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第二段階に入って、時間割に「自主経路」の文字を見つけた方も多いはずです。『教官が何も言ってくれないって本当?』『道を間違えたらどうしよう』と、ちょっと不安になりますよね。
結論から言うと、車校の自主経路は「目的地までの道順を自分で決めて、自分の判断で走る」教習です。地図で道を決める、教官に伝える、実際に走る、の3段で準備すれば、方向に自信がない人でも落ち着いて受けられます。
この記事を読むと、自主経路の中身と、ルートの決め方、当日の進め方が分かります。
車校の自主経路とは?「自主」とは何のこと?
車校で「自主」と言われたら、多くは「自主経路設定」の教習のことです。目的地を示されて自分で道順を考え、教官の細かい指示なしで安全に走れるかを練習します。
車校の自主経路とは、第二段階の技能の項目の一つです。教習の基準を決めた国家公安委員会の規則では、「運転者が交通法規に従い、道路及び交通の状況に応じて設定した経路による走行」と書かれています。
ふだんの路上教習では、「次の信号を右」のように教官が道順を指示してくれますよね。自主経路では、その道順を自分で決めるところが大きな違いなんです。
車校で自主とは、「自分で考えて決める」という意味で使われています。時間割や教習原簿では「自主経路」「自主経路設定」と書かれていることが多いので、表記が違っても同じ教習だと考えて大丈夫です。
ふだんの路上教習と自主経路の違い
| 比べる所 | ふだんの路上教習 | 自主経路 |
|---|---|---|
| 道順 | 教官が走りながら指示する | 自分で決めた道順を走る |
| 準備 | 特になし | 地図で道順を考えておく |
| 教官の声かけ | 操作や確認のアドバイスが多い | 安全に関わる時以外は少なめ |
| 見られること | 操作と安全確認 | 道順の判断と安全確認の両方 |
警察庁の教習の標準では、自主経路の目標が「一定時間の走行の中で教習指導員のさしたる助言もなく安全に運転できること」とされています。教官が黙っているのは意地悪ではなく、自分で判断できるかを見るためなんです。
自主経路はいつ受ける?
自車校の自主経路は、第二段階の中盤から後半に入ることが多い教習です。教習の標準では、学科(二)の「経路の設計」を受けた人に行うとされています。
- 学科(二)の「経路の設計」を受けたか
- 車校から地図や目的地の案内をもらっているか
- 1人で受けるか、ほかの教習生と一緒に受けるか
第二段階の全体の流れは車校の第二段階とは?で紹介しています。
自主経路は「地図で決める・教官に伝える・実際に走る」の3段で準備する
自主経路の準備は、「地図で決める」「教官に伝える」「実際に走る」の3段に分けると迷いにくくなります。特に最初の「地図で決める」で、曲がる回数を減らすのがコツです。
『何から手をつければいいの?』という方は、3段に分けて一つずつ進めてみてください。下の表は、この記事で独自に作ったルートを決める時のチェック表です。
| 段 | やること | チェックすること |
|---|---|---|
| 1. 地図で決める | 出発地から目的地まで、道順を地図に書き込む | 大きな通りを中心にしたか、曲がる回数を減らしたか |
| 2. 教官に伝える | 乗る前に、決めた道順を口で説明する | 曲がる場所の目印を言えるか、分からない所を聞いたか |
| 3. 実際に走る | 決めた道順を、合図と確認をしながら走る | 曲がる前に車線を選べたか、間違えた時に落ち着けたか |

1. 地図で決める:大きな通りと目印を使う
教習の標準では、自主経路ではできるだけ市販の道路地図を使うこととされています。車校でもらった地図に、目的地までの道順を書き込むところから始めましょう。
道順を決める時は、細い道より、信号のある大きな通りを中心にすると走りやすくなります。曲がる回数が少ないほど、覚えることも迷う場面も減りますよ。
- 大きな通りを中心にしている
- 右折の回数をなるべく減らしている
- 曲がる交差点ごとに目印(大きな建物や信号の名前など)を決めた
- 右折する所の手前で、右の車線に移れる距離がある
- 一方通行や進入できない道を通っていない
教習の標準には、最初は簡単な目的地から、だんだん難しい目的地にしていくと書かれています。最初の自主経路で道順が短めでも、心配しなくて大丈夫です。

右折の少ない道順が走りやすい理由
右折は、対向車や横断歩道の歩行者を見ながら曲がるので、路上で一番判断が多い場面です。自主経路では、そこに「道順を思い出す」ことも加わります。
| 曲がり方 | 判断すること | 道順を決める時の考え方 |
|---|---|---|
| 左折 | 合図、左後ろの確認、歩行者 | 多少増えても走りやすい |
| 右折 | 車線の選び方、対向車、歩行者、待つ位置 | なるべく少なくする |
| 直進 | 信号、前の車との距離 | 大きな通りを長く使う |
もちろん、目的地によっては右折が避けられないこともあります。そんな時は、信号のある交差点で右折する道順を選ぶと、タイミングを判断しやすくなりますよ。
2. 教官に伝える:口で説明できれば準備はOK
道順が決まったら、乗る前に教官へ伝えます。伝え方は車校によって違いますが、地図を見せながら口で説明する形が多いです。
例えば、こんなふうに伝えると分かりやすいですよ。
「車校を出て左、二つ目の信号を右に曲がって、大きな通りをまっすぐ行きます」
「分かった。じゃあ、その道順で行こうか」
『途中の道がよく分からない』という所があれば、ここで正直に聞いておきましょう。走り出してから迷うより、乗る前に聞く方がずっと楽です。
3. 実際に走る:道順より安全を優先する
走り出したら、道順を思い出すことと、安全確認を両方こなす必要があります。どちらかを選ぶ場面では、安全確認を優先するのが基本です。
曲がる交差点が近づいたら、早めに車線を選んで合図を出します。初めての路上の確認の順番は車校の路上教習でも紹介しています。
自主経路の当日の進め方と、道を間違えた時
自主経路で道を間違えても、それだけで大きな問題になるわけではありません。無理に戻ろうとせず、安全に走り続けて、次に曲がれる所で道順を立て直すことが大切です。
『一か所でも間違えたら終わり』と思って、緊張してしまう方も多いはずです。でも、自主経路で一番見られているのは、道順より安全に判断できるかなんです。
- 目的地と、決めた道順を教官に伝える
- 乗車前の確認をして、車校を出発する
- 決めた道順に沿って、自分の判断で走る
- 目的地に着いたら、帰りの道順を考えて戻る
- 教官から、道順の選び方と運転の振り返りを聞く
流れの細かい部分は車校によって違います。帰り道を教官が指示する車校もあれば、帰りも自分で決める車校もあります。
道を間違えそうになった時の考え方
曲がるはずの交差点を通り過ぎそうになった時、急な車線変更や急ブレーキで曲がろうとするのは危険です。そのまままっすぐ進んで、次に曲がれる所から道順を考え直しましょう。
- 曲がる直前に気づいて、急に車線を変える
- 道順を思い出すことに集中して、安全確認が抜ける
- 間違えたことで焦って、速度が不安定になる
「すみません、一本行き過ぎました。次を右に曲がって戻ります」
「いいね、無理に曲がらなかったのは正解だよ」
こんなふうに、間違えた時も落ち着いて言葉にできれば十分です。
自主経路の練習は卒業検定にもつながる
卒業検定では、決められた検定コースを走ります。例えば富山県警察の要領では、検定コースを3種類以上用意し、当日最初の検定の1時間前に発表して、走る道順を示した地図を渡すとされています。
地図を見て道順を頭に入れる、という点は自主経路の練習とよく似ていますよね。卒業検定の中身は車校の卒業検定とは?で詳しく紹介しています。
自主経路で教官が見ているポイント
自主経路のあとの振り返りで教官が話すことは、だいたい次のような所です。前もって知っておくと、走りながら意識しやすくなります。
- 曲がる前に、余裕をもって車線を選べていたか
- 道順を考えている時も、安全確認が続いていたか
- 間違えた時に、落ち着いて立て直せたか
- 周りの車や歩行者に気を配って走れていたか
どれも、免許を取った後に知らない道を走る時にそのまま役立つことばかりです。
車校の自主経路でよくある相談
自主経路の相談で多いのは「1人で受けるのか」「教官はヒントをくれるのか」「間違えると強く言われる」の3つです。どれも、受け方や声かけの仕方は車校によって違います。
知恵袋などでよく読まれている相談を、テーマごとにまとめて答えますね。
相談1:自主経路は基本1人?友達は複数人だった
同じ車校に行った友達でも、1人で受けた人と複数人で受けた人がいて、どちらが普通なのかという相談がとても多く読まれています。
警察庁の教習の標準では、自主経路設定はほかの教習生と一緒に乗る複数教習で行ってよい項目に入っています。そのため、1人で受ける車校も、2〜3人で受ける車校もあるんです。
複数人の場合は、交代しながら運転し、ほかの人の道順の選び方を後ろの席で見ることになります。
相談2:教官は何も指示しない?ヒントはくれる?
自主経路では先生が何も指示を出さないと聞いて不安、という相談もあります。教習の標準の目標は「さしたる助言もなく安全に運転できること」なので、道順の指示は少なめになるのが基本です。
ただ、安全に関わる場面では教官が声をかけてくれます。道順がどうしても分からなくなった時は、走りながら無理に考えるより、教官に相談してみてください。
相談3:地図をもらったけど、自分で道を決めて覚えればいい?
第二段階に入った時に地図をもらったけれど、自分で道を決めて書いて覚えればいいのか、という相談もあります。多くの車校では、その考え方で大丈夫です。
ただ、目的地を当日に示す車校もあります。事前に決めておくのか、当日に決めるのかを受付や教官に一度聞いておくと、準備の仕方がはっきりしますよ。
相談4:一か所でも間違えると強く言われてつらい
自主経路で道を間違えると強く言われる、どこもそうなのか、という相談も読まれています。怒られると、次の交差点でも頭が真っ白になりますよね。
教官の声が強くなるのは、急な車線変更など安全に関わる動きがあった時が多いです。言われた内容を「次はどうすればいいですか」と聞き直すと、直す所がはっきりします。つらさが続く時は、受付に相談してみてください。
方向に自信がない人は、道順を「曲がる回数」と「目印」だけで覚えるのがおすすめです。交差点の名前を全部覚えるより、ずっと頭に残りやすくなります。
自主経路が終わると、第二段階もいよいよ終盤です。通い方や時期を見直したい人、まとめて取りたい人は、車校や合宿免許の探し方も知っておくと選択肢が広がります。
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よくある質問
車校の自主経路とは何ですか?
目的地までの道順を自分で決めて、教官の細かい指示なしで安全に走る第二段階の教習です。法令では「自主経路設定」と呼ばれ、学科の「経路の設計」を受けた後に行います。
自主経路で道を間違えたら不合格になりますか?
自主経路は検定ではなく教習なので、道を間違えたことだけで終わりになるわけではありません。無理に曲がらず、安全に走り続けて道順を立て直すことが大切です。
自主経路は1人で受けますか?
教習の標準では、自主経路はほかの教習生と一緒に乗る複数教習でも行える項目です。1人か複数人かは車校によって違います。
方向に自信がなくても自主経路は受けられますか?
受けられます。道順を大きな通りと少ない曲がり角で組み、曲がる場所の目印を決めておくと迷いにくくなります。分からない所は乗る前に教官へ聞いておきましょう。
自主経路の道順は前もって決めておくものですか?
地図をもらって前もって道順を決めておく車校が多いですが、当日に目的地を示す車校もあります。どちらの形かは車校の案内で確かめてみてください。
まとめ
- 車校の自主経路とは、目的地までの道順を自分で決めて走る第二段階の教習
- 学科(二)の「経路の設計」を受けた後に行う
- 準備は「地図で決める・教官に伝える・実際に走る」の3段で進める
- 道順は大きな通りを中心にして、曲がる回数を減らす
- 道を間違えたら無理に曲がらず、次の交差点で立て直す





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