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技能教習のあとに「もう1時限やりましょう」と言われて、『補習って、もしかして自分だけ?』と落ち込んでいませんか。延長の紙を渡されると、なんだか恥ずかしい気持ちになりますよね。
結論から言うと、車校の補習は上達のペースに合わせて技能教習を追加する、制度の中で想定された仕組みです。法令でも、時限数は修得状況に応じて延長すると書かれています。
この記事を読むと、補習になりやすい場面と、料金や期限で確かめること、補習を減らす練習の工夫が分かります。
車校の補習とは?延長・補講・追加教習の意味
車校の補習とは、規則で決められた時限数のほかに、追加で受ける技能教習のことです。車校によって「延長」「補講」「追加教習」とも呼ばれますが、中身はほぼ同じです。
車校(自車校とも呼ばれます)に通っていると、補習、延長、補講、追加教習と、似た言葉をいくつも耳にします。『全部違うものなの?』と迷う方も多いはずです。
実は、どれも「予定の時限では足りなかった所を、もう少し練習する」という意味で使われています。呼び方は車校ごとに違うので、通っている車校の言い方に合わせて覚えておけば大丈夫です。
法令ではどう書かれている?
道路交通法施行規則では、技能教習の時限数の基準を決めたうえで、「技能の修得状況に応じ延長するものとする」と書いています。つまり、延長は最初から想定されているんです。
| 免許の種類 | 第一段階の技能 | 第二段階の技能 | 合計 |
|---|---|---|---|
| AT普通免許 | 12時限 | 19時限 | 31時限 |
| 普通免許(MT) | 12時限 | 23時限 | 35時限 |
この時限数は、規則の別表第四にある教習時間の基準で、1時限は50分です。
ここから何時限増えるかは、人によって違います。
補習が入る3つのタイミング
補習が入るのは、大きく分けて次の3つのタイミングです。
| タイミング | 何が起きた時か | 決まりの元 |
|---|---|---|
| 普段の技能教習 | その時限の目標にまだ届いていない | 規則の「修得状況に応じ延長」 |
| みきわめ | 検定に進める状態か確かめて、良好に届かなかった | 規則の「教習効果の確認」 |
| 検定に落ちた後 | 修了検定や卒業検定が不合格だった | 規則で「1時限以上の技能教習」の後に再検定 |
検定に落ちた場合は、規則で「更に一時限以上の技能教習を受けた後」でなければ次の検定を受けられないと決められています。この1時限以上の教習も、車校では補習と呼ばれることが多いです。
全体の流れは車校とは?自動車学校で免許を取る流れで確かめられます。
補習(延長)になりやすい場面と事前にできること
補習になりやすい場面は「みきわめ」「検定前と検定の後」「苦手な項目」の3つに分けられます。場面ごとに、前もってできる準備が違います。
『どうして自分は延長になったんだろう』と考えても、理由がはっきりしないことがありますよね。そこでこの記事では、補習になりやすい場面を3つに分けてみました。
場面が分かると、次の時限で何を意識すればいいかも見えてきます。
| 場面 | よくある理由 | 事前にできること |
|---|---|---|
| みきわめ | 確認の抜けや合図の遅れが何度か続いた | 乗る前から発進までの手順を声に出して覚える |
| 検定前 | 緊張で手順が飛ぶ、コースで迷う | 検定コースを課題の名前だけで覚えておく |
| 検定の後 | 一時停止や脱輪などで検定が終わった | 落ちた原因を検定員や指導員に聞いてメモする |
| 苦手な項目(場内) | S字、クランク、坂道発進で止まってしまう | 曲がる前に出口の方向へ目線を送る練習をする |
| 苦手な項目(路上) | 進路変更、右折、方向変換や縦列駐車が安定しない | 合図、ミラー、目視の順番を毎回そろえる |

みきわめで延びる時
みきわめは、段階の最後に「もう検定を受けて大丈夫か」を確かめる技能教習です。ここで良好をもらえないと、技能教習を追加してからもう一度確かめます。
みきわめの中身や、良好をもらえない時によくある理由は、車校のみきわめとは?で詳しく紹介しています。
検定の後に補習が入る時
修了検定や卒業検定の採点は、警察庁の採点基準をもとにした減点式です。一時停止の場所で止まらない、信号無視などは減点ではなく検定中止になります。
検定の後の補習では、落ちた原因になった場面を中心に練習することが多いです。何を練習するかは車校の指導員が決めるので、遠慮せず聞いてみてください。
苦手な項目で延びる時
第一段階ではS字やクランク、坂道、踏切で延びることが多いです。第二段階では、進路変更や交差点、方向変換や縦列駐車で時間がかかる方もいます。
同じ車校で同じ時期に入った人でも、つまずく所はばらばらです。周りの人と時限数を比べるより、自分の苦手が1つずつ減っているかを見てみましょう。
延長になるのは「運転が下手」ということ?
延長は「運転に向いていない」という意味ではありません。検定で落ちないように、もう少し練習しておいたほうがいい所があるという合図です。
技能延長の紙をもらうと、『やっぱり自分は下手なんだ』と思ってしまいますよね。知恵袋にも、延長を何回もするのは恥ずかしいか、という相談が多く寄せられています。
でも、延長になった人の割合を示した公的なデータはありません。周りが言わないだけで、延長を経験している人は少なくないはずです。
延長をどう受け止めるか
- 検定の前に苦手が見つかってよかった
- 指摘された所を1つずつ直せばいい
- 練習した時間はそのまま運転の力になる
- 自分だけが遅れている
- 指導員に嫌われているから延びた
- もう何をしても受からない
厳しい指導員に当たって延長になったと感じる時もあるかもしれません。それでも、指摘された中身が分かれば、次にやることははっきりします。
気持ちが落ち込んでいる時の考え方は、車校で運転が下手すぎると感じたらでもまとめています。
指導員に聞いておきたいこと
延長になった時は、理由を具体的に聞いておくと次の時限が変わります。例えば、こんな聞き方があります。
「次の時限で一番直したほうがいい所を1つ教えてもらえますか」
「右折の時に止まってしまうのですが、どこを見るといいですか」
答えをその場でメモしておくと、次に乗る前に読み返せます。
補習の料金と期限で確かめること
補習の料金は車校とコースによって違います。追加の教習が料金に含まれているか、別に払うのかを、まず契約内容で確かめましょう。あわせて、9か月の教習期限にも気をつけておくと安心です。
『補習代っていくらかかるの?』『払わないと次に進めないの?』と気になりますよね。補習の料金は、車校が決めているものです。
業界の公正競争規約では、追加の技能教習や再度の検定、仮免学科試験の料金は「1時限当たり」「1回当たり」で表示することになっています。追加の教習の回数に関係なく一定の料金で受けられるプランを用意している車校もあります。
料金について確かめること
- 自分のコースに追加の教習の料金が含まれているか
- 含まれていない場合、1時限当たりの料金はいくらか
- 検定に落ちた後の補習と再検定の料金は別々か
- 支払いのタイミングは、予約の前か後か
- 追加の料金が出た時にどこで払うか
国民生活センターや東京都消費生活総合センターも、教習所を選ぶ時は追加料金の有無を確かめるよう呼びかけています。入校前の人は、パンフレットの別途料金の欄も見ておきましょう。
追加料金のしくみは、車校の追加料金とは?で詳しく紹介しています。
期限について確かめること
道路交通法施行規則では、普通免許の教習は9か月以内に終えることになっています。補習が続いた時は、この期限との兼ね合いも見ておきたい所です。
| 期限 | 中身 | 決まりの元 |
|---|---|---|
| 9か月 | 普通免許の教習を終える期限 | 道路交通法施行規則 第33条 |
| 3か月 | 教習を終えてから卒業検定を受けられる期間 | 道路交通法施行規則 第34条 |
| 3か月 | 修了検定の日から、修了証明書で仮免の技能試験が免除される期間 | 道路交通法 第97条の2 |
検定に落ちた後の補習や再検定が、期限の中でどう扱われるかは、車校の受付で早めに確かめておくのが確実です。期限について詳しくは車校の期限は9か月をご覧ください。
補習が入った後、予約を後回しにしてしまうことです。間があくと感覚が戻りにくくなり、さらに延びることもあります。補習を言われた日に、次の予約まで入れてしまいましょう。
補習を減らすための練習の工夫
補習を減らすコツは、乗る前に「今日直すこと」を1つ決めておくことです。時限が終わったら、言われたことをすぐメモして次につなげます。
『補習を減らしたいけど、車に乗れる時間は教習の時だけだし…』と思いますよね。仮免を持っていない第一段階では、教習所の外で運転の練習をすることはできません。
だからこそ、乗っていない時間の準備が大事なんです。手順を頭に入れておくだけでも、車の中で迷う時間がぐっと減ります。
1時限を無駄にしない流れ
- 前の時限のメモを読み、今日直すことを1つ決める
- 乗る前の確認から発進までの手順を頭の中でなぞる
- 教習の始めに「今日は〇〇を練習したいです」と伝える
- 終わったら、言われたことをその場でメモする
- 次の予約を入れて帰る

乗っていない時間にできること
| 苦手なこと | 乗っていない時にできること |
|---|---|
| 確認の順番を忘れる | 合図、ミラー、目視の順番を声に出して練習する |
| コースを覚えられない | コースの紙を見ながら、課題の名前だけを順に言う |
| S字やクランクで迷う | 目線を送る場所を教本の図で確かめる |
| 坂道発進で下がる | 手順を紙に書き、指で追いながら言ってみる |
| 交差点で焦る | 信号、標識、歩行者の順に見ることを決めておく |
予約の入れ方も工夫する
第一段階の技能は、規則で1日2時限までと決められています。第二段階は1日3時限までで、3時限続けては受けられません。
間があきすぎると、せっかく覚えた感覚が抜けてしまいます。週に何回か、続けて乗れるように予約を入れておくと、補習が増えにくくなりますよ。
検定の前にやっておきたいこと
検定の後の補習を減らすには、検定の前日と当日の過ごし方も大事です。緊張すると、ふだんできていることまで飛んでしまいがちですよね。
- 一時停止の場所と踏切の位置をコースの紙で確かめる
- 乗る前の確認からシートベルトまでの順番を言えるようにする
- 脱輪した時は止まって戻る、という決まりを思い出しておく
- 前の時限で言われたことのメモを読み返す
- 当日は時間に余裕をもって着き、深呼吸してから乗る
警察庁の採点基準では、脱輪した時は止まって、乗り上げる前の地点まで戻って走り直すことになっています。慌ててそのまま進むと、減点が大きくなることがあります。
修了検定の流れは車校の修了検定とは?で紹介しています。
学科も一緒に進めておく
技能の補習に気を取られて、学科を後回しにしてしまう方もいます。でも、修了検定は第一段階の技能と学科(一)の教習を終えた人でないと受けられません。
技能が延びている間に学科を進めておけば、みきわめで良好をもらった後すぐに検定へ進めます。待ち時間を学科にあてるのは、とても効率のいい使い方です。
| 今の状況 | 学科でやっておくこと |
|---|---|
| 第一段階で技能が延びている | 学科(一)の残りの時限を先に受けておく |
| 修了検定の後に補習が入った | 仮免の学科試験の練習問題を進めておく |
| 第二段階で技能が延びている | 学科(二)の残りと卒業後の本免学科の準備を進める |
車校の補習のよくある相談
よく読まれている相談は「延長は恥ずかしいか」「検定後の補習は何をするか」「補習の料金と期限」の3つです。どれも、車校に早めに聞いておくと不安が小さくなります。
Yahoo!知恵袋に寄せられた補習や延長の相談から、多く読まれているものを要約して紹介します。
相談1:みきわめがなかなか受からず、延長が続いている
第一段階のみきわめで良好をもらえず、延長が続いている、という相談です。周りに延長したことがある人はいるのか知りたい、という声でした。
延長が続く時は、毎回指摘される所が同じかどうかを見てみてください。同じなら、その場面だけを重点的に練習したいと指導員に伝えると、教え方を変えてもらえることがあります。
指摘される所が毎回違うなら、それぞれは少しずつ直ってきているということです。焦らなくて大丈夫ですよ。
相談2:技能教習を4回延長するのは恥ずかしい?
第一段階で何回か延長していて、周りにどう思われるか気になる、という相談です。
延長の回数は、ほかの人には分からないことがほとんどです。指導員にとっても、延長はいつもの教習の一部なんです。
それより、延長した分の時限で何ができるようになったかを数えてみてください。できることが増えていれば、ちゃんと前に進んでいます。
相談3:卒検に落ちた後の補習は、みきわめのような内容?
卒業検定に落ちて、これから補習を受けるけれど、何をするのか知りたい、という相談です。
規則で決まっているのは「1時限以上の技能教習を受けた後でなければ次の検定を受けられない」ということです。何を練習するかは、車校の指導員が決めます。
落ちた原因の場面を中心に練習することが多いので、検定で何を言われたかをメモして持っていきましょう。補習の料金と、2回目の検定の料金が別々かどうかも、受付で確かめておくと安心です。
相談4:卒検後の補習は、9か月の期限に含まれる?
期限ぎりぎりで卒業検定を受ける予定で、落ちたら補習が期限に間に合うか心配、という相談です。
規則では、教習を9か月以内に終えることと、教習を終えてから3か月以内に卒業検定を受けることが決められています。検定後の補習がどう扱われるかは、車校に早めに確かめてください。
期限が近い時は、検定の日を決める前に受付に相談しておくと、予定を組み直しやすくなります。
相談5:教習期間の延長は、どの車校にもある?
車校で「教習期間の延長」があると聞いたけれど、どこの車校でもできるのか、料金はかかるのか、という相談です。
ここは技能の時限の延長とは別の話なので、分けて考えましょう。技能の時限が延びるのは規則で想定されていますが、普通免許の教習を終える期限は規則で9か月以内と決められています。
期間について車校ごとにどんな案内があるかは、通っている車校で確かめるのが確実です。『期限を後ろにずらせるはず』と思い込まず、早めに相談しておくと安心ですよ。
通い方を見直したい時は
補習が続いて予約がなかなか取れないと、『このままだと間に合わないかも』と不安になりますよね。これから車校を選ぶ人は、予約の取りやすさも比べておきたい所です。
まとめて短い期間で通いたい人や、近くで別の車校を探したい人は、合宿免許や車校の探し方も知っておくと選択肢が広がります。自分のペースで通う通学も、もちろんよい選び方です。
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よくある質問
車校の補習とは何ですか?
規則で決められた時限数のほかに、追加で受ける技能教習のことです。車校によって延長、補講、追加教習とも呼ばれます。道路交通法施行規則でも、時限数は技能の修得状況に応じて延長すると書かれています。
車校の延長は何回までできますか?
延長の回数に上限を決めた規則はありません。ただ、普通免許の教習は9か月以内に終える決まりがあるので、延長が続く時は予約を早めに入れておきましょう。
補習の料金はいくらですか?
車校とコースによって違います。追加の教習が料金に含まれるコースもあれば、1時限ごとに払うコースもあります。契約内容と車校の料金表で確かめてください。
検定に落ちたら、補習は何時限受けますか?
規則では、修了検定や卒業検定に落ちた人は、1時限以上の技能教習を受けた後でなければ次の検定を受けられないとされています。何時限受けるかは車校の判断なので、指導員に聞いてみてください。
補講と補習は違うものですか?
呼び方は車校によって違いますが、どちらも予定の時限のほかに追加で受ける教習を指すことが多いです。通っている車校の案内での呼び方に合わせて確かめておけば大丈夫です。
まとめ
- 車校の補習とは、規定の時限のほかに追加で受ける技能教習のこと
- 延長、補講、追加教習も、車校によって呼び方が違うだけでほぼ同じ意味
- 補習になりやすいのは、みきわめ、検定前と検定の後、苦手な項目の場面
- 料金は車校とコースで違うので、追加料金が含まれているかを契約で確かめる
- 乗る前に今日直すことを1つ決め、終わったらメモして次の予約を入れる





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