車校でバイクの免許を取るには|普通二輪・小型の教習と年齢

車校でバイクの免許を取る時の年齢と教習の時限数を紹介する記事のアイキャッチ。二輪の教習コースとヘルメット

当サイトの記事は編集部が法令・警察庁や都道府県警察などの公的機関の情報、業界団体の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に合宿免許・車校探しのサービスへの案内(広告)を含みます。

『車校でバイクの免許も取れるの?』『何歳から通えるの?』と気になっていませんか。車の免許とは別の教習なので、何から調べればいいか迷いますよね。

結論から言うと、車校(指定自動車教習所)では、二輪の教習をしている所なら普通二輪や小型限定、大型二輪の免許を取れます。普通二輪は16歳から、大型二輪は18歳からで、車の免許を持っていると学科の時限がぐっと少なくなります。

この記事を読めば、バイクの免許の種類ごとの年齢と時限数、四輪の教習との違い、申し込む前に確かめることが分かります。

目次

車校でバイクの免許は取れる?

先に結論

二輪の教習をしている指定自動車教習所なら、普通二輪・小型限定普通二輪・大型二輪などの免許を目指せます。ただ、すべての車校が二輪の教習をしているわけではないので、まず候補の車校が二輪を扱っているかを確かめましょう。

バイクの免許というと、試験場で受けるイメージがある方もいるかもしれません。実は、指定自動車教習所で二輪の教習を受けて卒業すれば、四輪と同じように試験場での技能試験が免除されるんです。

全日本指定自動車教習所協会連合会の令和5年度の事業報告では、令和5年中に会員教習所を卒業した人のうち、二輪は25万661人でした。車校で二輪の免許を取る人は、決して少なくありません。

バイクの免許の種類

車校で取れる主なバイクの免許を、表にまとめてみました。

免許の種類どんな免許か取れる年齢
普通二輪一般に「中型」と呼ばれることもある二輪の免許16歳から
小型限定普通二輪普通二輪のうち、小さめのバイクに限った免許16歳から(普通二輪の一種)
AT限定(普通二輪・小型)クラッチ操作のないスクーターなどに限った免許16歳から
大型二輪大きいバイクにも乗れる免許18歳から

年齢は道路交通法で決まっていて、普通二輪免許は16歳に満たない人、大型二輪免許は18歳に満たない人には与えないとされています。小型限定やAT限定は、普通二輪免許に条件が付いたものです。

指定教習所かどうかも見ておく

技能試験が免除されるのは、公安委員会の指定を受けた教習所を卒業した場合です。車校のサイトや看板に「○○県公安委員会指定」の表示があるかを見ておきましょう。

二輪の教習だけをしている教習所もあります。全日本指定自動車教習所協会連合会の説明では、指定教習所のコースの広さにも基準があり、二輪の専門の教習所には四輪とは別の基準が決められています。

原付と車校の関係

『原付も車校で取るの?』という方もいますよね。原付の免許の取り方は、ここで紹介している二輪の教習とは別の手続きになるので、住所地の都道府県警察の案内で確かめてみてください。

原付で走れる速さも、施行令で一般道路の最高速度が時速30kmと決まっています。走れる速さの違いなどから、小型限定やAT限定の普通二輪を考える方もいます。

四輪と二輪の教習を比べてみる

先に結論

四輪と二輪では、取れる年齢・時限数・仮免の有無・持ち物が違います。とくに二輪には仮免許がなく、場内で練習を重ねて検定を受けるのが大きな違いです。

車の教習と同じ感覚でいると、思わぬところで戸惑うこともあります。四輪と二輪の違いを、4つの軸で表にしました。

四輪と二輪の教習を年齢・時限数・仮免の有無・持ち物の4つで比べた図解
比べる軸普通車(四輪・AT限定)普通二輪(MT・免許なし)
年齢仮免は17歳6か月から、免許の交付は18歳から16歳から
技能教習の時限数31時限(第一段階12・第二段階19)19時限(第一段階9・第二段階10)
学科教習の時限数26時限26時限
仮免許ある(修了検定と仮免の学科試験のあと路上へ)ない
持ち物の例運転しやすい靴や服装ヘルメット・グローブ・肌の出にくい服装など(貸し出しの有無は車校ごと)

時限数は、道路交通法施行規則の別表で決まった最低限の基準です。1時限は50分で、上達の様子に応じて延長されることがあります。

仮免許がないってどういうこと?

道路交通法では、仮免許は大型・中型・準中型・普通自動車の4種類だけです。二輪には仮免許がありません。

そのため、二輪の教習には、四輪のような「仮免の学科試験に受かってから路上へ」という区切りがありません。教習の中身や検定の進み方は車校の案内で確かめてみてください。

教習の進み方の違い

二輪の教習も、四輪と同じく第一段階(基本操作及び基本走行)と第二段階(応用走行)に分かれています。最初は発進や停止、低い速さでのバランスの取り方など、基本の操作から練習していきます。

最後は卒業検定に合格すると卒業証明書が出て、住所地の試験場で手続きを進めます。卒業証明書は、卒業検定を受けた日から1年以内に使う必要があります。

持ち物と服装

ヘルメットやグローブ、プロテクターを貸し出してくれるか、自分で用意するかは車校によって違います。服装の決まりも車校ごとなので、入校の前に案内を見ておきましょう。

二輪の教習の前に確かめたいこと
  • ヘルメットやグローブは貸し出しか、持参か
  • 服装や靴の決まりはあるか
  • 雨の日の教習はどうなるか
  • 教習車の種類(MT・AT・小型など)は何があるか
二輪の教習の前にヘルメットとグローブを用意した教習所の待合スペースの写真

服装の考え方は車校の服装と靴も参考にしてみてください。

バイクの免許ごとの時限数

先に結論

バイクの教習の時限数は、取る免許の種類と、今持っている免許で変わります。車の免許を持っている人は、学科教習が1時限になり、技能教習も少し短くなります。

『自分の場合は何時限なの?』という方のために、道路交通法施行規則の別表をもとに主な組み合わせを表にしました。

取る免許今持っている免許技能教習(第一段階+第二段階)学科教習
普通二輪(MT)なし9+10=19時限26時限
普通二輪(MT)普通免許など9+8=17時限1時限
AT普通二輪なし5+10=15時限26時限
AT普通二輪普通免許など5+8=13時限1時限
小型限定普通二輪なし6+6=12時限26時限
AT小型限定普通二輪なし3+6=9時限26時限
AT小型限定普通二輪普通免許など3+5=8時限1時限
大型二輪(MT)なし16+20=36時限26時限
大型二輪(MT)普通二輪5+7=12時限なし
車の免許を持っている時と持っていない時の普通二輪の教習時限数の違いを示した図解

「普通免許など」は、大型・中型・準中型・普通の免許や、それぞれの二種免許を持っている場合です。車の免許を持っていると、学科の多くはすでに学んだ扱いになるので、残りは1時限になります。

MTとAT限定、どちらで取る?

普通二輪では、MTとAT限定で技能教習の時限数が違います。免許なしの場合、MTは19時限、AT限定は15時限で、差は第一段階の4時限です。

スクーターだけに乗る予定ならAT限定、クラッチ操作のあるバイクにも乗りたいならMTと考えると選びやすくなります。あとからAT限定を外す道もあるので、今乗りたいバイクで決めて大丈夫です。

乗りたいバイクの例考えやすい免許
街乗りの小さめのスクーターAT小型限定普通二輪
小さめのMTのバイク小型限定普通二輪
中くらいのスクーターAT普通二輪
中くらいのMTのバイク普通二輪
大きいバイク大型二輪(18歳から)

第二段階の一部はシミュレーター

規則では、二輪の応用走行(第二段階)のうち2時限は、運転シミュレーターを使って行うことになっています。普通二輪を持っている人が大型二輪を取る場合は1時限です。

シミュレーターでは、実際の道路では練習しにくい危ない場面を、安全に体験できます。シミュレーター教習のくわしい話は車校のシミュレーター教習とは?で紹介しています。

学科で学ぶ二輪ならではのこと

国家公安委員会の「指定自動車教習所等の教習の基準の細目に関する規則」では、二輪の学科(二)で、危険の予測と「二人乗り運転に関する知識」の教習を1時限行うことになっています。バイクならではの内容も学ぶんですね。

補足

二輪の教習も、道路交通法施行規則で9か月以内に修了することになっています。通える日が少ない方は、この期限の中で無理なく通えるかを入校前に考えておきましょう。期限の考え方は車校の期限は9か月で紹介しています。

車とバイクを一緒に取る時の考え方

先に結論

車とバイクの免許を同じ車校で同時に取ることもできますが、警察庁の「教習の標準」では、普通免許と普通二輪の第一段階どうしなら、合わせて1日2時限までとされています。先に車を取ってからバイクに進むと、学科が1時限ですむという考え方もあります。

『どうせなら車とバイクを一緒に取りたい』と考える方も多いですよね。一緒に取る方法と、順番に取る方法の違いを比べてみました。

同時に取る良い所
  • 一度の入校で両方の教習を進められる
  • 通う期間をまとめやすい
  • 交通の決まりを一度に学べる
同時に取る時に気をつけたい所
  • 第一段階どうしは合わせて1日2時限まで
  • 予約の組み方がむずかしくなりやすい
  • どちらも9か月以内に修了する必要がある

大型二輪を目指す時

大型二輪は18歳から取れる免許です。免許を何も持っていない状態から取ると技能教習は36時限ですが、普通二輪を持っていれば12時限で、学科教習はありません。

『いきなり大型を取るか、普通二輪から段階を踏むか』で迷う方もいますよね。年齢や、いつ大きいバイクに乗りたいかを考えて、自分に合う順番を選んでみてください。

先に車、あとからバイクという順番

先に普通免許を取ってから普通二輪に進むと、二輪の学科教習は1時限、技能教習も第二段階が少し短くなります。車の免許で交通の決まりを学んでいるぶん、バイクの教習に集中しやすいんです。

一方で、16歳から取れるバイクの免許を先に取る方もいます。どちらが合うかは、年齢と、いつどんな乗り物に乗りたいかで考えてみてください。

高校生がバイクの免許を考える時

高校生の場合は、学校の決まりで免許を取ることが認められているかを先に確かめておきましょう。文部科学省は、在学中の運転免許の取得を認めるかどうかは、最終的に校長が判断する事柄だとしています。

高校生のうちにバイクの免許を取りたい時は、家族にも相談しておきましょう。入校の手続きや支払いで、家族の協力が必要になることも多いからです。

「16歳になったら普通二輪のAT限定を取りたい。学校の決まりは確かめたよ」のように、取りたい免許と調べたことを具体的に伝えると話が進みやすくなります。

車の免許の年齢は車校は何歳から通える?で紹介しています。

バイクの免許の値段と車校選び

先に結論

バイクの教習の値段は、取る免許の種類と、今持っている免許で変わります。時限数が少ないほど教習料金も変わってくるので、候補の車校の料金表で自分の組み合わせの料金を確かめてみてください。

『バイクの車校の値段はいくら?』と気になりますよね。総務省統計局の小売物価統計調査で調べられているのは、AT限定の普通車の一般コースの値段で、バイクの教習の公的な料金データは見当たりませんでした。

そのため、値段は候補の車校の料金表で確かめるのがいちばん確実です。指定教習所は、コース別の教習料金と別途必要な料金をはっきり表示することになっています。

料金表で見たいこと理由
今持っている免許ごとの料金車の免許の有無で時限数が変わるため
補習や再検定の料金延びた時に値段が増えるため
ヘルメットなどの貸し出し料金用品を自分で用意するかで変わるため
AT限定解除の料金あとからMTに乗りたくなった時のため

料金表の読み方は車校の値段はいくら?でくわしく紹介しています。

窓口では、例えばこんなふうに聞いてみてください。

「普通免許を持っているのですが、普通二輪のAT限定だと料金はいくらですか?」

「ヘルメットやグローブは借りられますか?借りる時に料金はかかりますか?」

よくある失敗

四輪のコースの料金だけを見て、二輪も同じくらいだろうと思い込むパターンです。二輪は取る免許と持っている免許の組み合わせで料金が変わるので、自分の組み合わせの欄を見て確かめましょう。

AT限定からの限定解除

スクーターに乗りたくてAT限定で取ったあと、MTのバイクにも乗りたくなることもありますよね。警察庁の「教習の標準」では、AT普通二輪から普通二輪への限定解除は5時限以上(小型限定普通二輪を受けていた場合は3時限以上)の教習とされています。

AT大型二輪から大型二輪への限定解除は8時限以上(普通二輪か小型限定普通二輪を受けていた場合は5時限以上)です。

二輪の教習がある車校を探す

二輪の教習をしているかどうかは、車校のサイトや料金表のコース一覧で確かめられます。近くの車校を比べる方法は車校の選び方で紹介しています。

近くの車校で通うか、まとまった休みに合宿で取るかでも、通いやすさは変わります。車やバイクの免許を取れる車校を探したい方は、下の案内も参考にしてみてください。

車校・合宿免許さがし(PR)

自分に合う車校を探すなら、通いと合宿の両方から

家や学校からの通いやすさ、予約の取りやすさ、まとまった休みで集中して取る合宿免許など、車校の選び方はいくつかあります。地域や日程から車校を探して、自分に合う通い方を比べてみてください。

無料車校・合宿免許を探す

教習の内容・料金・日程は各教習所の案内でご確認ください。

車校のバイクでよくある相談

先に結論

よく見かけるのは「車とバイクを同時に取りたい」「自転車が苦手でもバイクの免許は取れるか」「大学生がバイクの免許を取る順番」の3つです。どれも、時限数と自分の予定を照らし合わせると考えやすくなります。

知恵袋などでよく見かける、バイクの免許についての相談を取り上げます。

相談1:普通二輪と普通車(MT)を同時に取りたい

バイク(普通二輪)と車(普通MT)の免許を同時に取ろうと考えているという相談です。

先ほどのとおり、第一段階どうしは合わせて1日2時限までなので、思ったより日数がかかることもあります。同じ車校で両方の教習を受けられるか、予約をどう組めばいいかを、申し込みの時に聞いておきましょう。

「車とバイクを同時に進めたいのですが、予約はどう入れればいいですか?」と聞いてみると、その車校での進め方が分かります。

相談2:自転車に乗れないけど、バイクの免許は取れる?

自転車に乗れないけれど、高校生になったらバイクの免許を取りたいという相談です。『バランスを取るのが苦手だから不安…』という気持ち、よく分かります。

教習は、基本の操作からひとつずつ進みます。時限数は上達の様子に応じて延長されることになっているので、最初はうまくいかなくても大丈夫です。

不安な時は、入校の前に車校へ相談してみてください。AT限定や小型限定など、取る免許の種類を選ぶことで気持ちが楽になる方もいます。

相談3:大学生でバイクに乗りたい、取り方のアドバイスがほしい

大学生でバイクに乗りたいけれど、どう取ればいいか教えてほしいという相談です。

まずは、乗りたいバイクの大きさと、AT(スクーター)かMTかを決めると、取る免許の種類が決まります。そのうえで、二輪の教習がある車校を探し、料金表と予約の取り方を比べてみてください。

車の免許をすでに持っている方は、学科が1時限ですむので、長い休みの間に進めやすくなります。

まだ車の免許を持っていない方は、車とバイクのどちらを先に取るかも考えどころです。先に車を取ればバイクの学科が短くなり、先にバイクを取ればすぐに乗り始められます。

よくある質問

車校でバイクの免許は何歳から取れますか?

普通二輪(小型限定・AT限定を含む)は16歳から、大型二輪は18歳からです。道路交通法でこの年齢に満たない人には免許を与えないとされています。

車の免許を持っていると、バイクの教習は短くなりますか?

短くなります。例えば普通二輪(MT)の場合、免許なしなら技能19時限・学科26時限ですが、普通免許などを持っていると技能17時限・学科1時限です。

バイクの教習にも仮免許はありますか?

ありません。道路交通法で仮免許があるのは大型・中型・準中型・普通自動車の4種類だけです。

バイクの教習にも期限はありますか?

あります。道路交通法施行規則では、普通二輪・大型二輪の教習も9か月以内に修了することになっています。

原付の免許も車校で取れますか?

原付の免許の取り方は、ここで紹介した二輪の教習とは別の手続きです。住所地の都道府県警察の案内で確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 二輪の教習がある車校なら、普通二輪・小型限定・大型二輪などの免許を目指せる
  • 普通二輪は16歳から、大型二輪は18歳から
  • 二輪には仮免許がなく、第二段階の一部はシミュレーターで教習する
  • 車の免許を持っていると、二輪の学科は1時限になり技能も短くなる
  • 値段は取る免許と持っている免許で変わるので、候補の車校の料金表で確かめる

バイクの免許は、乗りたいバイクと今の免許が分かれば、何を選べばいいかがはっきりします。気になる車校が見つかったら、二輪の教習の中身を聞くところから始めてみてください。

車校ガイド

車校ガイド 編集部

車校(自動車学校・指定自動車教習所)の選び方や申し込み・入校準備から、学科・技能教習、効果測定・検定、卒業後の本免試験までを、これから通う人と通っている人が落ち着いて準備できるように整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次