車校のセット教習とは?複数教習・セット学科の意味と受け方

車校のセット教習と複数教習の受け方を紹介する記事のアイキャッチ。路上に止まった教習車

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第二段階に入ったら、予約画面に「セット教習」という見慣れない枠が出てきた。『3時間もあるって何をするの?知らない人と一緒なの?』と不安になりますよね。

結論から言うと、車校のセット教習とは、複数の教習生で受ける技能や、シミュレーター、学科をまとめて予約する枠のことです。法律の言葉ではなく、車校が使っている呼び方なんです。

この記事では、セット教習の中身と、受ける前に知っておくと安心なことをお伝えしますね。

目次

車校のセット教習とは?法律にはない「まとめ予約」の呼び方

先に結論

「セット教習」は、道路交通法施行規則や警察庁の教習の標準には出てこない言葉です。車校が、複数教習・運転シミュレーター教習・学科を組み合わせた枠を指して使っている呼び方とみられます。

『セットって、何と何のセットなの?』という疑問は自然です。実は、車校のセットとは「何時限かを続けて受ける組み合わせ」のことで、中身は車校ごとに少しずつ違います。

法令では、組み合わせの部品にあたるものに名前が付いています。それが「複数教習」と「運転シミュレーター」です。

法令の言葉で見るとこうなる

車校での呼び方法令・通達での呼び方どんなものか
セット教習(セット技能)複数教習教習指導員のほか、教習生2人か3人が同じ車に乗る技能教習
シミュレーター運転シミュレーター国家公安委員会の基準に合う模擬運転装置で行う教習
セット学科学科(二)の一部技能の前後に組まれる学科の時間
ふだんの技能単独教習教習指導員と教習生1人だけが乗る教習

道路交通法施行規則では、技能教習は単独教習が原則とされています。セット教習は、この原則の例外として認められた形を組み合わせたもの、と考えると分かりやすいです。

自車校のセット教習とは何か、と聞かれたら「何人かで受ける技能と学科をまとめた枠」と覚えておけば十分ですよ。

呼び方は車校によって違う

「セット」「グループ教習」など、名前は車校ごとに違います。予約画面の名前で迷ったら、受付で「これは複数教習ですか」と聞いてみてください。

複数教習とは?何人で、どの教習で受けるのか

ここでの結論

車校で言う「複数」とは、教習生2人か3人が同じ車に乗って交代で運転する教習のことです。普通免許では、受けられる項目と時限数に上限があります。

『知らない人の運転を後ろで見るなんて、気まずい…』と思う方も多いはずです。ただ、複数教習には「人の運転を見て学ぶ」というはっきりした目的があるんです。

警察庁の教習の標準では、普通免許の複数教習は第二段階の決まった項目でだけ行うとされています。また、運転する機会がみんなに均等になるようにすることも求められています。

複数教習で受けられる項目

教習の標準の項目名内容のイメージ
駐・停車止める場所の選び方と止め方
急ブレーキ速度ごとの止まり方を体で知る
自主経路設定自分で決めた道順で走る
危険を予測した運転危ない場面を先読みしながら走る
高速道路での運転高速道路の合流や車線変更
特別項目山道や雪道など地域の特性に合わせた走行

指定自動車教習所の教習の基準を定めた規則では、普通免許の複数教習は合計6時限を超えないとされています。つまり、第二段階のごく一部だけということです。

車校の複数とは何かが分かると、『ずっと知らない人と一緒なのでは』という心配は小さくなりますよね。

後ろの席で見ている時間も教習のうち

自分が運転しない時間は、ただ待っているだけではありません。人の運転を外から見ると、自分が運転中には気づけないことがよく見えるんです。

例えば、ミラーを見るタイミングや、交差点に入る前の速度の落とし方です。運転している本人より、後ろの席からのほうが落ち着いて観察できます。

後ろの席で見ておきたいこと
  • 右左折の前にいつ合図を出しているかを見る
  • 横断歩道の手前で速度をどう落としているかを見る
  • 車線を変える前に目で後ろを確かめているかを見る
  • 指導員がどんな場面で声をかけたかをメモしておく

ここで気づいたことは、あとのディスカッションでそのまま話せます。「指導員さんが交差点の手前で声をかけていたので、自分も気をつけたいと思いました」くらいで十分ですよ。

シミュレーター教習とセット教習の関係

ここでの結論

シミュレーター教習もセット教習の中に組まれることがあります。普通免許では、使える項目と時限数が規則で決まっています。

シミュレーターは、画面を見ながら運転席そっくりの装置を操作する教習です。急ブレーキや高速道路など、実際の道で試すのが難しい場面を体験できます。

教習の標準では、シミュレーター教習は急ブレーキ、危険を予測した運転(観察教習のみ)、高速道路での運転、特別項目に限るとされています。教習指導員1人につき教習生は3人以下で、2時限続けて行わないことも決まっています。

比べること単独教習複数教習シミュレーター教習
何人で受けるか教習生1人教習生2人か3人指導員1人に3人以下
何時限分か技能の大部分普通免許で6時限まで合計4時限まで
どこで受けるかコースや路上コースや路上車校の中の装置
予約の取り方1時限ずつまとめて1枠のことが多いまとめて1枠のことが多い

予約の取り方の列は、車校の運用による部分です。ふだんの技能と同じように1時限ずつ取る車校もあるので、通う車校の案内を見ておきましょう。

詳しい中身は車校のシミュレーター教習とはで紹介しています。

単独教習・複数教習・シミュレーター教習を、受ける人数と時限数で比べた図解
画面で酔いやすい人へ

シミュレーターで気分が悪くなった時は、がまんせずに指導員に伝えてください。警察庁の教習の標準でも、危険を予測した運転で続けるのが難しい人は、実車など別の方法で行えるとされています。

セット教習でよくやる内容と1日の流れ

ここでの結論

よく聞くのは「危険予測」の技能と、そのあとのディスカッションの学科をまとめた組み方です。自主経路や高速が組まれる車校もあります。

規則では、普通免許の第二段階で危険予測の技能を1時限行うとされています。あわせて、学科(二)では危険予測ディスカッションを1時限行います。

この2つは中身がつながっているので、続けて受けるように組む車校が多いんです。これが「セット学科」と呼ばれることのある部分ですね。

よくある組み方の一例
  1. 集合して、その日の流れと走る道の説明を聞く
  2. 2人か3人で交代しながら路上を走る
  3. 自分が運転しない時間は、後ろの席で人の運転を見る
  4. 教室に戻り、走った場面を振り返って危ない所を話し合う

1日に受けられる技能は、第二段階なら3時限までです。施行規則では3時限を続けて行わないとされていますが、複数教習かシミュレーターを2時限行う時は例外とされています。

『3時間もあるの?』と驚いた人の相談がありましたが、こうした決まりの中で組むと長めの枠になりやすいんです。1日の組み方は車校のスケジュールの組み方も参考にしてみてください。

自主経路や高速がセットになる時

車校によっては、自主経路や高速の教習を複数教習で組むこともあります。どちらも、前に受けておく学科が決まっている教習です。

警察庁の教習の標準では、自主経路は学科の「経路の設計」を終えた人に行うとされています。高速の教習は、学科の「高速道路での運転」を終え、ふだんの路上走行や危険予測の教習を終えたあとに行います。

セットになりやすい教習前に受けておくもの
危険予測の技能路上走行や駐車などの教習の大部分
自主経路学科の「経路の設計」
高速道路での運転学科の「高速道路での運転」と危険予測の技能など

高速の教習の中身は車校の高速教習とは、自主経路の進め方は車校の自主経路とはで紹介しています。

当日に持っていくと安心なもの

長めの枠になる日は、ふだんの技能の日より少しだけ準備を足しておくと安心です。

  • 教習原簿や受付で使うカードなど、車校で決められたもの
  • 学科の教本と筆記用具
  • 運転しやすい靴と、眼鏡が必要な人は眼鏡
  • 休み時間に飲む水分

よくある相談:セット教習が不安な人へ

ここでの結論

知恵袋では「不安」「何をするのか」「予約はいつ取れるのか」という相談が多く見られます。どれも事前に少し知っておくだけで、気持ちが軽くなります。

知らない人と一緒で緊張する

閲覧の多い相談は、『もうすぐセット教習があって不安で仕方ない』というものでした。初対面の人と同じ車に乗るのは、誰でも緊張しますよね。

ただ、ほかの教習生も同じ立場の初心者です。運転を見られても、評価するのは指導員なので、うまさを比べられる場ではないんです。

例えば交代の時に「よろしくお願いします」「お疲れさまでした」とひと言かけるだけで、空気はぐっとやわらぎますよ。

ディスカッションで何を言えばいいか分からない

『人の運転を見て意見を言うなんて無理』という相談もありました。ここは、うまい意見を言う場ではありません。

「交差点で歩いている人が多くて、自分ならもう少しゆっくり入るかも」のように、気づいた場面を言えば十分です。相手を責める言い方ではなく、自分ならどうするかで話すと言いやすいです。

予約がいつ取れるか分からない

『セット教習が13・14時限目にあるけど、12時限が終わらないと取れないの?』という相談もありました。結論から言うと、予約できる時期は車校の決まりによります。

ただ、法令上の順番はあります。危険予測の技能は、交通法規に沿った走行や駐車などの教習の大部分を終えたあとに行うとされています。

予約の前に確かめること
  • セット教習の前に受けておく技能の時限を確かめる
  • 自主経路の前に学科の「経路の設計」を受けたか確かめる
  • 高速の前に学科の「高速道路での運転」を受けたか確かめる
  • 予約がまとめて1枠か、1時限ずつかを確かめる

セット教習の予約が取れない時の考え方

ここでの結論

複数人の都合を合わせる枠なので、ふだんの技能より埋まりやすいことがあります。早めに予定を見て、期限から逆算しておくのがいちばんの対策です。

知恵袋には、『セット教習と高速教習の予約が取れず、期限に間に合わなさそう』という相談もありました。焦る気持ち、よく分かります。

施行規則では、普通免許の教習は9か月以内に終えるとされています。第二段階の後半に残る教習ほど、早めに予約の空きを見ておきたいところです。

今の状況まずやること
第二段階に入ったばかりセット教習が何時限目かを確かめる
前の時限が終わりそう空き枠の出やすい曜日を受付で聞く
期限が近い受付に期限を伝えて相談する

期限の数え方は車校の期限は9か月でまとめています。予約全体のコツは車校の予約が取れない時はが参考になります。

セット教習の予約を取る前に、受けておく技能と学科を確かめる順番を示した図解

通いで予約が取りづらく、まとまった日数で一気に進めたいと考える人もいますよね。日程を組み直したい時は、車校や合宿免許の探し方も知っておくと選択肢が広がります。

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よくある質問

車校のセット教習とは何ですか?

複数の教習生で受ける技能教習や、シミュレーター教習、学科をまとめて受ける枠を車校がそう呼んでいます。法令にある言葉ではないので、中身は車校の案内で確かめてください。

セット学科とは何ですか?

セット教習の中に組まれる学科の時間を指すことが多いです。危険予測の技能のあとに、走った場面を話し合う危険予測ディスカッションを受ける組み方がよく見られます。

セット技能とは複数教習のことですか?

多くの場合、教習生2人か3人が同じ車に乗る複数教習を指します。普通免許の複数教習は、規則で合計6時限までとされています。

セット教習で運転が下手だと思われないか心配です。

一緒に乗るのは同じ段階の教習生なので、うまさを比べる場ではありません。評価するのは指導員で、見るのは安全に運転できているかどうかです。

セット教習を休むとどうなりますか?

何人かの予定を合わせた枠なので、休んだ時の扱いは車校の決まりによります。キャンセルの考え方は別の記事で紹介しているので、早めに受付へ連絡しておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • セット教習は法令の言葉ではなく、車校がまとめ予約の枠に使う呼び方
  • 中身は複数教習、シミュレーター教習、学科の組み合わせが多い
  • 複数教習は教習生2人か3人で、普通免許は合計6時限まで
  • 危険予測の技能とディスカッションの学科を続けて受ける組み方が多い
  • 予約が取れる時期は車校次第なので、期限から逆算して早めに確かめる

車校全体の流れは車校とは?自動車学校で免許を取る流れで確かめられます。

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車校ガイド 編集部

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