車校の特別項目とは?危険予測や特別ATの意味と受け方

車校の特別項目で走るような山道を教習車の運転席から見たアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が法令・警察庁や都道府県警察などの公的機関の情報、業界団体の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に合宿免許・車校探しのサービスへの案内(広告)を含みます。

第二段階に入ったら、予約画面に「特別」「特別S」「特別AT」と見慣れない名前が並んでいた。『特別って何をするの?何時間あるの?』と戸惑いますよね。

結論から言うと、車校の特別項目とは、山道や雪道など、その地域ならではの道路を想定して走る第二段階の技能教習です。普通免許では1時限を超えて行わないと決まっているので、身構えなくて大丈夫ですよ。

この記事では、特別項目の中身と、危険予測や高速との違い、予約の時に見ておきたいことをお伝えしますね。

目次

車校の特別項目とは?地域に合わせた走り方を習う教習

先に結論

特別項目は、道路交通法施行規則の教習事項にある「気候、地形その他の地域の特性に応じた走行」のことです。警察庁の教習の標準では、山道、雪道、都市高速道路など、地域の特性から選んで行うとされています。

車校(自車校とも呼ばれます)の「特別」という呼び方は、教習の標準の項目名「特別項目」からきています。名前だけ聞くと特別な試験のように感じますが、実は第二段階の技能教習の一つなんです。

全国どこでも同じ道路があるわけではありませんよね。雪がよく降る地域、山道の多い地域、都市高速が身近な地域など、住んでいる場所で必要な運転は変わります。

教習の標準で挙がっている例どんな練習か
山道坂やカーブが続く道の走り方
雪道滑りやすい道での止まり方や曲がり方
都市高速道路など合流や出口が続く道の走り方
特殊な駐停車ふだんと違う止め方が必要な場面
その他の地域の特性その地域ならではの道路状況

1時限を超えないと決まっている理由

警察庁の教習の標準では、特別項目は「全国的に共通して求められる技能の教習ではない」ため、1時限を超えて行わせないとされています。つまり、地域に合わせた体験の時間という位置づけなんです。

また、特別項目は第二段階のみきわめの対象に入っていません。急ブレーキや高速とともに、みきわめを行わない項目とされています。

特別項目は複数教習やシミュレーターになる?

ここでの結論

特別項目は、複数教習でもシミュレーターでも行える項目です。どの形で受けるかは車校の組み方によります。

知恵袋でいちばん閲覧が多かった相談の一つが、『特別項目は何時間?複数教習なの?』というものでした。ここが分かると、予約の取り方も見えてきますよね。

警察庁の教習の標準では、複数教習ができる項目に特別項目が入っています。運転シミュレーターを使える項目にも、特別項目が含まれているんです。

受け方特別項目で使えるか決まり
実車で1人使えるふだんの技能と同じ形
複数教習使える教習生2人か3人で交代して運転
運転シミュレーター使える指導員1人に教習生3人以下

複数教習で受ける時は、自分が運転しない時間も教習のうちです。後ろの席から、ほかの人がカーブの手前でどこを見ているか、どこで速度を落としているかを見ておくと、自分の番で落ち着いて走れますよ。

シミュレーターで受ける時は、画面の天気や道路の状態が変わるのを体験します。『ゲームみたいで本当に役に立つの?』と感じるかもしれませんが、滑りやすい道で急に止まれない感覚をつかむには向いているんです。

予約画面の「特別S」とは?

『予約画面に「特別S」とあるけど、どういうこと?』という相談もありました。予約画面の略し方は車校ごとに違いますが、特別項目をシミュレーターで受ける枠をそう表している車校もあるようです。

雪道のように実車で作れない状況は、シミュレーターの画面の中なら体験できます。気になる時は、受付で「この特別Sは実車ですか、シミュレーターですか」と聞いてみてください。シミュレーターの中身は車校のシミュレーター教習とはで紹介しています。

車校のトレーチャーとはどう違う?

予約画面で「トレーチャー」という名前を見ることもあります。一部の車校で、模擬運転装置をそう呼んでいるものです。

模擬運転装置は主に第一段階で操作を習う装置で、特別項目で使う運転シミュレーターとは役割が違います。名前で迷ったら、何段階の何の教習かを受付で確かめておきましょう。

危険予測・高速・特別項目の違いを表で見る

ここでの結論

第二段階には、危険予測、高速、特別項目という「少し特別に感じる教習」が並びます。学科とセットになるものと、ならないものがあります。

『特別項目と危険予測って同じもの?』と混ざってしまう方も多いはずです。教習事項の上では、どれも別の号に分かれているんです。

教習技能の時限一緒に受ける学科みきわめ
危険を予測した運転1時限危険予測ディスカッション1時限対象
高速道路での運転1時限高速道路での運転1時限対象外
特別項目1時限を超えない決まった組み合わせはなし対象外

危険予測と高速の時限数は、指定自動車教習所の教習の基準を定めた規則に書かれています。学科の時限数も同じ規則で決まっています。

特別項目には、決まった学科の組み合わせはありません。ただ、学科(二)には「悪条件下での運転」という項目があり、雪や雨の日の走り方と中身が近いので、つなげて考えると覚えやすいですよ。

危険予測・高速・特別項目の3つの教習を、技能の時限と一緒に受ける学科で比べた図解

自車校の危険予測はどんな教習?

危険予測の技能は、交通法規に沿った走行や、方向変換・縦列駐車などの教習の大部分を終えたあとに行います。人の運転を見て学ぶ観察教習は一部だけ、とされています。

例えば、停まっているバスの横を通る時に「バスの前から人が出てくるかも」と考えて速度を落とす、といった練習です。危ないことが起きてから止まるのではなく、起きそうな場面を先に探すのがこの教習の中心なんです。

技能のあとに、走った場面を振り返って話し合う学科が組まれることが多いです。話し合いでは「交差点の手前で自転車が見えたので、少し早めにブレーキに足を置きました」のように、気づいた場面をそのまま言えば十分ですよ。こうした組み方は車校のセット教習とはで詳しく紹介しています。

特別ATという表示の意味

普通免許の第二段階は、MTの免許でも、特別項目を含む多くの項目をAT車で行うと警察庁の教習の標準で決まっています。MT車で行うのは、クラッチや変速、坂道発進などの一部の項目です。

そのため、MTの人の予約画面に「特別AT」と出ることがあります。特別項目をAT車で受ける枠を表している、と考えると分かりやすいですね。表示の意味は車校ごとなので、受付で確かめておくと安心です。

1時限の特別項目をむだにしない受け方

ここでの結論

特別項目は1時限だけの体験です。前もって「何を確かめたいか」を一つ決めておくと、免許を取ったあとに役立つ時間になります。

『1時限だけなら、なんとなく受ければいいかな』と思う方もいるはずです。ただ、雪道や山道は、免許を取ったあとに一人で初めて走ると戸惑いやすい道なんです。

だからこそ、指導員が隣にいるうちに聞いておきたいことがあります。例えば「この下り坂では、どのくらい手前からブレーキを使えばいいですか」のような質問です。

特別項目の前に決めておきたいこと
  • その日に走る場面が山道か雪道か都市高速かを聞いておく
  • 自分が一人で走るのが不安な場面を一つ決める
  • 学科の「悪条件下での運転」の教本を読み返しておく
  • 終わったら、気になった場面を指導員に聞く

合宿でも通いでも中身は同じ

合宿免許でも通いでも、教習の時限数や教習事項の決まりは同じです。ただ、どの地域の特性を選ぶかは車校ごとに違うので、雪の多い地域の車校なら雪道の体験になることもあります。

受け方の違い特別項目での見え方
地元の車校に通う住んでいる地域でよく走る道を体験しやすい
合宿で別の地域へ行くその地域ならではの道を体験することがある
シミュレーターで受ける実車で作れない天気や道を画面で体験する

どの形でも、1時限の中で何を持ち帰るかは自分しだいです。気になったことは遠慮せずに聞いてみてくださいね。

よくある相談:特別項目の予約と受け方

ここでの結論

知恵袋では「何をするの?」「予約しないといけない教習が多い」「特別項目のあとは何が残る?」という相談が多く見られました。順番を知っておくと、予約の迷いが減ります。

特別項目って何をするの?

『特別項目の教習って何をするんですか?』という相談には、地域によって違う、というのが正直な答えです。山道を走る車校もあれば、シミュレーターで雪道を体験する車校もあります。

例えば、雪の多い地域なら「ブレーキは早めに、ゆっくり」と滑りやすい道での止まり方を体験します。都市高速が近い地域なら、合流や出口が続く道を走ることもあります。

『何をするか分からないと不安』という時は、予約の時に受付で「特別項目はどんな道を走りますか」と聞いておきましょう。内容が分かれば、前の日に学科の教本で関係するページを読み返すこともできますね。

予約しないといけない教習が多くて混乱する

『第二段階は、高速や特別、駐停車など予約が必要な教習が多い』という相談もありました。ふだんの技能と違う枠が並ぶと、どれから取ればいいか迷いますよね。

第二段階で予約前に確かめること
  • 高速の前に学科の「高速道路での運転」を受けたか確かめる
  • 危険予測の前に路上の教習が進んでいるか確かめる
  • 特別項目が実車かシミュレーターかを確かめる
  • 複数教習の枠かどうかを確かめる
  • 教習の期限までの残りを確かめる

特別項目のあとは何が残る?

『特別項目と高速が終わって、残り技能は2回』という相談もありました。特別項目と高速はみきわめを行わない項目なので、そのあとは残りの技能を受けてみきわめに進むことになります。

みきわめのあとは卒業検定です。第二段階全体の順番は車校の第二段階とはで確かめておきましょう。

第二段階の後半の進み方の一例
  1. 路上の技能と学科をひと通り進める
  2. 危険予測の技能とディスカッションを受ける
  3. 高速と特別項目を、空いている枠で受ける
  4. 残りの技能を受けて、みきわめに進む
  5. みきわめが良好なら卒業検定を受ける
後回しにしすぎない

特別項目や高速は枠が少ない車校もあります。普通免許の教習は施行規則で9か月以内に終えるとされているので、第二段階に入ったら早めに予定を見ておきましょう。

予約が取りにくく、通い方そのものを見直したくなる人もいますよね。日程を組み直したい時は、車校や合宿免許の探し方も知っておくと選択肢が広がります。

車校・合宿免許さがし(PR)

自分に合う車校を探すなら、通いと合宿の両方から

家や学校からの通いやすさ、予約の取りやすさ、まとまった休みで集中して取る合宿免許など、車校の選び方はいくつかあります。地域や日程から車校を探して、自分に合う通い方を比べてみてください。

無料車校・合宿免許を探す

教習の内容・料金・日程は各教習所の案内でご確認ください。

第二段階の後半で、危険予測・高速・特別項目からみきわめ、卒業検定へ進む順番を示した図解

よくある質問

車校の特別とは何のことですか?

多くの場合、第二段階の技能教習の「特別項目」のことです。山道や雪道など、地域の特性に合わせた走り方を習います。

特別atとは何ですか?

特別項目をAT車で受ける枠の表示として使われることが多いです。普通免許の第二段階は、MTの免許でも多くの項目をAT車で行うと教習の標準で決まっています。

特別項目は何時限ありますか?

警察庁の教習の標準では、1時限を超えて行わせないとされています。複数教習やシミュレーターで行う車校もあります。

自車校の特別項目も同じ内容ですか?

自車校も車校と同じく自動車学校の呼び方なので、特別項目の決まりは変わりません。何を走るかは地域の特性によって車校ごとに違います。

特別項目で失敗したら、もう一度受けますか?

特別項目はみきわめを行わない項目とされています。気になる点があれば、その時限の最後に指導員に聞いておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 車校の特別項目とは、地域の特性に合わせた走り方を習う第二段階の技能教習
  • 普通免許では1時限を超えて行わない
  • 複数教習やシミュレーターで受けることもあり、特別Sや特別ATは枠の表示
  • 危険予測と高速は学科とセット、特別項目は決まった組み合わせなし
  • 特別項目と高速はみきわめの対象外なので、後半の予定は早めに組む

車校全体の流れは車校とは?自動車学校で免許を取る流れで確かめられます。

車校ガイド

車校ガイド 編集部

車校(自動車学校・指定自動車教習所)の選び方や申し込み・入校準備から、学科・技能教習、効果測定・検定、卒業後の本免試験までを、これから通う人と通っている人が落ち着いて準備できるように整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次