。指導員が座り方から教えてくれるので、知らないまま行って大丈夫なんです。

持ち物や配車券は必要?

『AT模擬の持ち物は?』『配車券は通すの?』という相談もありました。受付の仕組みは車校ごとに違いますが、ふだんの技能と同じ手続きをする車校が多いです。

初めての模擬の前に確かめること
  • 教習原簿や受付のカードなど、技能の日に使うものを持つ
  • 配車券を通すかどうかを受付で聞いておく
  • 運転しやすい靴で行く
  • 眼鏡やコンタクトが必要な人は忘れずに持つ

1回目がシミュレーターだった、次は何をする?

『技能の1回目がシミュレーターで、2回目に何をするのか分からない』という相談もありました。多くの車校では、模擬で操作を知ったあと、実車で同じ操作を確かめる流れになります。

例えば、座席の合わせ方、エンジンのかけ方、発進と停止です。模擬で聞いた手順をもう一度思い出しておくだけで、実車の1時限目がぐっと落ち着いて受けられますよ。初めての実車の流れは車校の初めての技能教習で紹介しています。

メガネを忘れてしまった

『シミュレーターでもメガネは要る?』という相談もありました。画面の文字や標識を見るので、ふだん運転に眼鏡を使う人は、模擬でも同じように使うのが基本です。

忘れた時は、受けてよいかを受付で相談してみましょう。持ち物全体は車校の持ち物リストにまとめています。

模擬運転を実車にいかすコツ

ここでの結論

シミュレーターは「目の動かし方」と「手順の順番」を覚える場と割り切ると、実車にいかしやすくなります。

体の感覚が伝わりにくい分、目と手順の練習には向いています。『画面だから適当でいいや』と思わず、実車と同じように確かめるくせをつけておきましょう。

シミュレーターで意識したい順番
  1. 座席とミラーの位置を、実車と同じように合わせる
  2. 発進の前に合図を出し、画面のミラーを見る
  3. 交差点の手前で、左右の歩行者や自転車を探す
  4. 危ないと思ったら、早めにブレーキに足を置く
  5. 終わったら、ヒヤッとした場面を指導員に聞く

例えば、画面の中で横から自転車が出てきた時に「今のは、どこを見ていれば気づけましたか」と聞いてみてください。答えを実車の路上で思い出せれば、シミュレーターの1時限がそのまま役に立ちます。

第二段階の模擬は、特別項目や危険予測の教習とセットで組まれることもあります。それぞれの中身は車校の特別項目とはと車校のセット教習とはで紹介しています。

予約が思うように取れず、通い方を見直したい人もいますよね。日程を組み直したい時は、車校や合宿免許の探し方も知っておくと選択肢が広がります。

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シミュレーター教習で目の動かし方と手順を実車にいかす順番を示した図解

よくある質問

模擬atとは何ですか?

AT車の操作を模擬運転装置で習う教習を、車校がそう呼んでいることが多いです。普通免許のAT限定なら、第一段階で1時限までと決まっています。

車校のシミュレーターは何時限ありますか?

模擬運転装置は第一段階で1時限まで、運転シミュレーターは規則で合計4時限までなどの上限があります。実際に何時限組むかは車校によって違います。

シミュレーターで高速教習を受けることはありますか?

警察庁の教習の標準では、車校が高速道路から離れている時などはシミュレーターで行うとされています。実車かシミュレーターかは、車校の案内に表示することになっています。

バイクの教習でもシミュレーターはありますか?

道路交通法施行規則では、二輪の第二段階のうち2時限は運転シミュレーターを使うとされています。普通二輪の免許をすでに持っている人が大型二輪を受ける時は1時限です。

まとめ

この記事の要点
  • 車校のシュミレーター教習は、模擬運転装置や運転シミュレーターで習う技能教習
  • 模擬運転は基本操作、危ない場面の練習、高速の代わりの3つに分けられる
  • 使える時限数は規則で決まっていて、教習の大部分は実車で行う
  • 体の感覚は伝わりにくいので、目の動かし方と手順の練習と割り切る
  • 酔いやすい人は、早めに指導員に伝えておく

車校全体の流れは車校とは?自動車学校で免許を取る流れで確かめられます。

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