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クランクで何度も脱輪したり、教官に同じことを言われ続けたりして、『自分だけ運転が下手すぎるのでは』と落ち込んでいませんか。周りがすいすい進んでいるように見えると、なおさらつらいですよね。
結論から言うと、車校で運転がうまくいかないのは、最初はほとんどの人が通る道です。うまくいかない場面を「操作」「確認」「判断」の3つに分けると、何を練習すればいいかがはっきりします。
この記事では、下手だと感じた時の考え方と、場面ごとの練習の仕方、教官への聞き方をお伝えしますね。
車校で運転が下手すぎると感じるのは自然なこと
車校の運転は、ほとんどの人にとって生まれて初めての操作の連続です。うまくいかないのは才能の問題ではなく、まだ慣れていないだけのことが多いんです。
『車校って、こんなに難しいの?』と驚いた方も多いはずです。ハンドル、ブレーキ、ミラー、合図を同時に扱うのは、自転車とはまったく違いますよね。
実は、道路交通法施行規則でも、技能教習の時限数は「技能の修得状況に応じ延長するものとする」とされています。決められた時限数で終わらない人がいることを、最初から前提にした仕組みなんです。
車校の運転が難しいと感じやすい時期
うまくいかないと感じる時期は、だいたい決まっています。自分が今どこにいるかを知るだけでも、少し気持ちが楽になります。
| 時期 | 難しく感じやすいこと |
|---|---|
| 第一段階の始め | ペダルの踏み加減、まっすぐ走ること |
| 第一段階の後半 | クランク・S字、坂道、見通しの悪い交差点 |
| 仮免を取った直後 | 初めての路上、ほかの車や歩行者の動き |
| 第二段階の中ごろ | 進路変更、車線の選び方、方向変換と縦列駐車 |
| 卒検の前 | 自分で道を考えて走ること |
どの時期も、新しいことが一気に増えるタイミングです。うまくいかないのは、それだけ新しいことに挑戦している証拠なんです。
技能教習は1時限50分で、普通免許の第一段階は1日2時限までと決められています。1回に練習できる量に限りがあるので、慣れるまでに時間がかかるのは自然なことです。
比べる相手を「昨日の自分」にする
『同じ日に入った人は、もう仮免を取ったのに』と比べてしまうこと、ありますよね。ただ、通える回数も、運転に触れてきた経験も人それぞれです。
比べるなら、前の教習の自分と比べてみてください。「前回は3回脱輪したけど、今日は1回だった」と思えたら、それは立派な上達です。
うまくいかない場面を「操作」「確認」「判断」に分けてみる
「下手」とひとまとめにせず、うまくいかない場面を操作・確認・判断の3つに分けてみましょう。分けると、練習の仕方も教官への聞き方も変わってきます。
『全部ダメな気がする』という時ほど、実はつまずいている所は限られています。施行規則でも、技能試験は「運転装置を操作する能力」「交通法規に従って運転する能力」「運転姿勢その他安全に運転する能力」の3つで採点するとされています。
この記事では、それを読者が使いやすいように「操作」「確認」「判断」の3つに分けてみました。

| 分け方 | よくあるつまずき | 効く練習 | 教官への聞き方 |
|---|---|---|---|
| 操作 | 急ブレーキになる、ハンドルを戻すのが遅い、脱輪する | 速度を落として、1つの操作だけに集中する | 「ハンドルを回し始める目印はどこですか?」 |
| 確認 | ミラーや目視を忘れる、合図が遅れる | 確認の順番を声に出して決めておく | 「この場面では、どこを見ればいいですか?」 |
| 判断 | 交差点で止まるか進むか迷う、車線の選び方が分からない | 先の信号や標識を早めに見る癖をつける | 「さっきは止まった方がよかったですか?」 |
自分のつまずきが、どの列に多いかを数えてみてください。教習原簿や、教習の後に書いたメモを見返すと分かりやすいです。
つまずきが多い列から手をつける
3つ全部を一度に直そうとすると、かえって頭がいっぱいになります。いちばん多い列から1つだけ選んで、次の教習ではそれだけを意識しましょう。
例えば、操作のつまずきが多いなら「今日はブレーキを2回に分けて踏む」だけを決めます。確認なら「交差点の前で右、左、右を見る」だけ、という具合です。

- 前回の注意の中で、いちばん多かったものを1つ選ぶ
- それが操作・確認・判断のどれかを考える
- 次の教習で意識する動きを、1文で書く
- 乗る前に、その1文を教官に伝える
教官への聞き方で上達が変わる
うまくいかない時ほど、教官に何を聞けばいいか分からなくなりますよね。「どうすればいいですか」と広く聞くより、場面と動きをしぼって聞く方が、答えも具体的になります。
| 広すぎる聞き方 | しぼった聞き方 |
|---|---|
| どうすればうまくなりますか | 今のクランクは、どこでハンドルを回し始めればよかったですか |
| 何がダメでしたか | さっきの左折で、いちばん直した方がいい所はどこですか |
| 次は何を練習すればいいですか | 次の教習で、1つだけ意識するなら何がいいですか |
教習の最後の数分で1つ聞くだけでも、次の50分の使い方が変わります。
操作がうまくいかない時の練習と運転のコツ
操作のつまずきは、速度を落とすことでほとんど軽くなります。速度が遅いほど、ハンドルやブレーキを考える時間が増えるからです。
『ハンドルを回すのが遅れて、毎回脱輪してしまう』という悩みはとても多いです。操作のつまずきは、慣れと目印で少しずつ減らせます。
まずは座り方を見直す
運転の操作は、座り方で大きく変わります。警察庁の「交通の方法に関する教則」では、シートの前後はクラッチを踏み込んだ時にひざがわずかに曲がる位置、背もたれはハンドルに両手を掛けた時にひじがわずかに曲がる位置が目安とされています。

シートが遠すぎると、ハンドルを大きく回す時に体ごと動いてしまいます。教習の始めに、毎回同じ位置に合わせる癖をつけましょう。
クランク・S字で脱輪しない考え方
クランクやS字は、第一段階でつまずく人がとても多い所です。うまくいかない時は、次のことを意識してみてください。
- 入る前に、十分に速度を落とす
- 目線を、手前ではなく行きたい先に向ける
- ハンドルを回し始める目印を、教官に教えてもらう
- 脱輪しそうになったら、無理に進まず止まる
- 止まったら、どこで回し始めればよかったかを確かめる
技能試験の決まりでも、脱輪した時は止まって、乗り上げる前の所まで戻ってやり直すとされています。焦って進むより、止まってやり直す方が安全なんです。くわしい通り方は車校のクランク・S字のコツで紹介しています。
坂道や発進で慌てる時
坂道で止まった後の発進は、車が下がらないかが怖くて慌てやすい所です。慌てるとアクセルを強く踏みすぎたり、ブレーキから足を離すのが早すぎたりします。
まずは平らな所で、ブレーキからアクセルへ足を移す動きをゆっくり練習するのがおすすめです。MT車の人は、クラッチをつなぐ位置を、教官と一緒に何度か確かめておきましょう。
ブレーキがカクンとなる時
止まる時に体が前に揺れてしまうのは、ブレーキを一度に強く踏んでいることが多いです。早めに軽く踏み始めて、止まる直前に少しゆるめると、なめらかに止まりやすくなります。
- 曲がりながら速度を上げてしまう
- ハンドルを回すことに夢中で、目線が手前に落ちる
- 失敗が怖くて、必要以上に強くブレーキを踏む
確認と判断がうまくいかない時の練習
確認のつまずきは「順番を決める」、判断のつまずきは「早めに見る」で減らせます。どちらも、運転のうまさより習慣の問題なんです。
路上に出ると、『見ることが多すぎて、何から見ればいいか分からない』と感じますよね。確認と判断は、決まった順番と早めの準備で楽になります。
確認は見る順番を決めておく
警察庁の教則では、発進の前に合図を出し、もう一度バックミラーなどで前後左右の安全を確かめてから発進するよう書かれています。順番を決めておけば、緊張していても体が動きます。
| 場面 | 確認の順番の例 |
|---|---|
| 発進の前 | 合図、ルームミラーと右のミラー、右後ろを目視 |
| 左折の前 | 左のミラー、左後ろを目視、合図、寄せる |
| 進路変更の前 | ミラー、合図、目視、移る |
| 降りる前 | 後ろを目視、ドアを少し開けて止める、もう一度確かめる |
最初は「ミラー、目視、合図」と小さく声に出してもかまいません。声に出すと、抜けている確認に自分で気づきやすくなります。
判断は先を早めに見るのがコツ
交差点で止まるか進むかで迷うのは、気づくのが遅いことが原因の場合が多いです。信号や標識、歩行者の動きを、いつもより1つ先まで見るよう意識してみましょう。
「この先の信号、黄色になりそうだったから止まりました」
「いい判断だね。早めに気づけていたよ」
このように、判断した理由を言葉にできると、教官もどこまで見えていたかが分かり、アドバイスが具体的になります。
路上で怖くて判断が遅れる時
仮免を取って路上に出ると、ほかの車や自転車、歩行者が一気に増えます。『どこを見ても危ない気がする』と感じるのは、むしろ周りが見えてきた証拠です。
判断が遅れる時は、交差点の手前で速度を少し落とすだけでも、考える時間が生まれます。後ろの車に気をつかって急ぎたくなりますが、安全に止まれる速さで走る方が大事です。
- 信号や標識を、1つ先まで見ておく
- 交差点の手前で少し速度を落とす
- 迷ったら止まれる準備をしておく
- すぐ前の車だけを見ている
- 速度を落とさずに交差点に近づく
- 迷ったまま進んでしまう
家でできる車校の運転練習
車校の運転練習は、教習の時間だけではありません。家でも、手順のイメージや教本の読み直しで、次の教習の準備ができます。
知恵袋には、運転が下手で不安なので家でできる練習はないか、という相談もありました。実際の運転は車校の教習でしかできませんが、頭の中の準備は家でもできるんです。
- 乗る前から降りるまでの手順を、紙に書き出す
- 椅子に座って、ハンドルを回すつもりで手を動かしてみる
- 教本の図を見ながら、クランクや方向変換の目印を確かめる
- 歩いている時や家族の車に乗っている時に、交差点の信号や標識を探す
- 教習の後に、言われたことを1行ずつメモする
メモは、教習が終わってすぐ、待合室で書くのがおすすめです。時間がたつと、言われた言葉を忘れてしまいます。
「左折の時、寄せるのが遅い」
「S字の出口で目線が下がっている」
このくらい短くてかまいません。次の教習の前に見返すだけで、同じ注意を受ける回数が減っていきますよ。
家族の車に乗せてもらう時は、助手席から「自分ならどこで合図を出すか」を考えてみてください。運転していなくても、判断の練習になります。
仮免許を持っていない間は、車校の外で車を運転することはできません。仮免許を取った後の路上練習にも、同乗する人の条件など細かい決まりがあります。家でやるのは、あくまで頭の中の準備にしておきましょう。
車校の運転がうまくいかない時によくある相談
知恵袋でも、運転が下手で落ち込んでいるという相談はとても多く寄せられています。同じように悩んで、それでも卒業していく人がたくさんいるんです。
知恵袋に寄せられている相談から、多く読まれているものを3つ選んで答えます。
縦列駐車が難しすぎて、教官を待たせてしまった
縦列駐車を習ったけれど難しすぎて、後半はもたついてしまったという相談です。とても多く読まれていました。
縦列駐車や方向変換は、ハンドルを回す向きと車の動きが逆に感じられるので、最初は誰でも戸惑います。1回の教習でできなくても、何度かくり返すうちに目印が体に入ってきます。
うまくいかない時は「ハンドルを回し始める目印をもう一度教えてください」と聞いてみましょう。手順と目印は方向転換と縦列駐車のコツにまとめています。
技能延長の紙をもらった。運転が下手ってこと?
技能の延長を知らせる紙をもらって、自分は下手なのかと不安になったという相談です。
先に紹介したとおり、施行規則では技能教習の時限数は修得状況に応じて延長するものとされています。延長は、その段階で必要なことを身につけるための時間なんです。
延長になった時は、どの項目が足りなかったかを教官に聞いておくと、次の時限でやることがはっきりします。延長の仕組みと費用の考え方は車校の補習とは?で紹介しています。
下手な生徒に指名されると迷惑?
運転が下手なのに、同じ教官を指名すると迷惑ではないかという相談です。
『迷惑をかけているかも』と気にしてしまう気持ち、分かります。ただ、指名の仕組みがある車校なら、それを使うのは教習生の自由です。
自分の運転のくせを知っている先生に続けて見てもらえるのは、上達への近道にもなります。教官との関わり方は車校の教官(先生)が怖い時は?でも紹介しています。
第一段階と第二段階で、つまずく所は変わる
うまくいかない所は、段階が進むと入れ替わっていきます。今つまずいている所が、ずっと続くわけではありません。
| 段階 | つまずきやすい分け方 | 意識したい練習 |
|---|---|---|
| 第一段階(場内) | 操作が中心 | 速度を落とし、目印を1つずつ覚える |
| 仮免の前後 | 確認が中心 | 確認の順番を声に出して決める |
| 第二段階(路上) | 判断が中心 | 先の信号や歩行者を早めに見る |
第一段階で操作に苦しんだ人も、路上に出るころには操作のことを考えなくなっていることが多いです。その分、確認や判断に頭を使えるようになるんです。
「車校は無理かも」と思った時の考え方
「もう無理」と感じた時は、やめる前に、練習の量や通い方を見直してみましょう。期限の中で、自分のペースで進める方法はいくつもあります。
うまくいかない日が続くと、『車校は無理なのかも』と思ってしまいますよね。でも、多くの場合は「今の通い方が合っていない」だけのことも多いんです。
| 状況 | 見直してみること |
|---|---|
| 間が空いて、毎回忘れてしまう | 予約の間隔を詰めて、続けて乗れる日を作る |
| 同じ所で何度もつまずく | 教官に目印を聞き、その1点だけを練習する |
| 緊張で体が固まる | 乗る前に、今日やることを1つだけ伝える |
| 予約がなかなか取れない | 空きやすい時間帯や、キャンセル待ちの仕組みを受付で聞く |
普通免許の教習は9か月以内に終える決まりなので、休みすぎると期限が近づいてしまいます。怖さが強い時は車校が怖い・不安な時はも読んでみてください。
運転が嫌いになってしまった時
知恵袋には、運転が大嫌いで、免許を取っても乗らないかもしれないという相談もありました。うまくいかない日が続けば、そう思うのも無理はありません。
ただ、今の「嫌い」は、慣れない操作に追われている時の気持ちであることも多いです。免許を取った後に運転するかどうかは、その時に決めれば大丈夫です。今は、卒業までの残りの時限を一つずつ終えることだけを考えてみましょう。
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よくある質問
車校で運転が下手すぎるのは自分だけですか?
そう感じる人はとても多いです。施行規則でも、技能教習の時限数は修得状況に応じて延長するものとされていて、時間がかかる人がいることを前提にした仕組みになっています。
車校の運転のコツを一言で言うと何ですか?
速度を落として、早めに見ることです。速度が遅いほど操作に余裕が生まれ、早めに見るほど判断に余裕が生まれます。
運転が下手だと卒業できませんか?
決められた教習を終えて、みきわめで良好をもらい、卒業検定に合格すれば卒業できます。時間がかかっても、一つずつ身につけていけば大丈夫です。
MTが難しすぎます。これから慣れますか?
MT車はクラッチとギアの操作が加わるので、最初は難しく感じる人が多いです。今の普通免許の教習は、AT車を基本にして、クラッチやギアの操作に関わる部分をMT車で行う方式になっています(経過措置で従来の方式の車校もあります)。操作の手順を一つずつ確かめていけば、少しずつ慣れていきます。
無線教習が取り消しになりました。もうだめですか?
無線教習は、教官が乗らずに運転する教習で、施行規則では第一段階で3時限までとされています。取り消しになっても、教官が同乗する教習でしっかり練習できます。取り消しの理由を聞いて、次に生かしましょう。
まとめ
- 車校で運転がうまくいかないのは、最初はほとんどの人が通る道
- うまくいかない場面を操作・確認・判断の3つに分けて、多い所から練習する
- 操作は速度を落とす、確認は順番を決める、判断は早めに見る
- 家でも、手順のイメージと教本の読み直しで準備ができる
- 「無理かも」と思ったら、やめる前に通い方と予約の取り方を見直す





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