車校の仮免試験|学科試験の問題と当日の流れ

車校の仮免試験に向けて学科教室の机に解答用紙が置かれたアイキャッチ

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修了検定が近づいてきて、『仮免試験って、技能の検定と学科のテストのどっちのこと?』と混乱していませんか。車校の時間割を見ても、呼び方がいろいろあって分かりにくいですよね。

結論から言うと、車校の仮免試験は技能の「修了検定」と、筆記の「仮免学科試験」の2つでできています。学科は〇×の文章問題50問で、45問以上の正解が必要です。

この記事を読むと、2つの試験の順番と合格基準、学科の問題の傾向、当日の流れ、落ちた時の進め方が分かります。

目次

車校の仮免試験とは?技能と学科の2つで考える

先に結論

車校で仮免許をもらうには、修了検定(技能)に合格し、その後に仮免の学科試験と適性試験に合格します。2つは別々の試験で、合格基準も落ちた時の扱いも違います。

車校(自車校とも呼ばれます)に通っている人の場合、仮免の技能は車校の中の修了検定で確かめます。修了検定に合格すると修了証明書がもらえて、仮免の技能試験が免除されるんです。

そのうえで、仮免の学科試験と適性試験を受けます。

県警の資料には、教習所の中で仮免の学科試験を行う運用があることも書かれています。受ける場所や曜日は、通う車校の案内で確かめておきましょう。

2つの試験を1枚の表で比べる

この記事では、仮免までの試験を「修了検定(技能)」と「仮免学科試験」の2つに分けて、順番と合格基準、落ちた時をまとめてみました。

比べる所修了検定(技能)仮免学科試験
順番先に受ける修了検定の合格後に受ける
中身場内のコースを走る〇×の文章問題
問題数・時間規則で決まった課題を走る50問・30分
合格基準100点からの減点で、ATは70点以上(MTはMT車の項目も60点以上)9割以上(45問以上の正解)
一緒に受けるものなし適性試験(視力など)
落ちた時1時限以上の技能教習の後にもう一度もう一度受ける(日程は車校の案内で確かめる)
期限第一段階の技能と学科(一)を終えてから受ける修了検定の日から3か月以内に合格する
仮免までの試験を修了検定と仮免学科試験の2つに分け、順番と合格基準を並べた図解

修了検定の中身や減点のしくみは、車校の修了検定とは?で詳しく紹介しています。

仮免を受けられる年齢

道路交通法では、普通仮免許は17歳6か月に満たない人には与えないとされています。高校生で早めに通い始める方は、誕生日との兼ね合いも見ておきましょう。

車校の仮免学科試験の問題:形式と出題範囲

先に結論

仮免の学科試験は、文章問題50問を30分で解く〇×形式の試験です。イラスト問題は出ません。出題は「交通の方法に関する教則」の決まった章からで、半分以上が運転の方法の章から出ます。

『車校の仮免問題って、どんな形なの?』と気になりますよね。形式は警察庁の通達ではっきり決まっているんです。

項目内容決まりの元
問題の形文章問題50問(イラスト問題は出ない)警察庁の通達
答え方〇×の正誤式警察庁の通達
配点1問1点の50点満点警察庁の通達
時間30分警察庁の通達
合格基準9割以上の成績(45問以上の正解)道路交通法施行規則 第25条

例えば愛知県警の案内でも、仮免の学科試験は「文章問題 50問 30分」で「9割以上の正解で合格」と書かれています。50問で5問までしか間違えられないので、取りこぼしを減らすことが大事なんです。

どの章から何問出る?

学科試験は、国家公安委員会が作った「交通の方法に関する教則」の範囲から出題されます。仮免の出題数は、通達で章ごとに決められています。

教則の章主な中身仮免の出題数
第1章信号、標識・標示に従うことなど、歩行者と運転者に共通の心得12問
第4章運転する前の心得4問
第5章自動車の運転の方法33問
第6章危険な場所などでの運転1問

第5章だけで33問あります。学科(一)で習った運転の方法の所を、くり返し読んでおくのが近道です。

仮免では出ない範囲

通達では、次の範囲は仮免の出題区分から外すとされています。本免の勉強と混ざらないように、知っておくと安心です。

仮免の学科試験で出ない範囲

自動車の点検、乗車と積載、安全運転に必要な知識など、駐車と停車、夜間の灯火、悪天候など、緊急時の措置は仮免の出題区分から除かれています。高速道路や二輪の章も、仮免では出題されません。

本免の学科試験との違い

卒業した後に試験場で受ける本免の学科試験とは、問題数も範囲も違います。練習問題を選ぶ時に混ざらないよう、違いを見ておきましょう。

比べる所仮免の学科試験本免の学科試験(普通)
問題文章問題50問文章問題90問とイラスト問題5問
配点1問1点の50点満点文章1問1点、イラスト1問2点の100点満点
時間30分50分
合格基準9割以上9割以上(90点以上)
受ける場所教習所の中で行う運用がある運転免許試験場など

練習問題のアプリや問題集には、本免向けの問題が混ざっていることがあります。『見たことのない範囲の問題が出てくる』と感じたら、仮免の範囲かどうかを確かめてみてください。

車校の仮免問題でつまずきやすい所

先に結論

仮免の問題で迷いやすいのは「言葉の意味」「数字」「例外の書き方」の3つです。答えだけを覚えず、教則の文の理由まで押さえておくと、言い回しが変わっても解けます。

『ちゃんと読んでいるのに、なぜかバツになる』という声はとても多いです。〇×の問題は、文の一部だけが違っていることがよくあるんですよね。

教則でよく出てくる言葉と数字

ここでは、仮免の範囲に入る章から、よく出てくる言葉と数字を集めてみました。

話題教則・法令の中身
徐行車がすぐ停止できるような速度で進むこと
右左折・転回の合図曲がろうとする地点の30メートル手前で出す
進路変更の合図進路を変えようとする約3秒前に出す
合図をやめる時曲がり終わったり進路を変え終わったりした時
標識の種類本標識(規制・指示・警戒・案内)と補助標識
標示の種類規制標示と指示標示
仮免で練習する時の同乗者第一種免許を通算3年以上受けている人など

徐行は、法令でも教則でも「すぐ止まれる速度」と書かれています。具体的な速度の数字は書かれていないので、数字で覚えないようにしましょう。

法定速度は改正に注意

令和8年9月1日から、中央線などがない一般道路(生活道路)の法定速度が時速30キロメートルに下がりました。中央線や車両通行帯がある一般道路は、これまでどおり時速60キロメートルです。

教本や練習問題が改正の前に作られたものだと、古い書き方のままのことがあります。車校の指導員に、いまの扱いを確かめておくと安心です。

問題文の読み方のコツ

〇×を決める前に見ること
  • 「すべて」「どんな時も」のような言い切りの言葉がないか
  • 主語が「車」か「歩行者」か「自転車」か
  • 「直前」「手前」「以内」など場所や距離の言葉
  • 標識の問題では、補助標識で例外が書かれていないか
  • 最後まで読んでから〇か×かを決める

例えば「〇〇の時は、どんな時も××しなければならない」という文は、例外がないかを疑ってみましょう。教則に例外が書かれていれば、その文はバツになります。

分からない問題は、学科の時間や休み時間に指導員へ聞いてしまうのが早道です。例えば、こんな聞き方があります。

「この問題がバツになる理由が分かりません。教本のどこを読めばいいですか」

「合図の時期の問題で、右折と進路変更の違いがいつも混ざってしまいます」

問題と答えをセットで持っていくと、相手も説明しやすくなります。理由が分かった問題は、似た言い回しで出ても迷わなくなりますよ。

問題の傾向をもっと知りたい方は、車校の学科試験の問題もあわせて読んでみてください。

仮免試験の当日の流れ

先に結論

当日は、適性試験(視力など)と学科試験を受けて、合格発表を待つ流れが一般的です。順番や集合時間は車校や都道府県によって違うので、前日までに案内を確かめておきましょう。

学科試験を受ける日や時間は、車校によって違います。ここでは、学科試験の日の一例をまとめました。

仮免学科試験の日の流れ(一例)
  1. 受付をして、案内された部屋に入る
  2. 適性試験で視力や色の見分けを確かめる
  3. 試験の説明を聞く
  4. 30分で文章問題50問を解く
  5. 合格発表を待つ
  6. 合格したら、仮免許の交付を受け、第二段階の説明を聞く

適性試験で見られること

道路交通法施行規則では、普通仮免許の視力は、両眼で0.7以上、かつ一眼でそれぞれ0.3以上とされています。眼鏡やコンタクトでの矯正視力も含みます。

色の見分けは、赤色、青色、黄色が分かることが基準です。眼鏡やコンタクトを使っている人は、当日忘れないようにしてくださいね。

当日の持ち物

当日の持ち物の例
  • 車校から言われた書類や教習原簿など
  • 眼鏡やコンタクト(使っている人)
  • 筆記用具(必要な車校の場合)
  • 手数料などの支払いに必要なもの(必要な場合)

持ち物は車校によって違うので、受付でもらう案内の紙を見ておきましょう。

仮免学科試験の日の流れを、受付から適性試験、学科試験、合格発表、仮免許の交付まで順に並べた図解

仮免の学科試験に落ちた時と期限

先に結論

仮免の学科試験に落ちたら、もう一度受けます。気をつけたいのは、修了証明書で仮免の技能試験が免除されるのが、修了検定の日から3か月以内だという点です。

落ちてしまうと、『もう仮免はもらえないの?』と焦りますよね。でも、学科試験は受け直せます。

受け直しの日程や回数、料金は、車校や都道府県によって違います。まずは車校の受付で、次に受けられる日を確かめましょう。

仮免にかかわる期限

期限中身決まりの元
3か月修了検定の日から、修了証明書で仮免の技能試験が免除される期間道路交通法 第97条の2
6か月仮免許の有効期間(適性試験を受けた日から)道路交通法 第87条
9か月普通免許の教習を終える期限道路交通法施行規則 第33条

3か月を過ぎてしまうと、修了証明書による技能試験の免除を受けられません。落ちた時ほど、早めに次の日程を入れておくことが大事です。

よくある失敗

落ちたショックで、次の受験の予約を先延ばしにしてしまうことです。間があくと覚えたことも抜けていきます。落ちた日のうちに、次の日程と勉強する範囲を決めてしまいましょう。

合格した後に気をつけること

仮免許をもらうと、第二段階で道路に出て教習を受けます。うれしい反面、『いよいよ路上か』と緊張する方も多いですよね。

道路交通法では、仮免許で練習のために運転する時の決まりがあります。その車を運転できる第一種免許を通算3年以上受けている人などを隣に乗せ、その指導の下で運転します。車の前と後ろには仮免許練習中の標識を付けます。

仮免許だけで一人で運転することはできません。有効期間の6か月の中で、第二段階の教習を予定どおり進めていきましょう。

合格率の公表値

警察庁の運転免許統計では、令和7年の普通仮免許の合格率は78.3%でした。うちAT限定は78.8%です。

ただし、この数字は延べ人数で、試験場で直接受ける人と、教習所に通って学科と適性試験だけを受ける人が混ざっています。仮免の学科試験だけの合格率ではないので、目安として見てください。

次の試験に向けた勉強の進め方

初めて受ける人も受け直す人も、勉強は「教本を読む」「練習問題を解く」「間違えた理由を確かめる」のくり返しです。点数より、なぜ〇でなぜ×なのかを言えるかを大事にしましょう。

車校によっては、仮免の前に効果測定という模擬テストがあります。

効果測定は教習所が独自に行うもので、問題数や合格ラインは車校ごとに違います。詳しくは車校の効果測定とは?をご覧ください。

試験の1週間前からの進め方(一例)
  1. 学科(一)で習った範囲を教本で1回読み通す
  2. 練習問題を範囲ごとに解く
  3. 間違えた問題を「知らなかった」「読み違えた」「迷った」に分ける
  4. 知らなかった所は教本に戻って読み直す
  5. 前日は50問を30分で通して解いてみる

勉強時間の作り方の例

状況時間の作り方の例
放課後に通う高校生の場合学科教習の前後の待ち時間に、その日の範囲の問題を解く
平日の夜しか通えない社会人の場合通勤の時間に練習問題を解き、夜は間違えた所の教本を読む
合宿免許で通っている場合教習の空き時間に、宿で教本と練習問題を交互に進める

勉強法そのものは車校の学科の勉強法でも紹介しています。

どの場合も、長い時間をまとめて取るより、短い時間をこまめに使うほうが続けやすいです。1日に解く問題は少なくても、間違えた問題の理由を確かめることを優先してみてください。

車校の仮免試験のよくある相談

先に結論

よく読まれている相談は「標識の問題の考え方」「練習で点が届かない」「何度も落ちる」の3つです。どれも、答えを覚えるより理由を確かめる勉強に切り替えると変わってきます。

Yahoo!知恵袋に寄せられた仮免試験の相談から、多く読まれているものを要約して紹介します。

相談1:標識の問題で、沿道に車庫がある車なら通れるという文の〇×が分からない

ある標識のある道路で、沿道に車庫を持つ車なら歩行者に注意しながら通れる、という問題の答えが分からない、という相談です。

標識の問題は、まず標識そのものの意味を確かめます。そのうえで、補助標識などで例外が書かれているかを見るのが基本の考え方です。

教則の付表には、標識・標示の種類と意味が一覧でまとまっています。迷った問題は、付表で標識の意味と例外を確かめてみてください。

相談2:数日後に仮免試験なのに、練習では30点台しか取れない

仮免の学科試験が近いのに、練習では30点、よくても36点しか取れない、という相談です。

本番は45問以上の正解が必要なので、まだ距離があります。ここから伸ばすには、間違えた問題の範囲を教本で読み直すのがいちばん早いです。

特に第5章からは33問出るので、運転の方法の所を優先して読みましょう。残りの日数で全部をやろうとせず、範囲を絞るのがコツです。

相談3:ちゃんと読んでいるのに、仮免のテストに2回落ちた

難しいと思う問題もなく、引っかけに気をつけて読んでいるのに受からない、という相談です。

『難しくなかったのに落ちた』という時は、自信のある問題で取りこぼしていることが多いです。〇だと思った問題の中に、例外がある文がまぎれていないか見直してみてください。

練習問題で間違えた時は、答えを見て終わりにせず、教本で理由の文を探してみましょう。例えば「この文はどこが違うからバツなのか」を一言で言えるかを確かめるのがおすすめです。

相談4:仮免の筆記テストの難易度と、知っておくといいことは?

仮免の学科試験の難しさと、受ける前に知っておくといいことを知りたい、という相談です。

難しさを比べた公的な数字はありません。ただ、出題範囲と問題数、合格基準ははっきり決まっています。

知っておきたいのは「50問・30分・45問以上の正解」「イラスト問題は出ない」「第5章から33問」の3つです。この3つが分かっていれば、勉強の優先順位を決めやすくなりますよ。

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仮免までに時間がかかって、予約も空きにくいと、『この先、卒業まで間に合うかな』と心配になりますよね。

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よくある質問

車校の仮免試験は何問で、何点で合格ですか?

仮免の学科試験は文章問題50問で、9割以上の成績、つまり45問以上の正解で合格です。時間は30分で、イラスト問題は出ません。

自車校の仮免学科試験は、どこで受けますか?

教習所の中で仮免の学科試験を行う運用がありますが、場所や曜日は都道府県や車校によって違います。通う車校の案内で確かめてください。

仮免の学科試験に落ちたら、修了検定から受け直しですか?

学科試験だけを受け直せます。ただ、修了証明書で仮免の技能試験が免除されるのは修了検定の日から3か月以内なので、その間に合格しましょう。

仮免の問題に駐車や停車の問題は出ますか?

警察庁の通達では、駐車と停車は仮免の出題区分から除かれています。本免の学科試験で出る範囲なので、仮免の後に勉強すれば大丈夫です。

仮免許はいつまで使えますか?

道路交通法では、仮免許の有効期間は適性試験を受けた日から6か月です。期間の中で第二段階の教習を進めましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 車校の仮免試験は、修了検定(技能)と仮免学科試験の2つでできている
  • 学科試験は〇×の文章問題50問、30分、45問以上の正解で合格
  • 出題は教則の第1章、第4章、第5章、第6章からで、第5章が33問
  • 当日は適性試験と学科試験を受け、合格すると仮免許が交付される
  • 落ちたら受け直せるが、修了検定の日から3か月以内に合格する

車校全体の流れは車校とは?自動車学校で免許を取る流れでまとめています。

車校ガイド

車校ガイド 編集部

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