車校の学科の勉強法|教科書・アプリの使い方と覚え方

車校の学科の勉強法を紹介する記事のアイキャッチ。学科教室の机に教本と筆記用具が並ぶ

当サイトの記事は編集部が法令・警察庁や都道府県警察などの公的機関の情報、業界団体の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に合宿免許・車校探しのサービスへの案内(広告)を含みます。

車校に通い始めると、学科の勉強をどう進めればいいか迷いますよね。『教科書は分厚いし、問題集もアプリもあって、何から手をつければいいの?』という方も多いはずです。

結論から言うと、車校の勉強は道具を時期ごとに使い分けるだけで、ぐっと楽になります。最初は教科書、慣れてきたら問題、試験の前は時間を計って通しで解く、という順番です。

この記事を読めば、今日から何をどれだけやればいいかがはっきりしますよ。

目次

車校の勉強は何のため?ゴールを先に知っておこう

先に結論

車校の学科の勉強は、仮免の学科試験と、卒業後に試験場で受ける本免の学科試験に受かるためのものです。どちらも〇×で答える問題で、9割以上の正解が必要です。

車校(自車校とも呼ばれます)の学科は、受けるだけで終わりではありません。最後に試験があるので、勉強のゴールを先に知っておくと迷いが減ります。

警察庁の学科試験の通達では、仮免の学科試験は文章問題50問・30分とされています。本免の学科試験は、文章問題90問とイラスト問題5問で、時間は50分です。

試験問題時間合格の基準
仮免の学科試験文章問題50問(イラスト問題なし)30分9割以上(45問以上の正解)
本免の学科試験文章問題90問+イラスト問題5問50分100点満点で90点以上

合格の基準は、道路交通法施行規則で9割以上と決められています。『9割って、ほとんど間違えられないじゃん』と思いますよね。

ただ、出題の元はちゃんと決まっています。どちらの試験も、国家公安委員会が作る「交通の方法に関する教則」の範囲から出るんです。

車校の教科書は教則がもとになっている

車校で配られる教科書(教本)は、この教則の内容に沿って作られています。だから、教科書を読むことがそのまま試験の範囲を読むことになるんです。

『問題集だけやっていれば大丈夫でしょ』と思う方もいるかもしれません。でも、答えの理由が書いてあるのは教科書の方なんです。

教科書の版に気をつけたいこと

道路交通法施行令の改正で、中央線などがない一般道路の法定速度は令和8年9月1日から時速30キロメートルになりました。発行の時期によっては、教科書に改正前の書き方が残っていることもあります。気になる所は車校の指導員に聞いてみてください。

道具は3つ|時期ごとの使い分け表

ここでの結論

車校の勉強道具は「教科書」「教習所の学習システム」「問題アプリや問題集」の3つに分けて考えると分かりやすいです。時期によって主役を入れ替えるのがコツです。

勉強の道具がいくつもあると、どれも中途半端になりがちですよね。ここでは道具ごとの役割を分けてみました。

道具得意なこと苦手なこと
教科書(教本)答えの理由が分かる。標識の一覧がある読むだけだと覚えたか分からない
教習所の学習システム車校の効果測定の前に、範囲ごとに練習しやすい使える範囲や期間は車校ごとに違う
問題アプリ・問題集すき間時間にたくさん解ける答えだけ覚えてしまいやすい

学習システムがあるかどうか、スマホで使えるかどうかは車校によって違います。入校の時の案内や受付で確かめておきましょう。

時期ごとに主役を入れ替える

道具の役割が分かったら、次は使う時期です。入校前から本免までを並べると、次のようになります。

時期主役の道具やること
入校前〜入校直後教科書目次と標識のページをざっと眺める(予習)
第一段階の学科を受けている間教科書受けた学科の範囲をその日のうちに読み返す
仮免前の効果測定の前学習システム・問題アプリ範囲ごとに解いて、間違えた所を教科書で読む
仮免の学科試験の直前問題集50問を30分で解く練習をする
第二段階の学科を受けている間教科書新しく習った範囲を読み返す
卒業前の効果測定〜本免の前学習システム・問題集全範囲を通しで解き、イラスト問題にも慣れる
車校の勉強道具を時期ごとに使い分ける流れを示した図解

『入校前から勉強するの?』と驚くかもしれません。ここでの予習は、目次を眺めるくらいで十分なんです。

全体の地図が頭に入っていると、学科の授業で聞いた話が「あの章のことか」とつながりやすくなりますよ。

車校の教科書の読み方|予習と復習のやり方

ここでの結論

教科書は最初から最後まで通して読むより、「その日受けた学科の範囲」を当日に読み返す使い方がおすすめです。予習は軽く、復習はていねいに、が基本です。

教科書を開いたものの、数ページで眠くなった、という方もいますよね。教科書は小説のように頭から読むものではありません。

学科の授業を受けた日に、その範囲だけを読み返す。これをくり返すだけで、教科書1冊が自然に頭に入っていきます。

車校の勉強の仕方は「読む・解く・戻る」の3つだけ

車校の勉強の仕方を一言で言うと、「教科書を読む」「問題を解く」「間違えたら教科書に戻る」のくり返しです。むずかしい工夫は要りません。

『それだけで本当に覚えられるの?』と思いますよね。実は、この「戻る」が抜けている人がとても多いんです。

段階やること目安
読む受けた学科の範囲を教科書で読み返す学科を受けた日
解くその範囲の問題を学習システムや問題アプリで解く読んだ翌日まで
戻る間違えた問題の答えの理由を教科書で探す解いたその場で

例えば、駐車と停車の問題を間違えたら、その場で教科書の駐停車禁止の所を開きます。答えの根拠になる一文を見つけて、指でなぞるくらいの気持ちで読んでみてください。

この「根拠を探す」作業をすると、同じ範囲の別の問題にも強くなります。1問の答えを覚えるのではなく、ルールの文章ごと覚えられるからです。

学科の授業のあとに教本の範囲を読み返して印を付ける様子

予習は5分でいい

車校の予習は、次に受ける学科の項目名を見て、教科書のその章を眺めておくだけで十分です。太字や図だけ目で追っておくと、授業で「これ見たな」と思える所が増えます。

学科の前の予習
  1. 次に受ける学科の項目名を時間割で確かめる
  2. 教科書のその章を開いて見出しと太字を眺める
  3. 分からない言葉に印を付けておく
  4. 授業でその言葉が出たら説明をメモする

復習は「その日のうち」に

復習は、授業を受けた日のうちにやるのがいちばん効きます。翌日になると、授業で聞いた例え話を思い出しにくくなるんです。

例えば、夕方に学科を受けた日なら、帰りの電車で教科書のその章を読み返すだけでも違います。授業で指導員が強調していた所に線を引いておくと、試験の前に見返す場所がすぐ分かりますよ。

復習項目をメモにまとめておく

問題を解いて間違えた所は、「復習項目」として1行ずつメモにしておくのがおすすめです。ノートでもスマホのメモでもかまいません。

書く欄書き方の例
範囲駐車と停車
間違えた内容踏切の前後は何メートル以内が駐停車禁止か
正しい答えと理由10メートル以内。教科書の駐停車禁止の場所の所
見直した日2回目を解いた日に印を付ける

『メモを作るのは面倒…』と感じますよね。

ただ、試験の前に見返すのは、このメモだけで足ります。教科書を全部読み直すより、ずっと時間を節約できるんです。

車校の問題集とアプリの使い方

ここでの結論

問題集や問題アプリは、正解したかどうかより「なぜその答えになるか」を言えるかで使うのがコツです。答えの並びを覚えてしまうと、言い回しが変わった時に解けなくなります。

車校の問題集や問題アプリは、すき間時間に何問も解けるのが強みです。通学の電車や、技能の待ち時間にも使えますよね。

ただ、同じ問題をくり返していると、問題文を読む前に答えが浮かぶようになります。こうなると、点数は上がっても実力は伸びていないことがあるんです。

1問ごとに理由を言ってみる

問題を解いたら、答え合わせの時に理由を一言で言ってみてください。例えばこんな感じです。

「踏切の前後10メートル以内は駐停車禁止だから、この問題は×」

「進路変更の合図は約3秒前だから、この問題は〇」

理由が言えなかった問題は、正解していても印を付けておきましょう。たまたま当たった問題は、本番で外れやすいんです。

問題集・問題アプリのチェック
  • 解く前に問題文を最後まで読んでいる
  • 答え合わせで理由を一言で言えている
  • 理由が言えない問題に印を付けている
  • 印の問題を教科書で読み返している
  • 時々は時間を計って通しで解いている

自車校の問題集と市販の問題集はどう使い分ける?

自車校の問題集をもらった上で、市販の問題集も買うか迷う方もいますよね。まずは車校でもらった物を1冊やり切るのがおすすめです。

通っている車校で用意された物なので、学科の流れに沿って進めやすいからです。何冊も手を広げるより、1冊を理由まで言えるようにする方が力になります。

問題アプリを使う時の気をつけたいこと

問題アプリは手軽ですが、作られた時期によっては法改正の前の内容のままのこともあります。答えに迷う問題が出たら、教科書と車校の学習システムで確かめるようにしましょう。

よくある失敗

問題アプリで高得点が続いて安心し、教科書をまったく開かないまま試験を迎えることです。言い回しの違う問題が出ると、急に迷ってしまいます。間違えた問題だけでも教科書で確かめておきましょう。

効果測定がどんなテストかは、車校の効果測定とは?で詳しく紹介しています。

車校の標識と数字の覚え方

ここでの結論

標識は「種類の分け方」から覚えると、知らない標識でも意味の見当がつくようになります。数字は、似た数字をまとめて覚えるのがコツです。

学科の勉強で苦手な人が多いのが、標識と数字ですよね。『標識の数が多すぎて覚えられない』という声もよく聞きます。

ここでは、1つずつ丸暗記する前にやっておきたい整理の仕方を紹介します。

車校の標識はまず4つの種類で分ける

教則では、標識は本標識と補助標識に分かれ、本標識には規制標識・指示標識・警戒標識・案内標識の4種類があるとされています。まずはこの分け方を頭に入れてみてください。

種類役割教則に出てくる例
規制標識特定の交通方法を禁止したり、指定したりする自動車の通行を禁止する標識、最高速度の標識
指示標識できることや決められた場所を示す駐車可、横断歩道の場所を示す標識
警戒標識道路上の危険や注意する状況を前もって知らせる踏切あり、道路工事中
案内標識地点の名前、方面、距離を示す方面や距離の案内
補助標識本標識の意味を補う規制の時間・曜日・車の種類

道路の上に書かれた線や文字は「標示」と呼ばれ、規制標示と指示標示の2種類があります。標識と標示の言葉の違いも、問題でよく使われるので押さえておきましょう。

標識の一覧は、教則の付表「標識・標示の種類と意味」にまとまっています。教科書にも同じような一覧があるはずなので、種類ごとに色分けして見ると覚えやすいですよ。

数字は「同じ数字の仲間」でまとめる

駐車や停車を禁止する場所の距離は、数字ごとにまとめると一気に覚えられます。道路交通法の決まりを、数字の仲間で並べ直してみました。

数字駐車も停車も禁止の場所駐車が禁止の場所
1メートル以内なし火災報知機
3メートル以内なし駐車場や車庫などの自動車用の出入口
5メートル以内交差点・曲がり角・横断歩道・自転車横断帯道路工事の区域の端、消火栓など
10メートル以内踏切・安全地帯の左側・バス停の標示板なし

『5と10、どっちだっけ』と迷った時は、表の段ごとに思い出すと迷いが減ります。合図の時期(右左折は30メートル手前、進路変更は約3秒前)も、同じように表にしておくと便利です。

ひっかけの見抜き方は、車校の効果測定の問題|ひっかけの見抜き方でまとめています。

車校の勉強でよくある相談

ここでの結論

よく読まれている相談は「学科で当てられるのが不安」「問題集を解きまくれば受かるか」「問題集で高得点なのに自信がない」の3つです。どれも、勉強の中身を少し変えるだけで気持ちが楽になります。

Yahoo!知恵袋に寄せられた車校の勉強に関する相談から、よく読まれているものを選んで要約しました。

相談1:学科の授業で当てられたり、教科書を読まされたりしますか?

人前で話すのがとても苦手で、学科の授業で指名されるのが怖い、という相談です。とても多く読まれていました。

授業の進め方は指導員や車校によって違うので、当てられることがあるかは一概には言えません。もし当てられても、学科は試験の場ではないので、答えを間違えて困ることはありません。

不安が強い時は、受付や指導員に「人前で話すのが苦手です」と先に伝えておくのも一つの方法です。事前に教科書のその章を予習しておくと、当てられた時も落ち着いて答えやすくなりますよ。

相談2:車校の問題集を解きまくれば、本免にも受かりますか?

車校でもらった問題集や、車校で買った問題集をたくさん解けば、本免の学科試験に受かるか、という相談です。似た内容の相談がいくつも寄せられていました。

問題集を解くこと自体は、とても良い勉強です。ただ、本免の学科試験は試験場の問題なので、問題集と同じ問題が出るとは限りません。

大事なのは、問題集の答えを理由ごと言えるかどうかです。理由が言えれば、言い回しが変わっても解けるようになります。

本免にはイラスト問題が5問あります。イラスト問題は、3つの選択肢すべてを正しく答えた時だけ点が入ります。問題集のイラスト問題も、1問ずつていねいに解いておきましょう。

相談3:問題集では高得点なのに、本番に受かる気がしません

車校の問題集では毎回高い点を取れているのに、本番が近づくと不安でたまらない、という相談です。

ここまで準備できているなら、自信を持って大丈夫です。不安な時は、新しい問題に手を広げるより、これまでの復習項目のメモを見返してみてください。

前の日は、50問や95問を時間内に解く練習を1回だけやって、早めに休むのがおすすめです。焦って詰め込むより、落ち着いて問題文を読める状態で当日を迎える方が力を出せますよ。

生活に合わせた勉強時間の作り方

ここでの結論

長い時間をまとめて取るより、短い時間をこまめに使う方が続きます。自分の通い方に合わせて、勉強する場面を決めておきましょう。

『勉強しなきゃと思っても、時間がない』という方も多いですよね。車校の勉強は、1日にたくさんやるより、毎日少しずつの方が頭に残ります。

通い方勉強する場面の例
放課後に通う高校生学科の前後の待ち時間に、その日の範囲の問題を解く
授業の合間に通う大学生空きコマに教科書を読み、帰りに問題アプリを解く
平日の夜に通う社会人通勤の時間に問題アプリ、夜は復習項目のメモだけ見る
合宿で通っている人教習の空き時間に、宿で教科書と問題を交互に進める
通い方ごとに学科の勉強をする場面を並べた図解

どの通い方でも、「この場面では毎回これ」と決めすぎると続きません。できなかった日があっても、次の日に少しやれば十分ですよ。

学科の予約と勉強をセットで考える

学科は、決まった順番で受けておかないと技能が先に進めないことがあります。学科の時限数や順番は、車校の学科教習とは?で詳しく紹介しています。

『技能の予約が取れなくて、教習がなかなか進まない』という方もいますよね。通い方や時期を見直したい人、短い期間でまとめて取りたい人は、車校や合宿免許の探し方も知っておくと選択肢が広がります。

車校・合宿免許さがし(PR)

自分に合う車校を探すなら、通いと合宿の両方から

家や学校からの通いやすさ、予約の取りやすさ、まとまった休みで集中して取る合宿免許など、車校の選び方はいくつかあります。地域や日程から車校を探して、自分に合う通い方を比べてみてください。

無料車校・合宿免許を探す

教習の内容・料金・日程は各教習所の案内でご確認ください。

よくある質問

車校の教科書だけで学科試験に受かりますか?

教科書には試験の範囲がまとまっているので、勉強の中心になります。ただ、読むだけでは覚えたか分かりにくいので、問題集や問題アプリで確かめながら進めるのがおすすめです。

車校のアプリは何を使えばいいですか?

まずは車校が案内している学習システムがあるか確かめてください。効果測定の前の練習に使いやすいはずです。市販の問題アプリを使う時は、法改正の前の内容が残っていないか教科書と照らし合わせてみてください。

車校の予習はしないといけませんか?

予習をしないと学科を受けられない、ということはありません。次に受ける章の見出しと太字を5分ほど眺めておくだけで、授業の話が頭に入りやすくなります。

車校の標識がなかなか覚えられません。

まずは規制・指示・警戒・案内の4種類と、補助標識の役割を覚えてみてください。種類が分かると、形や色から意味の見当がつくようになります。そのあとで、間違えた標識だけを教科書の一覧で確かめていくと効率よく覚えられます。

車校の勉強は1日どれくらいすればいいですか?

決まった時間はありません。学科を受けた日にその範囲を読み返し、問題を数問解くくらいから始めてみてください。試験の前は、時間を計って通しで解く練習を入れておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • 車校の勉強のゴールは、仮免と本免の学科試験で9割以上の正解を取ること
  • 道具は教科書・教習所の学習システム・問題アプリの3つに分け、時期ごとに使い分ける
  • 予習は5分、復習はその日のうちに。間違えた所は復習項目のメモにする
  • 問題集は答えの理由を言えるかで使う
  • 標識は種類の分け方から、数字は同じ数字の仲間で覚える

車校に入ってから卒業までの全体の流れは、車校とは?でまとめています。

車校ガイド

車校ガイド 編集部

車校(自動車学校・指定自動車教習所)の選び方や申し込み・入校準備から、学科・技能教習、効果測定・検定、卒業後の本免試験までを、これから通う人と通っている人が落ち着いて準備できるように整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次