車校の無線とは?教官が乗らない無線教習の流れと注意点

車校の無線教習を紹介する記事のアイキャッチ。コースを走る教習車

当サイトの記事は編集部が法令・警察庁や都道府県警察などの公的機関の情報、業界団体の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に合宿免許・車校探しのサービスへの案内(広告)を含みます。

次の技能の予約に「無線」と書いてあって、『え、一人で乗るの?』と固まってしまった方も多いはずです。

結論から言うと、車校の無線とは、教習指導員が車の外から無線で指示を出し、教習生が一人でコースを走る第一段階の技能教習です。規則で時限数に上限があり、受けるのはコースの中だけなので、必要以上に怖がらなくて大丈夫ですよ。

この記事では、無線教習の決まりと、当日の指示の受け方、困った時の動き方をお伝えしますね。

目次

車校の無線とは?教官が乗らない技能教習のこと

先に結論

車校の無線教習とは、内閣総理大臣が指定する「無線指導装置」を使って行う技能教習です。指導員は車に乗らず、無線で声をかけながら教えてくれます。

ふだんの技能教習は、助手席に指導員が座っていますよね。無線教習では、その助手席が空いていて、車内のスピーカーから指示が聞こえてくる形になります。

道路交通法施行規則では、無線指導装置を「内閣総理大臣が指定する無線指導装置」としています。決まった装置を使うことで、同乗している時と同じような教習ができるようになっているんです。

比べることふだんの技能教習無線教習
指導員の位置助手席に乗っている車の外から無線で指示
走る場所第一段階はコース、第二段階は路上第一段階のコースの中
補助ブレーキ指導員が使える指導員はその場で踏めない
指示の伝わり方横から声と身ぶりスピーカーからの声だけ
時限数の上限決まった時限数の大部分普通免許で3時限まで

自車校の無線も同じ決まり

「自車校の無線とは何?」と聞かれても、答えは同じです。呼び方が地域で違うだけで、指定自動車教習所の規則はどこでも変わりません。

ただ、無線教習を何時限目に入れるのか、そもそも組むのかどうかは、車校の運用によって違います。予約画面に出てきたら、その車校の案内で中身を確かめておきましょう。

どの段階で何時限まで?規則で決まっていること

ここでの結論

普通免許の無線教習は、第一段階(基本操作及び基本走行)だけで、3時限までです。内容も、交差点の通行など同乗教習と同じ効果がある項目に限られます。

『無線ってずっと続くの?』と心配になりますよね。実は、無線教習は規則で上限が決まっていて、ほんの一部だけなんです。限られた時間だからこそ、一人で判断する感覚をつかむ練習として組まれていると考えてみてください。

道路交通法施行規則では、普通免許の基本操作及び基本走行で、無線指導装置による教習は3時限までとされています。指定自動車教習所の教習の基準を定めた規則でも、内容は交差点の通行などで、同乗教習と同じ効果があるものに限るとされています。

決まり内容出典
受ける段階第一段階だけ道路交通法施行規則
時限数3時限まで道路交通法施行規則
内容交差点の通行などに限る教習の基準の細目に関する規則
1時限の長さ50分道路交通法施行規則の別表
第一段階の1日の技能2時限まで道路交通法施行規則

普通免許のAT限定なら、第一段階の技能は12時限です。そのうち多くても3時限なので、残りは指導員が隣に乗る教習になります。第一段階の全体の流れは車校の第一段階とはで紹介しています。

無線教習は第二段階には出てこない

第二段階の技能は、施行規則で原則として道路で行うとされています。無線教習が第一段階だけなのは、コースの中で安全に練習できる範囲に限っているから、と考えると分かりやすいですね。

第二段階で何人かと一緒に乗る教習は「複数教習」と呼ばれる別のものです。気になる方は車校のセット教習とはを見てみてください。

無線教習の決まりを段階・時限数・内容の3つで示した図解

無線教習の当日の流れと、指示の受け方

ここでの結論

指示は「聞いてから動く」が基本です。分からない指示があっても、慌てて動かずに止まって待てば大丈夫です。

無線教習の当日は、最初に指導員から説明があることが多いです。走る順路や、指示の出し方、困った時の合図などを聞いてから車に乗ります。

『乗る時の順番を忘れたらどうしよう』という不安もありますよね。乗る前の確かめ方は、ふだんの技能と同じです。

当日の流れの一例
  1. 集合して、その日に走る順路と指示の出し方の説明を聞く
  2. 車の周りを確かめてから乗り、ドアを閉める
  3. 座席とミラーを合わせ、シートベルトを締める
  4. 無線の声が聞こえるかを確かめてから発進の合図を待つ
  5. 指示を聞きながら、コースを決められた周回だけ走る
  6. 終わったら決められた場所に止め、振り返りを聞く

指示の受け方:聞き取れない時は止まって待つ

スピーカーからの指示は、「次の交差点を左に曲がります」のように、少し前のタイミングで出ることが多いです。指示を聞き終えてから、合図やミラーの確認に移ると慌てずにすみます。

聞き取れなかった時に、勘で曲がってしまうのがいちばん困るパターンです。安全な所で速度を落とすか止まって、次の指示を待ってみてください。

指示を受ける時に意識したいこと
  • 指示を最後まで聞いてから動く
  • 曲がる前の合図とミラーの確認は、ふだんどおりに行う
  • 聞き取れない時は、安全な所で止まって次の指示を待つ
  • 指導員から見える位置で、ゆっくり走る

乗る前の順番を忘れそうな時

『初めての無線で緊張して、乗る時の順番が飛んでしまった』という相談もありました。一人だと、横から「ミラーは?」と声をかけてもらえないので、順番を自分で思い出す必要があるんです。

交通の方法に関する教則では、車に乗る前に前後に人がいないか、車の下に子どもがいないかを確かめるよう書かれています。発進の前には合図をして、もう一度ミラーなどで安全を確かめることも書かれていますよ。

順番やること声に出して確かめる例
乗る前車の前後と下を見る「前よし、後ろよし」
乗ったらドアを閉めて座席を合わせる「座席よし」
走る前ミラーを合わせてシートベルトを締める「ミラーよし、ベルトよし」
発進の時合図を出し、もう一度周りを見る「右後ろよし」

小さく声に出しながら確かめると、緊張していても順番が抜けにくくなります。指導員に聞こえても恥ずかしいことではないので、試してみてください。

困った時はどう動く?脱輪や道に迷った時

ここでの結論

困った時の基本は「止まる」です。指導員は無線で状況を聞き、必要ならそばに来てくれます。具体的な合図や手順は、その車校の説明に従ってください。

『脱輪したら、一人でどうしたらいいの?』という相談は知恵袋にもありました。ここがいちばん怖いところですよね。

一人で乗っていても、指導員はずっとコースの様子を見ています。乗り上げや脱輪をした時は、まずブレーキを踏んで止まり、指示を待つのが基本です。

困ったことまずやることそのあと
縁石に乗り上げたブレーキを踏んで止まる無線の指示どおりに戻す
道を間違えた安全な所で速度を落とす指示どおりの順路に戻る
指示が聞こえない安全な所で止まる決められた合図で知らせる
エンストしたブレーキを踏んだまま落ち着く手順どおりにかけ直す
よくある失敗

脱輪した時に、焦って勢いよくハンドルを回したりアクセルを踏んだりすることです。止まってから指示を待つほうが、結果的に早く戻れますよ。

他の車を巻き込まないか不安な時

『自分はいいけど、他の人を巻き込まないか心配』という声もありました。そう感じるのは、まわりをよく見ようとしている証拠です。

コースの中では、ほかの教習車も同じように速度を落として走っています。前の車との距離を広めに取り、交差点では一度止まるくらいの気持ちで走れば十分ですよ。

よくある相談:無線教習が怖い・無線がない人へ

ここでの結論

知恵袋では「怖すぎる」「無線なしは下手ということ?」「コースを覚えないといけない?」という相談が多く見られました。どれも一人で抱えなくていい悩みです。

無線教習が怖すぎる

閲覧がいちばん多かったのは、『無線教習って怖すぎませんか』という相談でした。助手席が空いているだけで、一気に不安になりますよね。

ただ、無線教習はコースの中で、決まった項目だけを走る教習です。速度も第一段階の範囲なので、ふだんの技能でやったことを一人でくり返す時間だと考えてみてください。

無線なしで第二段階に進むのは下手だから?

『無線をやらずに第二段階へ進むのは、運転が下手ってこと?』という相談も多く見られました。結論から言うと、そう決めつける必要はありません。

規則で決まっているのは「3時限まで」という上限で、何時限受けるかは書かれていません。『次の無線は同乗にしよう』と言われた時も、車校の組み方や、その日の練習内容の都合で変わることがあります。

気になる時は「次に練習しておくといいことはありますか」と指導員に聞いてみましょう。理由が分かれば、余計な心配をしなくてすみますよ。

コースを覚えておかないとダメ?

『無線の前に、コースを全部覚えておかないといけないの?』という相談もありました。指示は無線で出るので、丸暗記まではいらないことが多いです。

それでも、前の時限で走った順路をざっと思い出しておくと、気持ちに余裕が出ます。「最初の交差点は左、次はS字」くらいで十分です。

無線教習が取り消しになって予約が取れない

『無線教習が取り消しになり、次の予約を探したら1か月先まで埋まっていた』という相談もありました。せっかく予定を空けていたのに、がっかりしますよね。

こんな時は、空き枠を探し続けるだけでなく、受付に事情を話して相談してみましょう。キャンセル待ちの仕組みがあるか、別の時間帯なら空いているかを聞くだけでも、次の一手が見えてきます。

受付で聞いておきたいこと
  • 取り消しになった時限の扱いを確かめる
  • キャンセル待ちができるかを聞く
  • 空きが出やすい曜日や時間帯を聞く
  • 教習の期限までの残りを確かめる

予約の取り方のコツは車校の予約が取れない時はでまとめています。普通免許の教習は施行規則で9か月以内に終えるとされているので、期限も一緒に見ておくと安心です。

1日に受けられる数

『無線だと1日1時限しか取れないの?』という相談もありました。規則上、第一段階の技能は1日2時限までです。無線教習の予約の取り方は車校の決まりによるので、受付で確かめてください。

予約が思うように入らず、通い方を見直したくなる人もいますよね。日程を組み直したい時は、車校や合宿免許の探し方も知っておくと選択肢が広がります。

車校・合宿免許さがし(PR)

自分に合う車校を探すなら、通いと合宿の両方から

家や学校からの通いやすさ、予約の取りやすさ、まとまった休みで集中して取る合宿免許など、車校の選び方はいくつかあります。地域や日程から車校を探して、自分に合う通い方を比べてみてください。

無料車校・合宿免許を探す

教習の内容・料金・日程は各教習所の案内でご確認ください。

無線教習で困った時に、止まって指示を待つまでの順番を示した図解

よくある質問

車校の無線教習とは何ですか?

指導員が車に乗らず、無線指導装置を使って外から指示を出す技能教習です。普通免許では第一段階のコースの中だけで行います。

無線教習は何時限ありますか?

道路交通法施行規則では、普通免許の第一段階で3時限までとされています。実際に何時限組むかは車校によって違います。

無線で失敗したら教習のやり直しになりますか?

時限の扱いは、その時限の内容がどこまで身についたかで指導員が判断します。失敗した場面を振り返りで聞いておくと、次の時限で取り返しやすいですよ。

無線教習でも検定のように点数を引かれますか?

無線教習は検定ではなく、技能を身につけるための教習の時限です。点数を気にするより、指示を聞いてから動く練習の時間と考えてみてください。

無線教習がないまま修了検定を受けることはありますか?

規則は上限を決めているだけなので、無線教習を組まない車校や場合もあります。自分の教習の予定は、教習原簿や車校の案内で確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • 車校の無線とは、指導員が車の外から無線で指示を出す技能教習
  • 普通免許では第一段階だけで、3時限まで
  • 内容は交差点の通行など、同乗教習と同じ効果がある項目に限られる
  • 指示は最後まで聞いてから動き、困った時は止まって待つ
  • 無線がない、同乗に戻ることは、下手だという意味とは限らない

車校全体の流れは車校とは?自動車学校で免許を取る流れで確かめられます。

車校ガイド

車校ガイド 編集部

車校(自動車学校・指定自動車教習所)の選び方や申し込み・入校準備から、学科・技能教習、効果測定・検定、卒業後の本免試験までを、これから通う人と通っている人が落ち着いて準備できるように整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次