車校の学科試験の問題|筆記テストの形式と出題の傾向

車校の学科試験の問題の形式と出題の傾向を紹介する記事のアイキャッチ。学科教室の机に解答用紙が置かれている

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車校に通っていると、学科のテストがいつ、どんな形で出てくるのか気になりますよね。『効果測定とか仮免とか本免とか、全部同じテストなの?』と混乱している方も多いはずです。

結論から言うと、車校の問題は「効果測定」「仮免の学科試験」「本免の学科試験」の3つに分けて考えるとすっきりします。どれも〇×で答える問題ですが、問題数や受ける場所が違うんです。

この記事を読めば、それぞれのテストの形と、どこから問題が出るのかが分かりますよ。

目次

車校の問題は3種類のテストに分けて考える

先に結論

車校の学科の問題には、車校が独自に行う効果測定と、法令で決められた仮免・本免の学科試験があります。仮免は文章問題50問、本免は文章問題90問とイラスト問題5問です。

車校(自車校とも呼ばれます)で「テスト」と言われるものは、大きく3つあります。名前が似ているので、ごちゃごちゃになりやすいですよね。

まずは、3つを並べて違いを見てみましょう。

比べること効果測定仮免の学科試験本免の学科試験
何のテストか車校が独自に行う模擬テスト仮免許を受けるための試験免許を受けるための試験
決めている所車校道路交通法・施行規則・警察庁の通達道路交通法・施行規則・警察庁の通達
問題車校ごとに違う文章問題50問文章問題90問+イラスト問題5問
時間車校ごとに違う30分50分
合格の基準車校ごとに違う9割以上(45問以上の正解)90点以上(100点満点)
受ける場所車校都道府県によって車校の中か運転免許センター運転免許試験場など
受ける時期仮免前・卒業前修了検定に受かったあと車校を卒業したあと
車校の問題を効果測定・仮免の学科試験・本免の学科試験の3つに分けて並べた図解

『効果測定に受かったら仮免も受かる?』と思う方もいますよね。効果測定は本番前の練習なので、受かった後も本番の試験は別に受けることになります。

呼び方がばらばらでも中身は同じ

車校の中では、同じテストがいろいろな呼び方をされます。「筆記」「ペーパーテスト」「学科」と言われても、指しているのは上の3つのどれかなんです。

よく聞く呼び方指していることが多いもの
効果測定・模擬テスト車校が行う練習のテスト
仮免の学科・仮免の筆記仮免の学科試験
本免・本試験の学科卒業後に受ける本免の学科試験

呼び方に迷った時は、「それは車校のテストですか、それとも仮免の試験ですか」と受付で聞いてみてください。それだけで、準備する範囲がはっきりしますよ。

仮免の学科試験はどこで受ける?

仮免の学科試験は、都道府県によって受ける場所が違います。宮城県警の資料には、県警が車校の仮免学科試験に立ち会うことが書かれていて、車校の中で受ける運用があると読めます。

一方で、香川県のように運転免許センターで受ける県もあります。自車校の学科試験をどこで受けるかは、通っている車校の案内で確かめておきましょう。

本免の学科試験は卒業してから

本免の学科試験は、車校を卒業したあとに試験場などで受けます。例として警視庁では、受付は平日のみで、学科試験は完全予約制と案内されています。

卒業証明書で技能試験が免除されるのは、卒業検定を受けた日から1年以内です。卒業後の流れは車校の卒業後の流れで詳しく紹介しています。

車校の筆記試験の形式|〇×とイラスト問題

ここでの結論

車校の学科試験は、文章を読んで正しいか誤りかを答える〇×の形式です。本免だけは、1つの場面に3つの問いがつくイラスト問題があります。

「筆記試験」「ペーパーテスト」と聞くと、文章で答えを書くテストを想像するかもしれません。でも、車校の学科試験は〇×を選ぶ形なので、文章を書くことはないんです。

文章問題は〇×の正誤式

警察庁の通達では、文章問題は「正誤式」とされています。問題文を読んで、正しければ〇、誤りなら×を選びます。

道路交通法施行規則では、学科試験は「筆記試験又は電子計算機その他の機器を使用して行う試験」とされています。紙で答える場合もあれば、機器で答える場合もあるということです。

車校の筆記試験やペーパーテストが紙なのか機器なのかは、車校や試験場によって違います。初めての形で戸惑わないよう、効果測定の時に答え方に慣れておくと安心です。

イラスト問題は3つ全部正解で点になる

本免の学科試験には、イラスト問題が5問あります。1つのイラストの場面に対して、3つの文章の正誤を答える形です。

警察庁の通達では、イラスト問題は1問2点で、3つすべてを正しく答えた時だけ点が入るとされています。1つでも間違えると、その問題は0点なんです。

問題の種類出る試験答え方配点
文章問題仮免・本免1つの文章が正しいか誤りか1問1点
イラスト問題本免だけ1つの場面に3つの文章の正誤1問2点(3つとも正解の時だけ)

『イラスト問題ってむずかしそう』と感じますよね。ただ、場面をよく見て、危ない所を先に見つけてから文章を読むと、答えの見当がつきやすくなります。

イラスト問題を解く時の順番
  • 先にイラストを見て、歩行者や対向車などの動きを探す
  • 自分の車がこれから何をしようとしているかを確かめる
  • 3つの文章を1つずつ、イラストの場面に当てはめて読む
  • 1つでも迷ったら、もう一度イラストに戻る

車校の問題の出題の傾向|どの章から何問出る?

ここでの結論

学科試験は「交通の方法に関する教則」の範囲から出ます。仮免は教則の決まった4つの章から出題され、とくに第5章「運転の方法」から33問と多く出ます。

車校の試験の問題は、どこから出るのか分からないと不安ですよね。実は、出題の範囲は道路交通法ではっきり決められているんです。

道路交通法では、学科試験は国家公安委員会が作る教則の範囲内で行うとされています。車校の教科書も、この教則に沿って作られています。

仮免の学科試験の章ごとの問題数

警察庁の通達の出題基準をもとに、仮免の学科試験の問題数を章ごとにまとめました。

教則の章中身仮免の問題数
第1章信号・標識・標示に従うことなど、歩行者と運転者に共通の心得12問
第4章運転する前の心得4問
第5章自動車の運転の方法33問
第6章危険な場所などでの運転1問

この表を見ると、第5章だけで50問のうち33問を占めると分かりますよね。車校の問題で点が伸びない時は、まず第5章を読み直すと効き目が出やすいです。

仮免の学科試験で教則の章ごとに出る問題数を示した図解

仮免の範囲から外れている所

通達では、次の所は仮免の出題区分から外すとされています。仮免の前に、ここを細かく覚えようとしなくても大丈夫なんです。

  • 第4章の自動車の点検、乗車と積載、安全運転に必要な知識など
  • 第5章の駐車と停車
  • 第6章の夜間(灯火)、悪天候など、緊急時の措置

高速道路の章(第7章)も、仮免の欄には問題数がありません。これらは第二段階の学科で学んでから、卒業後の本免に向けて覚えていく内容です。

本免に向けて増える範囲

仮免の出題区分から外されていた所は、第二段階の学科で学ぶ内容です。本免に向けては、これらも含めて教科書を読み返しておきましょう。第二段階の学科を受けたら、その日のうちに範囲を見直すのがおすすめです。

学科の時限と試験の範囲のつながり

道路交通法施行規則では、普通免許の学科は学科(一)が10時限、学科(二)が16時限です。学科(一)は第一段階、学科(二)は第二段階で受けます。

学科時限数つながる試験
学科(一)10時限仮免前の効果測定と仮免の学科試験
学科(二)16時限卒業前の効果測定と本免の学科試験

『学科で聞いた話がそのまま試験に出るの?』と思いますよね。学科も試験も同じ教則がもとなので、授業でメモした所はそのまま試験の準備になるんです。

標識の問題は種類の分け方から

標識の問題もよく出ます。教則では、標識は本標識と補助標識に分かれ、本標識は規制・指示・警戒・案内の4種類とされています。

道路に書かれた線や文字は「標示」で、規制標示と指示標示の2種類です。「標識」と「標示」を取り違えると答えがずれるので、問題文のどちらの言葉かを確かめてから読んでみてください。

車校のテスト問題でよく見るテーマ

章の中でも、数字が出てくるルールは車校のテスト問題でよく見かけます。数字は1つ違うだけで〇と×が入れ替わるので、問題を作りやすいからです。

テーマ決まり(出典)
駐停車禁止の場所交差点・横断歩道などは5メートル以内、踏切・バス停などは10メートル以内(道路交通法)
合図の時期右左折は30メートル手前、進路変更は約3秒前(道路交通法施行令)
徐行の意味車がすぐ停止できるような速度(道路交通法)
仮免許の練習免許を通算3年以上受けている人などを横に乗せる(道路交通法)

ひっかけになりやすい問題の見抜き方は、車校の効果測定の問題|ひっかけの見抜き方で詳しく紹介しています。

試験ごとに「間違えてよい数」を知っておく

ここでの結論

仮免は50問中5問まで、本免は100点中10点分まで間違えても合格できます。本免はイラスト問題を1問落とすと2点減るので、残りの余裕が早く減ることを覚えておきましょう。

9割以上と聞くと身構えてしまいますが、逆から見ると「何問まで間違えていいか」が分かります。この数を知っておくと、本番で1問迷っても落ち着いていられるんです。

試験合格の基準間違えてよい数1問にかけられる時間の目安
仮免の学科試験50点中45点以上文章問題5問まで30分で50問なので約36秒
本免の学科試験100点中90点以上10点分まで(イラスト問題は1問で2点)50分で95問なので約30秒

『1問30秒ちょっとしかないの?』と焦るかもしれません。ただ、〇×の問題は読めばすぐ答えられるものも多いので、迷う問題に時間を回す余裕は意外とあります。

本番で迷った時の進め方

迷った問題があった時
  1. 迷った問題には印を付けて、いったん次に進む
  2. 最後まで解き終えてから、印の問題に戻る
  3. 問題文の言葉を一語ずつ読み直す
  4. 根拠を思い出せた時だけ答えを直す

迷った問題で止まってしまうと、後ろの問題を解く時間が減ってしまいます。まずは最後まで解くことを優先してみてください。

よくある失敗

見直しの時に、なんとなく不安になって答えを次々に変えてしまうことです。最初の答えが合っていたのに、直して間違えることもあります。答えを変えるのは、はっきり理由を思い出せた時だけにしておきましょう。

車校の問題でよくある相談

ここでの結論

よく読まれている相談は「イラスト問題の考え方」「筆記テストの難易度と知っておきたいこと」「ちゃんと読んでいるのに落ちる」の3つです。どれも、問題文の読み方を少し変えると楽になります。

Yahoo!知恵袋に寄せられた車校の問題やテストの相談から、よく読まれているものを選んで要約しました。

相談1:自車校のイラスト問題で、高速道路の場面の考え方が分かりません

高速道路で、ほかの車がウインカーを出している場面のイラスト問題について、どう考えればいいか分からないという相談です。

イラスト問題は、1つの場面に3つの文章がついていて、3つとも正しく答えないと点になりません。まずは、イラストの中の車がそれぞれ何をしようとしているのかを言葉にしてみてください。

「右の車線の車がウインカーを出しているから、こちらの車線に入ってくるかもしれない」というように、次の動きを予想するのがコツです。予想ができたら、3つの文章をその場面に当てはめて読んでいきます。

相談2:車校の筆記テストはどれくらい難しい?知っておいた方がいいことは?

これから仮免の筆記テストを受ける人からの、難易度と心がまえについての相談です。

難しさの感じ方は人それぞれで、難易度を比べた公的な数字はありません。ただ、出題の範囲と形ははっきり決まっています。

知っておきたいのは、〇×の問題は文章の一部だけが違うことが多い、という点です。「〜の時だけ」「どんな場合も」のような言葉や、数字の部分を特にていねいに読んでみてください。

相談3:ちゃんと読んでいるのに、仮免のテストに2回落ちました

難しいと感じた問題もなく、引っかからないように気をつけて読んでいたのに、2回続けて落ちてしまったという相談です。

こういう時は、「知っているつもりで覚え違いをしている所」があることが多いです。問題を読み違えたのではなく、覚えている中身がずれているんです。

おすすめは、間違えた問題の答えの根拠を教科書で1つずつ探すことです。「5メートルだと思っていたら10メートルだった」のような覚え違いが見つかれば、次はぐっと楽になりますよ。

学科の勉強の進め方は、車校の学科の勉強法で紹介しています。

相談のまとめ|試験の前に確かめたいこと

3つの相談に共通しているのは、問題の答えより「なぜそうなるか」を押さえることです。試験の前に、次のことを確かめておきましょう。

試験の前日までに確かめること
  • 受ける試験の問題数と時間を知っている
  • 間違えてよい数を知っている
  • 第5章の範囲を一度読み返した
  • 数字が出てくるルールを表で見直した
  • 本免ならイラスト問題を何問か解いておいた

車校の試験を受ける前の準備と当日の流れ

ここでの結論

仮免の学科試験は修了検定に受かったあと、本免の学科試験は卒業したあとに受けます。それぞれ期限があるので、予定を早めに立てておくと安心です。

車校の試験は、受けられる時期が決まっています。『いつまでに受ければいいの?』と迷わないよう、期限も一緒に押さえておきましょう。

期限中身出典
修了検定の日から3か月修了証明書で仮免の技能試験が免除される期間道路交通法
適性試験を受けた日から6か月仮免許の有効期間道路交通法
卒業検定の日から1年卒業証明書で本免の技能試験が免除される期間道路交通法

仮免の学科試験を受ける時は、適性試験も一緒に受けます。視力の基準などは、通う車校の案内でも確かめておきましょう。

効果測定を本番の練習に使う

効果測定は、本番の前に形に慣れるいちばんの機会です。点数だけを見るのではなく、時間の使い方も一緒に練習してみてください。

例えば、仮免前の効果測定なら「50問を30分で解くと、どのくらい見直しの時間が残るか」を確かめておきます。残り時間が少ない人は、迷った問題で止まりすぎていないかを見直すと良いですよ。

仮免の学科試験の当日の流れは、車校の仮免試験|学科試験の問題と当日の流れで詳しく紹介しています。

混む時期は予定に余裕を

秋田県警の案内では、例年2月と3月は学科試験を受ける高校生や大学生で大変混雑すると書かれています。この時期に卒業する人は、本免の学科試験の予約も早めに考えておきましょう。

『春休みのうちに免許を取りたい』という方も多いですよね。混む時期と重なりそうな人は、入校の時期や通い方を見直すのも一つの手です。

通いでじっくり進める方法のほかに、短い期間でまとめて取れる合宿免許もあります。車校や合宿免許の探し方を知っておくと、自分の予定に合う選び方が見つかりやすくなりますよ。

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よくある質問

車校の学科試験は何問ですか?

仮免の学科試験は文章問題50問で、時間は30分です。本免の学科試験は文章問題90問とイラスト問題5問で、時間は50分です。効果測定の問題数は車校ごとに違います。

車校の試験は何点で合格ですか?

仮免の学科試験は50問中45問以上の正解、本免の学科試験は100点満点で90点以上が合格です。道路交通法施行規則で9割以上の成績と決められています。

車校のテストに文章で書く問題はありますか?

学科試験は正しいか誤りかを選ぶ〇×の形式なので、文章で答えを書くことはありません。本免のイラスト問題も、3つの文章の正誤を選ぶ形です。

仮免の学科試験にイラスト問題は出ますか?

警察庁の通達では、仮免の学科試験は文章問題50問とし、イラスト問題は出題しないとされています。イラスト問題が出るのは本免の学科試験です。

車校の試験で問題用紙に書き込んでもいいですか?

書き込みのルールは、車校や試験場の案内に従ってください。紙で答えるのか機器で答えるのかも場所によって違うので、当日の説明をよく聞いておくと安心です。

自車校の問題と本番の問題は同じですか?

同じとは限りません。どちらも教則の範囲から出るので、問題の答えを覚えるより、ルールの中身を理由ごと覚えておく方が本番に役立ちます。

まとめ

この記事の要点
  • 車校の問題は、効果測定・仮免の学科試験・本免の学科試験の3つに分けて考える
  • 仮免は文章問題50問・30分、本免は文章問題90問とイラスト問題5問・50分
  • 答え方は〇×の正誤式。イラスト問題は3つとも正解で2点
  • 仮免は教則の第1・4・5・6章から出て、第5章が33問と多い
  • 間違えてよい数と期限を知っておくと、落ち着いて準備できる

車校に入ってから免許を取るまでの全体の流れは、車校とは?でまとめています。

車校ガイド

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