車校の学科教習とは?第一段階・第二段階の学科と受ける順番

車校の学科教習の時限数と受ける順番を紹介する記事のアイキャッチ。自動車学校の学科教室

当サイトの記事は編集部が法令・警察庁や都道府県警察などの公的機関の情報、業界団体の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に合宿免許・車校探しのサービスへの案内(広告)を含みます。

車校に入校すると、技能の予約と同じくらい気になるのが学科ですよね。『何時限あるの?どの順番で受ければいいの?』と迷う方も多いはずです。

結論から言うと、車校の学科は学科(一)と学科(二)に分かれていて、普通免許なら合わせて26時限です。そして、技能を先に進めるには、決まった学科を先に受けておく必要があるんです。

この記事を読めば、どの学科をいつまでに受けておけばいいかが分かりますよ。

目次

車校の学科とは?技能と並ぶもう一本の柱

先に結論

車校の学科とは、交通のルールや安全な運転の考え方を教室などで学ぶ教習です。道路交通法施行規則で時限数が決まっていて、普通免許で今ほかの免許を持っていない人は26時限受けます。

車校(自車校とも呼ばれます)の教習は、車に乗る「技能」と、話を聞いて学ぶ「学科」の2本立てです。どちらか片方だけ進めても、卒業はできません。

『学科なんて座って聞くだけでしょ』と思うかもしれません。ただ、学科の進み具合が、技能の予約や検定を受けられる時期に直接かかわってくるんです。

学科の時限数

区分時限数主に受ける時期
学科(一)10時限第一段階(仮免まで)
学科(二)16時限第二段階(仮免のあと)
合計26時限入校から卒業まで

これは、道路交通法施行規則の別表第四に書かれた、普通免許で今ほかの免許を持っていない人の基準です。すでにほかの免許を持っている人は、時限数が少なくなることがあります。

自車校の学科の時限数は、入校の時にもらう教習原簿や案内で確かめておくと安心です。

技能の時限数との比べ方

学科だけで見ると26時限ですが、技能と並べると全体の量がつかみやすくなります。施行規則では、技能は第一段階が12時限、第二段階はAT車で19時限、MT車で23時限です。

段階技能(AT)技能(MT)学科
第一段階12時限12時限学科(一)10時限
第二段階19時限23時限学科(二)16時限

技能の時限数は、上達の具合に応じて延びることがあります。学科は延びないぶん、予定どおりに消化しておけば後で慌てずにすみますよ。

学科(一)と学科(二)は何が違う?

ここでの結論

学科(一)は、第二段階の路上の技能に進むために必要な知識を学ぶ時間です。学科(二)はそれ以外で、危険予測や応急救護、高速道路での運転などを学びます。

『(一)と(二)って、難しさの違い?』と思う方もいますよね。実は、施行規則では中身の役割で分けられているんです。

学科(一)は「応用走行を行うために必要な知識の教習」とされています。応用走行とは、いわゆる第二段階の技能のことです。

第一段階の学科で身につけたいこと

学科(一)の項目名は車校の時間割で確かめるとして、どんなことが問われるかは仮免の学科試験から見えてきます。警察庁の学科試験の通達では、仮免の問題は教則の決まった章から出るとされています。

教則の章仮免の学科試験での問題数中身のイメージ
第1章 歩行者と運転者に共通の心得12問信号、標識・標示、警察官の指示
第4章 運転する前の心得4問運転の前に知っておくこと
第5章 運転の方法33問発進、進路変更、交差点の通り方
第6章 危険な場所などでの運転1問踏切や坂道などの通り方

この表を見ると、第一段階の学科では「運転の方法」の比重が大きいと分かりますよね。技能で習った動きと、学科で聞いたルールを結びつけて覚えると、どちらも頭に残りやすいです。

例えば、技能で交差点の右折を練習した日に、教本の交差点のページを読み返してみてください。「なぜここで止まるのか」が分かると、技能の操作にも迷いが減りますよ。

学科(二)で学ぶこと

学科(二)は16時限あり、警察庁の教習の標準では次のような項目名が並んでいます。中身を見ると、路上や高速道路に出る前に知っておきたいことが多いと分かります。

まとまり教習の標準の項目名(一部)
危険を先読みする危険予測ディスカッション、死角と運転
けが人を助ける応急救護処置
自分の特性を知る適性検査結果に基づく行動分析、人間の能力と運転
道路の条件を知る車に働く自然の力と運転、悪条件下での運転
車と持ち主の心得自動車の保守管理、自動車の所有者等の心得と保険制度
走る準備をする経路の設計、高速道路での運転

施行規則では、学科(二)のうち応急救護処置を3時限行うとされています。医師や看護師などは免除されることがあるので、当てはまる人は車校に伝えておきましょう。

学科(一)
  • 第一段階で受ける
  • 普通免許で10時限
  • 第二段階の技能に進む前に終える
  • 修了検定を受ける条件にもなる
学科(二)
  • 第二段階で受ける
  • 普通免許で16時限
  • 一部は決まった技能の前に受ける
  • 卒業検定までに全部終える

応急救護の中身は車校の応急救護とはで詳しく紹介しています。

学科(二)は「話し合う」「体を動かす」時間もある

学科(二)には、座って話を聞くだけではない時間もあります。代表的なのが、危険予測ディスカッションと応急救護処置です。

規則では、普通免許の学科(二)で危険予測ディスカッションを1時限、高速運転に必要な知識を1時限行うとされています。危険予測ディスカッションでは、走った場面や映像を見ながら「どこが危なかったか」を話し合います。

応急救護処置は3時限あり、けが人を見つけた時にどう動くかを学びます。『人前で練習するのは恥ずかしい』と感じる人もいますよね。

ただ、ここで習うことは免許を取ったあとにも役立つ知識です。動きやすい服で行くと、気持ちよく取り組めますよ。

学科(二)の時間どんな受け方か準備しておくと安心なこと
危険予測ディスカッション走った場面を振り返って話し合う気づいた場面を一言で言えるようにする
応急救護処置説明を聞いたあと体を動かして練習する動きやすい服で行く
経路の設計地図を見て道順を考える自主経路の前に受けておく
高速道路での運転高速道路の走り方を学ぶ高速の技能の前に受けておく

技能のどこまで進む前に、どの学科を受けておくか

ここでの結論

学科は「技能のこの教習の前に、この学科を終えておく」という順番が決まっているものがあります。ここを知らないと、技能の予約が取れずに足止めされることがあるんです。

車校の第一段階の学科で、いちばん大事な決まりがあります。施行規則では、第二段階の技能は学科(一)を終えた人だけが受けられるとされています。

さらに、仮免を取るための修了検定も、第一段階の技能と学科(一)を終えた人だけが受けられます。つまり、学科(一)が残っていると、技能が順調でも仮免に進めないんです。

学科(一)と学科(二)を、技能のどの教習の前に受けておくかを時間の流れで示した図解

時間軸で見る「先に受けておく学科」

技能の進み具合先に終えておく学科決まりの元
修了検定(仮免の技能)の前学科(一)全部道路交通法施行規則
第二段階の技能を始める前学科(一)全部道路交通法施行規則
自主経路の技能の前学科(二)の経路の設計警察庁の教習の標準
高速道路の技能の前学科(二)の高速道路での運転警察庁の教習の標準
卒業検定の前学科(二)全部道路交通法施行規則

卒業検定は、教習期間内に技能と学科を全部終えた人だけが受けられると施行規則で決められています。学科(二)が1時限でも残っていると、卒検の予約に進めません。

『技能のことで頭がいっぱいで、学科を後回しにしていた』という方もいますよね。気づいた時点で、残りの時限を数えておけば大丈夫です。

例えば、平日の夕方しか通えない人なら、技能の予約が取れなかった日に学科を1つ入れるだけでも残りは着実に減ります。週末にまとめて通う人は、技能の前後の空き時間に学科を入れておくと、移動の手間も省けますよ。

よくあるつまずき

技能はみきわめまで来たのに、学科(一)が数時限残っていて修了検定を受けられないことがあります。第一段階の後半は、学科の残りを先に確かめておきましょう。

第一段階全体の流れは車校の第一段階とはでまとめています。

車校の学科の授業はどう受ける?

ここでの結論

学科の授業は、教室で受ける形のほか、車校によってはオンラインで受けられることもあります。予約の要らない時間割方式か、予約制かも車校ごとに違います。

車校の授業と聞くと、学校の教室のような場所を思い浮かべる人が多いはずです。実際、多くの車校では学科教室で、指導員の話を聞きながら教本や映像で学びます。

ただ、受け方の細かいところは車校によって違うので、入校の時に確かめておくと安心です。

学科を受ける日の流れの一例
  1. 時間割で、まだ受けていない学科の番号を探す
  2. 始まる前に受付や教室で出席の手続きをする
  3. 教本を開きながら授業を受ける
  4. 終わったら教習原簿などに受けた記録が付いたか確かめる

時間割方式と予約制の違い

比べること時間割方式予約制
受け方決まった時間に教室へ行く受けたい時間を先に予約する
向いている人車校に来る日が多い人来られる日が限られる人
気をつけること受けたい番号の時間を見落とさない予約を忘れない・取り消しの決まりを見る

教室で受ける時に気をつけたいこと

『教室の学科って、遅れて入ってもいいの?』と気になる方もいるはずです。多くの車校では、始まってから入ると受けたことにならない扱いになっています。

学科の授業で教本に印を付けながら受ける様子
教室の学科で気をつけたいこと
  • 始まる前に教室に入り、出席の手続きを済ませる
  • 教本と筆記用具を机に出しておく
  • スマホは音を消してしまっておく
  • 途中で席を外す時の扱いを、最初に確かめておく

途中で体調が悪くなった時は、がまんせずに指導員に伝えましょう。その時限をどう扱うかは、車校の決まりに沿って案内してもらえます。

学科の番号を受ける順番に決まりがあるかどうかも、車校の運用によります。順番が自由な車校なら、技能の予約の合間に入れやすい番号から埋めていくのも一つの手です。

オンラインでの受け方は車校のオンライン学科とはで詳しく紹介しています。

車校の学科と試験・効果測定のつながり

ここでの結論

学科で学んだことは、仮免と本免の学科試験に出ます。試験の出題元は、国家公安委員会の「交通の方法に関する教則」です。

道路交通法では、学科試験は国家公安委員会が作る教則の範囲で行うとされています。車校の教本も、この教則の内容をもとに作られているんです。

だから、学科の授業で聞いた話は、そのまま試験の準備になります。授業中に指導員が強調したところは、教本に印を付けておくと見返しやすいですよ。

仮免と本免の学科試験の違い

比べること仮免の学科試験本免の学科試験
問題文章問題50問文章問題90問とイラスト問題5問
時間30分50分
答え方〇×の正誤式〇×の正誤式
合格の基準9割以上9割以上(90点以上)
受ける場所車校(指定自動車教習所)運転免許試験場など

この数字は、警察庁の学科試験の通達と施行規則によるものです。本免の学科試験は、卒業したあとに試験場で受けるのが一般的です。

効果測定は車校の中の模擬テスト

多くの車校では、仮免の前と卒業の前に「効果測定」という模擬テストがあります。これは法令の試験ではなく、車校が独自に行うものです。

問題数や合格の目安、受けられる条件は車校ごとに違います。学科を全部終えないと受けられない車校もあるので、案内を見ておきましょう。

詳しくは車校の効果測定とはや、勉強の進め方をまとめた車校の学科の勉強法を参考にしてみてください。

よくある相談:車校の学科で困っていること

ここでの結論

知恵袋では、オンラインの学科が認められなかった相談や、勉強の仕方の相談が多く見られます。どれも「ちゃんと受けた記録が残る受け方」を知っておくと防げます。

学科が途中退出の扱いになった

閲覧の多い相談に、『オンラインの学科で途中退出の扱いになった。どういう時に出るの?』というものがありました。せっかく受けたのに記録が付かないと、がっかりしますよね。

オンラインの学科では、画面から離れたり、受講の画面を止めたりすると、受けたことにならない仕組みの車校があります。判定の基準は学習システムごとに違うので、最初に注意事項を読んでおくのがいちばんの近道です。

居眠りで受講が認められなかった

『2回続けて居眠りで却下された』という相談もありました。夜遅くや、疲れている時に受けると、ついうとうとしてしまうこともありますよね。

学科は「受けた時間」ではなく「学んだこと」が大事にされます。眠くなりやすい時間を避けて、集中できる時間に受けるのが結局いちばん早いんです。

学科を受ける前のチェック
  • 眠くなりやすい時間帯を避けて予定を入れる
  • 教本と筆記用具を手元に用意する
  • オンラインなら通信と電池の残りを確かめる
  • 受けたあとに記録が付いたかを確かめる

学科の勉強方法が分からない

『学科の勉強はどうすればいい?仮免で落ちる人は多い?』という相談もありました。学科の試験は、なんとなくの理解だと〇×で迷いやすいテストです。

授業を受けたその日のうちに、教本の該当ページを読み直すだけでも違います。間違えた問題は「どの言葉で引っかかったか」まで見ておくと、同じミスを防げますよ。

問題の答えがなぜ×なのか分からない

『この問題がなぜ×なのか分からない』という相談も、知恵袋ではよく見かけます。答えを見ても納得できないと、もやもやしますよね。

学科の問題は、問題文の一語で〇と×が入れ替わるように作られていることがあります。「必要がある」「してはいけない」「場合がある」のような言葉の違いに印を付けて読み直してみてください。

それでも分からない時は、学科の授業のあとに指導員に聞くのがいちばんです。教本のどのページが根拠かを教えてもらえると、ほかの問題にも応用できます。

車校の学科を予定どおり進めるコツ

ここでの結論

学科は、技能の予約が取れない日に入れておくと、ムダなく進みます。残りの時限数を数えて、技能より先に終わるくらいのペースが安心です。

普通免許の教習は、施行規則で9か月以内に終えるとされています。学科を後回しにしていると、最後に学科待ちで卒検が遅れることがあるんです。

『技能の予約が取れない…』という日こそ、学科を進めるチャンスです。車校に行く日は、技能と学科を組み合わせて予定を立ててみてください。

時期学科でやっておくこと
入校してすぐ学科(一)の時間割と受け方を確かめる
第一段階の後半学科(一)の残りを数え、修了検定の前に終える
仮免を取ったあと経路の設計と高速道路の学科を早めに受ける
第二段階の後半学科(二)の残りを数え、卒検の前に終える

予定の立て方は車校のスケジュールの組み方も参考になります。期限の数え方は車校の期限は9か月で紹介しています。

学科を予定どおり進めるために、時期ごとに確かめることを並べた図解
学科の残りが多い時は

車校の受付では、残りの学科の時限数と、受けられる時間割を一緒に確かめられることが多いです。迷ったら「卒検までに学科はあと何時限ですか」と聞いてみてください。

通いだと学科の時間割と自分の予定が合わず、なかなか進まないこともありますよね。学科と技能をまとめて進めたい人は、車校や合宿免許の探し方も知っておくと選択肢が広がります。

車校・合宿免許さがし(PR)

自分に合う車校を探すなら、通いと合宿の両方から

家や学校からの通いやすさ、予約の取りやすさ、まとまった休みで集中して取る合宿免許など、車校の選び方はいくつかあります。地域や日程から車校を探して、自分に合う通い方を比べてみてください。

無料車校・合宿免許を探す

教習の内容・料金・日程は各教習所の案内でご確認ください。

よくある質問

車校の学科とは何をするのですか?

交通のルールや、安全な運転に必要な知識を学ぶ教習です。普通免許の場合、学科(一)が10時限、学科(二)が16時限あります。

車校の第一段階の学科は何時限ですか?

第一段階で受ける学科(一)は、普通免許で10時限です。第二段階の技能と修了検定に進む前に、全部終えておく必要があります。

学科は技能より先に全部受けたほうがいいですか?

全部を先に受ける必要はありませんが、学科(一)は仮免の前に終えておく必要があります。経路の設計や高速道路の学科のように、決まった技能の前に受けるものもあります。

学科の授業はオンラインでも受けられますか?

車校によっては、学科の一部をオンラインで受けられることがあります。受けられる時限や本人確認のやり方は車校ごとに違うので、入校の時の案内で確かめてください。

学科の授業を受け忘れたらどうなりますか?

受けていない時限は、あとで受け直せば大丈夫です。ただ、卒業検定の前には学科を全部終えておく必要があるので、残りを早めに確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 車校の学科は学科(一)10時限と学科(二)16時限の合計26時限
  • 学科(一)を終えないと、第二段階の技能と修了検定に進めない
  • 自主経路や高速道路の技能の前に受けておく学科(二)がある
  • 学科の内容は教則がもとで、仮免と本免の学科試験に出る
  • 技能の予約が取れない日に学科を入れると、期限内に進めやすい

車校全体の流れは車校とは?自動車学校で免許を取る流れで確かめられます。

車校ガイド

車校ガイド 編集部

車校(自動車学校・指定自動車教習所)の選び方や申し込み・入校準備から、学科・技能教習、効果測定・検定、卒業後の本免試験までを、これから通う人と通っている人が落ち着いて準備できるように整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次